半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

秋の畑

2019年11月02日 | 農的体験・生活

秋深まると雑草の伸びも無くていいですね~

基本的生活として、やはり畑があると無いとではどうも違うのは、日本人が農耕民族の歴史が長いからでしょうか?

畑が嫌いという人はあまり聞いた事がありません

(まあ、好きな人が農村に来るわけですが

 

この辺りは台風15号の影響がすさまじく、ビニールハウスがある農家さんは全部ズタボロにされました。

特に骨組みまでやられてしまった農家さんが多く、中には70歳を超しているので、これにて農家を廃業、なんていう悲しい現実も

 

また露地野菜で大根が半分やられた、とか、苗を植えたばかりの白菜が今年は全部壊滅した、なんていう農家さんもいます。

 

私は40~50坪ぐらいの家庭菜園なので、ニラが倒されたり空心菜がズタボロになったぐらいで、自給用の野菜が少し減ったというレベルです。

 

で、今の時期は何をしているかというと、通常は秋野菜の収穫が始まると同時に、来年の春に向けて、ボチボチ畑の整理をしておく、という時期です。

 

例えば、夏野菜の空心菜はこんなになっていますが、これは2カ月ぐらい放っておいているやつで、このまま放っておけば寒さで枯れるのですが、ビニールマルチを剥がしたり整理をしておいた方が良いので、今回、全部刈り取りました。

 

空心菜は中国野菜なので、好きな人は超好き、そうでない人は良くわからない、という野菜なのですが、ヒルガオ科らしく、今回は朝に仕事をしていたので、こんな感じで花が咲いていました

 

そして今、私の畑の入れ食い状態が始まったのは春菊です。

春菊なんて、てんで美味しいと思わなかったけど、自分で作るようになって「こんなに春菊って美味しいんだ」とびっくりしています。

香り豊かでうまみもあって、土や作り方のせいかもしれませんが、美味しいですよ~

 

こちらは定番、日本ホウレン草「やまと」。

ギザギザした葉が日本ホウレン草の特徴で、収量は上がりにくいのですが、美味しくて茎も赤くて、昔ながらのホウレン草です

ネズミか何かに種を食われ、そして台風で追い打ちを食らったので、食えるのは10株あるかないか。。。

まあ、今年は仕方ないです。

あと食えるものないかな~、と探してみたら、ニラがまだ元気でした。

ただ、10月から刈り取らずそのままにしておきます。

というのも彼らはユリ科で根っこに栄養を貯める球根植物なので、冬越し前の光合成で養分を貯め込んでおいて欲しいからです。

あまり取り過ぎると来年のニラの収量が落ちちゃいますからね。

 

空心菜のマルチも剥がし、草もちょこっと抜いて、あと残っている大仕事はサツマイモの収獲です。

2畝で100kg近く穫れると思うのですが、半分は知り合いに配っています。

その芋堀が終われば、あとはスナップエンドウを蒔いて基本的な仕事は今年は終わりです。

例年、空豆も作っているのですが、最近は不作が多いので今年度は止めようと思っています。

 

9月の台風15号からどうも気がふわんふわんしていて、あっという間に10月も終わり11月。

あと2カ月、気持ちの切り替えが出来るのかわかりませんが、こういった時にルーチン仕事があると、それをすることで一応業務は前へ進みます。

農家さんはこういったことを何十年も続けてきました。

人間、歳を重ねていくとチャレンジ精神が失われていく、と言いますが、逆に言えば、壮年期には「確かな仕事」を積み上げていくのも大切なんでしょうね。

コメント
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