2024/08/31 読売新聞オンライン
イメージ/トイレカー
補正案2600万円 災害時の断水備え
御坊市は30日、災害に備え、「トイレカー」1台を導入すると発表した。断水が起こった時にも使えるトイレを確保する狙いがある。購入費約2600万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を9月6日開会の市議会定例会に提案する。
1月の能登半島地震の被災地を支援するために派遣された職員がトイレカーが活躍する様子を見たという。職員からの報告を基に、市はトイレカーが有効と判断し、導入を決めた。
財源には、実質7割を国が負担する「緊急防災・減災事業債」を活用する。
購入する車両には多目的トイレを含め、計5基程度を備え、障害者らも利用できるようにする想定だ。平時はイベントなどに利用する。
三浦源吾市長は「(災害時に)車両を持っているところが連携して助け合うこともできる」と述べた。