半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

食べ物が子供に与える影響

2019年02月28日 | 仕事の中で
先日の「朝採り野菜BOX」の手紙にも入れた内容ですが、ブログでも。

根本さんとやっている「田んぼと畑の耕育教室」は小さなお子様連れのご家族向けの教室です。

そこに2年前から来てくれている方が、先日の今年度最後の教室にも来てくれました。

ただ、事前に「昨年の今頃、うちの子が学校で落ち着いていられなくて、騒いでしまったのがトラウマで。今回の味噌作りでもご迷惑をかけるかもしれませんが、その際は外に連れ出しますので宜しいでしょうか?」という内容を事前にご連絡頂きました。

もともと、「乳幼児~小学生低学年向け」の教室なので、全く問題ないですし、むしろここに来たら思いっきり親子で体を動かして騒いでどろんこになる場として位置付けているので、安心してお越し下さい、とお答えし、ご参加した時も最初はお子様が気になって余裕が無さそうでしたが、だんだんそれもほぐれてきてお母さんも楽しそうで、また終了後の夜にメールも頂きました。

そんな体験があったので、親御さんの大変さ、ご心労を直に感じたのです。

私はたまたまかもしれませんが、幼稚園の頃から知っている子で何人かがうちの小学校で言う「ひまわり学級」に入っています。
算数だけ、という子もいれば、ほとんどの時間をひまわりさんで過ごす子もいます。
それが特別なものと感じませんし、特にうちの学校ではとても手厚いサポートがあり、子ども達も特にそのことについて特別な意識も持っていない様子で、とても居心地が良いように見えます。

子ども達自身がお互いを特別と思わず、普通に暮らしているのは、なかなか凄いことで、他の学校ではうちの学校のように先生が手厚くサポートが出来ている、というわけではなかなかいかないそうです。

例えば、先日の「6年生を送る会」に参観しましたが、体が動き出しちゃう子には、1人先生が専属でついて、会の間、ず~っと抱っこしていました。

本当に先生方は凄いな~、と思いましたし、子ども達も安心できるんだろうな~とも思いました。

そんなことがあり、ふと思い出したのですが、もう1つの大人向けの教室「食と命の教室」に、実は発達障害の子供達の支援をされているサンタクロースという会社の代表の矢島さんという方が以前参加されて、今年はそこのスタッフが参加されています。

矢島さんという方は、子ども達の支援をしている中で、「食べ物が変わると子ども達が物凄く良くなる」という事を体験から実感されて、しかし無農薬の野菜などを買おうとするとどうしても高くなってしまう、という所にジレンマを感じていらっしゃったそうです。

そして、親御さんに「食事を変えましょう」と言っても、親御さんも「でもそういったものは高いから」といってなかなか変えようとしない。そこで一念発起して「自分が農家になって作ればいいんだ!」と就農し、千葉市で研修をした後、今年から「新規就農者」として、化学物質の農薬や肥料を使わない野菜作りを始めた、という方です。

今年から参加しているスタッフの方も同様の事をおっしゃっていて、「食事や親御さんの子供への接し方が変われば、すぐに変化が見れるのですが、なかなかそういった方は少なく、どちらかというと『治療をお願いします』というスタンスの方が多いのです」とおっしゃっていました。

私はその道の事はよくわかりませんが、ちょっと精神が興奮しやすかったりする子供たちに、落ち着いてもらうためのマッサージや食事、子どもへの接し方があるようで、それを繰り返すと、普通の人にはわかりにくいかもしれないそうなのですが、その道の人達からみれば「凄く変わった」というのが目に見えるそうなのです。

これもタイミングというかご縁だったので、前述の味噌作り教室にご参加された方に矢島さんの事を紹介しましたが、何か少しでもお力になれればいいな、と思います。

また、全国の親御さんで悩まれている方も多いでしょうが、改めて「食べ物がどれだけ子供達に影響を与えるか」という事をきちんと学べる場があって、そういったことが世の中に浸透していく流れが出来たらいいな~とも思いました。
コメント
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