私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

掲載していなかった記録をアップし始めました。あっという間に1年が経ってしまうので。今シーズンの鳥の海の記録も。

2018年9月22日(土)・23日(日)大沼

2018年09月24日 | 大沼・赤沼

■2018/9/22(土)9/23(土)9/24(日)【天気】22日晴れ時々曇り,23日晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】大沼
【種名】カルガモ,オナガガモ,コガモ,カンムリカイツブリ,カイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ヨシゴイ,アオサギ,チュウダイサギ,チュウサギ,コサギ,バン,オオバン,オグロシギ幼羽2,ツルシギ幼羽2,イソシギ幼羽2,クロハラアジサシ幼羽1,トビ,オオタカ,ノスリ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒバリ,ムクドリ,ノビタキ,スズメ,ハクセキレイ(17科31種)
【メモ】大沼にアジサシが来ているということで見に行った。最初,ウェブで止まっている写真を見たときに嘴が太い印象があったが,現地に着いてみると,白いアジサシが1羽飛んでいた。オオタカやシギ類を見てもう一度,アジサシが飛んでいるところに行き,写真が撮れないので,ハジロカイツブリを見に行ったり,南長沼に行ったりして,結局よくアジサシは撮影できず,まだ,同じ場所にいるオオタカに別れを告げて,次の日は決意も新たに(笑い),また沼にやって来た。とりあえずハジロクロハラ幼羽ということで,撮影したが,ダイビングはことごとくうまく撮影できず,100-400を持ってくればよかったと言い訳などして,もうだめだ!時間だと帰宅し,昨日よりは大きく撮影できた写真を見ているうちに,これってハジロでないね,と思い,以前赤沼で撮影したハジロクロハラアジサシの幼羽や,加瀨沼のアジサシの群れの中の幼羽を見ると,これはクロハラ幼羽と断定できたので,ブログのトップ写真に比較写真を掲載したりした。何だかよく分からないから鳥はおもしろい。ちなみに,食べている魚だが,一番下の2枚の写真を見ると,ヨシノボリやジュズカケハゼの仲間だろうか。小さい頃,家の近くのため池のヒシや浮き草の上にハゼの仲間の小さな魚がたくさんいるのを見たことがある。
【写真】
  
■アジサシをさがしている間,前方にカンムリカイツブリがいたので撮影した。♂らしき1羽(写真2枚)が羽繕いなどしつつ,もう1羽の方にそろそろと近づいていった。
  
■今シーズン春秋通して初めて見たオグロシギとツルシギ。ただし,秋で幼羽。
  
■なぜか飛ばないオオタカ成鳥
  
■ちっともアジサシのよい写真が撮れないので,さきほど飛んで行ってしまったシギを探しに南長沼へ。カモしかおらずチュウサギがドジョウを食べているのを眺めていた。
  
■もう夕暮れが近づいているのにまだいるオオタカ。/夜の月。ISO100,f4.0,1/2000秒の手持ち。月は輝いているのに,写真にすると白黒の世界。
ここで1日が終わり,翌日のアジサシ採餌シーン撮影に決意を新たにする。
  
■ハジロクロハラアジサシではなくクロハラアジサシの幼羽,第1回冬羽移行個体。嘴は太く,頭はごま塩で,ヘッドフォンが不明瞭で,背は一様でない。最初に見たとき,嘴が太いというのが第一印象だった。家に帰るまで,ハジロクロハラアジサシと思っていたが,ちょっと変だなと思い,以前赤沼で撮影したハジロクロハラアジサシ幼羽の写真と比較し,さらに加瀨沼で以前群れで来たクロハラアジサシの幼羽とそっくりだということで,クロハラアジサシが正解。
  
■クロハラアジサシ幼羽の正面顔/チュウダイサギの前を飛ぶクロハラアジサシ幼羽/ハスの前を飛ぶクロハラアジサシ幼羽。
  
■何回も目の前をゆったり飛び,最低3回は目の前でチャポンしたのに,全く撮影できず,遠くのダイビングはことごとくピンぼけ。かろうじてこの3枚が連続写真でダイビングは撮れなかった,小魚を捕らえて水面から飛んでいく写真。小魚らしきものを咥えて飲み込んだ。



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