Con Gas, Sin Hielo

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今年の9館(2022)

2023年01月07日 08時48分34秒 | 映画(2022)
7月に異動になり、7年ぶりの北海道勤務となった。今回の勤務地は札幌市内。映画館が日常にある地に単身赴任するのは実は今回が初めてである。となれば資金が続くかぎり映画も観放題・・・となるはずなのだが、そこは観たいと思う作品がどれだけあるかにかかってくるわけで、そこまで映画館通いが激増するという結果にはならなかった。また、札幌市は人口200万人近くの大都市にしては映画館が少ない。サツゲキも複数スクリーンを持つが、メジャー作品を封切する大型シネコンは札幌駅のシネマフロンティアとサッポロファクトリーにあるユナイテッドシネマしかない。札幌経済圏に範囲を広げても江別のイオンシネマが入るくらいで、これは仙台圏を下回っている。将来的に人口減少が見込まれる中で規模拡大という話にはなりづらいのかもしれないが、ここにはもう少し可能性があるのではないかと思う。なお、2023年秋にはTOHOシネマズがすすきのにやって来る予定とのこと。人の流れに変化は出るだろうか。

札幌シネマフロンティア(北海道)10回

2003年にオープンしたシネマフロンティア。東宝、東映、松竹の大手3社が共同経営するという、全国でも極めて珍しい形式で開業したシネコンである。上述のとおりユナイテッドシネマを除いた大手のシネコン(特に映画会社系)が参入してこなかったのは、そのためかもしれない。幕間に流れるBGMはTOHOシネマズのものと同じというのもその流れを感じる。来秋のTOHOシネマズの本格進出でどう変わるのかが見どころである。

TOHOシネマズ海老名(神奈川)7回

年の前半はやはりここがホームタウン。ビナウォークも開業から20年が経ち、当初は「ヴァージンシネマズ」だったことを憶えている人も少なくなったであろう。当時の売りは、全スクリーンTHX、プレミアスクリーンであった。20年という時間は長く、街のにぎわいは西口に大きく移り、映画館の名前だけでなくTHXもプレミアスクリーンも看板を下ろした。ただ、西口に映画館はないことからTOHOシネマズは以前と変わらない活況を呈している。この先の20年でどんな変化が生まれるのか引き続き見守っていきたい。

ユナイテッドシネマ札幌(北海道)6回

サッポロファクトリーは地下鉄やJRのアクセスはいまひとつであるが、やはり休日になると人でごった返す札幌市を代表する商業施設である。ユナイテッドシネマは道内唯一のIMAXや4DXといった体験型施設を持つ映画館として重宝されている。来秋上陸するTOHOシネマズがどのような設備やサービスを持ってくるかによっては結構影響を受けるかもしれない。ドルビーシネマが来ないかな。

イオンシネマ海老名(神奈川)3回

せっかく55歳になったのにイオンシネマが遠くなってしまった。江別まで行ったら交通費で安い分が相殺されてしまうし。しかも今の職場は福利厚生で映画がそれなりのお値段で観られたりするので、本格的にイオンシネマを利用するようになるのはもう少し先の話になるのかもしれない。それまで無事でいてくれますように。

サツゲキ(北海道)1回
TOHOシネマズ仙台(宮城)1回
TOHOシネマズ新宿(東京)1回
イオンシネマ新百合ヶ丘(神奈川)1回
TOHOシネマズ川崎(神奈川)1回

地元資本のスガイディノスという娯楽系企業が、かつてすすきので運営していたディノスシネマズ札幌を事実上継承している映画館がサツゲキである。ディノスは他にも道内で数館の映画館を運営していたが、どうやら民事再生法を申請し、現在は別の運営会社が管理しているらしい。もともと北海道経済は他の地方よりさらに厳しい中で、この新型コロナ騒動である。東京の豊島区長ではないが、街の文化の衰退を憂う気持ちにならざるを得ない。ミニシアターは東京でさえ経営が厳しそうだからね。ただ、NETFLIXやDisney+を観ればと言われても・・・。
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