私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2014年6月15日(日)閖上海岸

2014年06月15日 | 鳥の海
■2014/6/15(日)10:33-11:16【天気】晴れ
【場所】閖上
【種名】クロガモ、コチドリ、シロチドリ、オバシギ夏羽1、コオバシギ夏羽1、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ(4科8種)
【メモ】閖上海岸にコアジサシを見に行った。朝一度見てから鳥の海・牛橋に行き、あまりめぼしい成果も得られなかったので、また閖上に戻った。橋を渡るとサーファーや釣人の車が朝よりも多かった。営巣に影響を与えないよう、まっすぐ浜に出て、そこから砂浜を見た。渚に20羽ほどのコアジサシの群れがいるのはよく見る光景だ。その中にコオバシギとオバシギペア(というのも変だが)がいた。蒲生で観察された個体らしく、夏羽で2種類が近くで見られたのはラッキーだった。コアジサシは成鳥夏羽の他、まだ夏羽になっていない個体も散見した。すでに営巣しているペアも2,3いたようだが、大方はペアづくりの段階のようだった。海から小魚を取ってきて、嘴で受け取ってもらえい求愛成功という場面を何度か見た一方、つれない素振りでいつまでも受け取らないでいるのもけっこう見られた。サーファーや釣人が営巣地の真ん中を歩く場所なので、そう多くは繁殖できないのではないかと思った。
【写真】
  
■求愛成功/コアジサシの飛翔
  
■海で採餌して戻るコアジサシ/求愛するがつれない感じ。手前は営巣中。
  
■コオバシギとオバシギ/黒いのでクロガモ?程度の写真
  
■コアジサシ
  
■コアジサシ/コオバシギとオバシギ。コオバシギは右足の上部に黄色の足輪、左足下部にNoが刻まれた銀色の足輪をしている。山階鳥類研究所の調査地域別のフラッグの組み合わせによれば、その通りならコオバシギはオーストラリア北西部で標識されたものとなる。
 
■コオバシギとオバシギ。オオセグロカモメが魚を食べている。


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