ようやく梅干しができました
今年は長梅雨で、土用の丑の日あたりで干すのが昔ながらの習わしだったのですが、本来、1年で最も日光が照って暑いこの時期は雨でした。
なので、8月に入って干すなど、本当に過去初めてでした。
天気が崩れず、きちんと干せて良かったです
梅干しは昔から「100の難を避ける」と言われています。
あるいは「3毒を絶つ」とも言われています。
水毒、食毒、血毒です。
近代の日本人は欧米をまねして多くの肉を食べるようになってしまいました。
そのため血液が酸性に傾き、カルシウム不足。
また、食品添加物が多く、それを排除するために肝臓も常にフル回転で働き、特にリン酸塩などはよけいカルシウムの吸収を防ぎます。
カルシウム不足はイライラ、精神不安定などになるわけですが、梅干しは強アルカリなので、血液を中和し、かつ毒を出し、かつ、腸内細菌を増やし、体をきれいにします。
まあ、そんなことは栄養学の話かもしれませんが、太陽の光をいっぱい浴びた梅干しを食べると、体が喜ぶのです
今や売っている梅干しでまとものものは、ほとんどありません。
本来、体を正すはずの梅干しが、調味液に漬けられて、ものによっては着色料や防腐剤が入ったおかしな食べ物になってしまっています。
また、減塩ブームで本来18%以上で漬ける梅干しが10%とか中には1桁の塩分の梅干しもあります。
まあ、好みと言えば好みですし、腎臓が弱い人は減塩を医師から指示されているから仕方ありませんが、本来は、しょっぱく漬けることで、100年たっても食べられるのが梅干しです。
そして、1年目、2年目、と時間がたつほどしょっぱさはまろやかになってきます
青梅ではなく黄色く完熟した梅干しを漬ければ、塩分が高くてもフルーティーで本当に美味しいんですよ
まあ、そんなこんなで、昔の人は、梅干しとらっきょうはどんなことがあっても漬けていたそうです。
夏の体の毒を出し、血液をきれいにし、強壮にもなる。
ということで、我が家でいえば、味噌、らっきょう、そして梅干しが3種の必須保存食なのです
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