半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

ろうそくで夕食

2013年03月11日 | 素敵な家族・子供との時間
3.11です。

各地で2年前の東日本大震災の番組や行事が行われています。

いろいろあった2年間ですが、大きな被害を受けた地域でまだ日常生活に戻れていない方々のお話しが載った記事やテレビを見ると、感情が湧き上がってきます。

津波や地震そのものについては自然のことなので防ぎようがないわけですが、その後の復興のグランドデザインが描かれないまま、まだまだ苦しんでいる人が大勢いることを考えると、政治に不満を持つのは当たり前になります。

とはいえ、基本的なことでもっとも大切なことは「自分が出来ることをきっちりやる」こと。

今日は仕事をしながらふと思いついたのが「電気がないところで、ろうそくで夕食を家族ととろう」ということでした。


私は戦争や阪神淡路大震災などは実体験をしていないので、どうしても実感が湧きにくく頭の中でしかイメージできませんでした。

しかし、東日本大震災は多かれ少なかれ、体験をしています。
ただ、「日常の忙しさ」に埋没させず、家族みんなが実体験をしたことだからこそ忘れずに未来へつなげていきたい。

そう思ったときに、「毎年この日は電気無しで家族そろって暮らす日」にしたらどうだろう?と思いついたのです。

・電気がなく、暖かいご飯もなく、寒い中、暗い中、多くの方がひもじい思いをしたこと
・そういったことがいつ我が家にも起こるかわからない身近な問題だということ(防災意識)
・そして、家族がみんな無事で過ごせる当たり前のことがとても感謝すべきだということ

といったことを1年に1回、振り返って確認しあう日にしてもいいのでは?と思ったのです。

何事においても、ご縁が無い地域や人に何かアクセスするよりは、まずは地元で、身内できちっとしたことをすることが大切と思う今日この頃。そこで色々な考えを巡らすからこそ、初めて社会への立ち位置が見えてくるのだと思っています。

家族にとっての絆や子供に対する教育としても、意味あることなのでは、と思いました。


まあ急な思いつきだったので、ご飯を食べる時にろうそくが出てきたので、子供にとっては、誕生日のような雰囲気になってはしゃいでいましたが

ただ、今年喜寿を迎えた母から「1945年の東京大空襲(3月10日)のご冥福も祈ろう」という話が出てきて、ろうそくの火に包まれながら、当時の話も少し聞けました。

ほんのちょっとの時間ですが、こういったことを繰り返していくことで、この日の意味が子供たちや家族に染み渡り、何かしら人生において影響を与えることになると思います。

また来年はきっちり事前に話し合って、1日電気なしで暮らす日にしてみたいともおもいます。

コメント (1)
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