2008年12月21日(日)伊豆沼2工区

2009年02月03日 | 伊豆沼・内沼
■2008/12/21(日)11:30-13:15【天気】晴れ
【場所】伊豆沼2工区
【種名】マガン,ハクガン成鳥3(1科2種)
【備考】久々に伊豆沼に行ってみた。サカツラガンやヒメシジュウカラガン,シジュウカラガンの群れなど,いろいろ観察された方が多かったようだが,自分といえばもっぱらカモメの方に行っていたので伊豆沼の方はご無沙汰だった。ご無沙汰しているうちに何も珍ガンはいなくなってしまって,マガンしかしないという状況だったが,かろうじてハクガンをこれ以上は近づけないという位置で,車からしばらくの時間(途中で眠ったりもしたが)ハクガンの行動を観察することができた。これまでも蕪栗西側田圃の道路脇の畦にどろんこになっているハクガンを間近で見たことはあるが,今回は,かなりの長い時間,しかもどろんこになる前にじっくり見ることができたのはよかった。観察中,何度かよく鳴いた。1羽が鳴くとつられてもう1羽が鳴くというのも見ることができた。ハクガンの鳴き声をすぐ近くで聞くことができたのも初めてだ。しかし,鳴き声なら同じ白黒コオリガモの清音「アオアオアオナ」にはかなわないだろうが。宮城県の蕪栗や伊豆沼で撮影するハクガンやシジュウカラガンは他県とは何となく趣が違う。北海道はもちろん違うが,秋田や北陸の風景とも異なる。何というか,本当にそこらの田圃で餌を食っているガンというか,非常にローカルで身近な存在だ。前にも書いたが,実家の田圃にハクガンやシジュウカラガンが降りて,我が家の落ち穂を食っていたり(つまり,同じ田圃の米を自分も食っているわけで),いつだったかコンバインで稲刈りを手伝っていると,マガンの編隊がやってきて,我々の姿を見るや,「明日はここが餌場にはいいでしょう」という感じで,いかにもらしくさっと方向を変えていったり,またあるときは,実家の裏の沢田(「さわだ」と呼ぶ,平地より高いところにある渓流近くの田圃の意味か?)にマガンが大量に入っていて落ち穂を食べていて,ここまで自分の家の田圃に入られると,誰に断って家の田圃に入っているわけ?などと思ってみたりもする。いずれにしても,ガンは自分の幼い頃から極身近な鳥だった。ただし,昔はこんないっぱい,実家の近くの田圃で見たことはなかったのも確かだ。
【写真】
  
  
  
■鳴くハクガン
  
  
■伸びと頭掻き
  
■しばらくの背眠や休息,羽繕いなどのあと,餌を食べにどろんこの田圃を歩く


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