10月08日 京都NHKNEWSWEB
京都府内の農家や飲料メーカーなどが新たな特産品としてブランド化を進めているレモン、「京檸檬」の今年度の収穫量がこれまででもっとも多い5トンほどになる見通しとなり、関係者は将来的に京都をレモンの一大産地に育てたいと意気込んでいます。
府内各地で栽培される「京檸檬」は、実が黄色く色づく前に収穫するため、酸味が少なくすっきりとした味わいが特徴です。
府内の農家や飲料メーカーなどで作る協議会では、各地で増える耕作放棄地を活用して新たな特産品作りをしようと6年前から栽培に取り組んできましたが、今年度の収穫量が昨年度の1.6倍となる5トンほどとなり、これまででもっとも多くなる見通しとなったということです。
ただ、栽培に失敗した農家もあるということで、協議会では失敗事例と成功事例を細かく共有し、さらなる収穫量の増加を目指すということです。
協議会の発起人で、農作物の加工や販売を手がける会社の社長、河野聡さんは「最終的には30トン以上にまで生産量を増やし、京都をレモンの一大産地に育てていきたい」と意気込んでいます。