きっちり清算の敏腕会計士。
普通の夫、父が実は凄腕のスパイやエージェントだった、という設定は昔から一つの定番である。
「トゥルーライズ」なんかは、表情に愛嬌があってコメディもできるシュワルツェネッガーだから成り立っていた部分があると思うが、それに比べると本作のB.オデンカークは常に眉間にシワを寄せた厳しい表情をしているせいか、なかなか普通のおじさんぶりが伝わってこない。
まあでもその辺りは観に来る時点である程度の知識を持っているのが前提と考えれば些細なことであり、本作の見どころは主人公・ハッチの本性が「再発」してからのアクションやバイオレンスの描写にある。
いくら人数で劣っていても敢然と立ち向かい、ときどき傷を負わされながらも腕っぷしと頭脳を働かせて相手を徹底的に叩きのめしていく。素手で殴る、銃をぶっ放す、ピタゴラスイッチ風の道具を駆使して罠にはめる。後半クライマックスは見本市のように次々と敵が倒されていく。頭を使わずにスカッとできる映画は、おそらくいま必要なジャンルである。
それ以上は・・・正直なところ特に感想はないかな。起伏のない日常が事件を機にどう変わっていくのかを際立ったコントラストで見せてほしかったけど、再会後は父親の威厳を取り返したことでしょう。強いお父さんが正義と決めつけられてしまうのは困りものだけど。
老人介護施設にお世話になっているハッチの父親役でC.ロイドが出演。彼が演じるくらいだから何かあるのは当然のことで、活躍する姿を見ることができる。先日マイケルJフォックスが還暦を迎えた報道を見たばかりだったが、ドクも元気そうで何より。
(70点)
普通の夫、父が実は凄腕のスパイやエージェントだった、という設定は昔から一つの定番である。
「トゥルーライズ」なんかは、表情に愛嬌があってコメディもできるシュワルツェネッガーだから成り立っていた部分があると思うが、それに比べると本作のB.オデンカークは常に眉間にシワを寄せた厳しい表情をしているせいか、なかなか普通のおじさんぶりが伝わってこない。
まあでもその辺りは観に来る時点である程度の知識を持っているのが前提と考えれば些細なことであり、本作の見どころは主人公・ハッチの本性が「再発」してからのアクションやバイオレンスの描写にある。
いくら人数で劣っていても敢然と立ち向かい、ときどき傷を負わされながらも腕っぷしと頭脳を働かせて相手を徹底的に叩きのめしていく。素手で殴る、銃をぶっ放す、ピタゴラスイッチ風の道具を駆使して罠にはめる。後半クライマックスは見本市のように次々と敵が倒されていく。頭を使わずにスカッとできる映画は、おそらくいま必要なジャンルである。
それ以上は・・・正直なところ特に感想はないかな。起伏のない日常が事件を機にどう変わっていくのかを際立ったコントラストで見せてほしかったけど、再会後は父親の威厳を取り返したことでしょう。強いお父さんが正義と決めつけられてしまうのは困りものだけど。
老人介護施設にお世話になっているハッチの父親役でC.ロイドが出演。彼が演じるくらいだから何かあるのは当然のことで、活躍する姿を見ることができる。先日マイケルJフォックスが還暦を迎えた報道を見たばかりだったが、ドクも元気そうで何より。
(70点)
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