日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

回り回って御朱印ガール

2017-05-25 | Weblog
どこか行きたいね、そうだね、どうする?
そうだ、善光寺に行こうと初夏の陽気の長野へ行く。
善光寺を詣でつつ、八幡屋礒五郎、垂水の鯉焼きといつもの犬の散歩コースのようなお出かけだけど、いつもとちょっと違うのはご朱印帳。


御守り、お札の類いというのは沢山持って入れば大丈夫なんてこれっぽっちも思わないし、ご利益の期限と買い替えどき(不謹慎感を承知の上でいうと捨て時)がわからないものをぐずぐず持っているのが嫌だから、なるべく頂かないことにしている。
汚れたから、ゴミ箱へなんて、やっぱちバチ当たりすぎて気安くできないのが困るのよ。その点、スタンプラリー的な御朱印は旅の思い出にもなるのだから一石二鳥だし、ご利益及びご都合主義を混ぜ込んだ目論見にてご朱印帳デビューと相成ったのだ。

御朱印を頂くのにもマナーがって、スタンプラリーじゃないのだからと眉をひそめる敬虔な方もいて、ミーハーで弥次さん喜多さんのような物見遊山な人もいるし、御朱印を売るような輩もいるのだし、御朱印を授ける側でもいろいろな想いが渦巻くだろう。
でも所詮こういうものは信仰と文化だからそれぞれの価値観に基づいてやればいんだろうと思う。
TVとかで御朱印ガールとか変な名称をつけちゃうからおかしなことになるんだ。
あとは民度とマナーの問題は個人によりけりで御朱印に限らずだろうけど。
一過性のブームみたいに仕立てちゃうメディアが悪い気もするけど、よい趣味をはじめるきっかけをもらったとも思えばうむうむ。


心惹かれたご朱印帳は埼玉県 川口 氷川神社の横尾忠則画伯の素盞嗚尊のご朱印帳。
ご朱印帳マニアなら手に入れたい一冊ではあるけど、限定だし、それよか固有名詞がご朱印帳に入ったものを他の神様のテリトリーにお持ちするのも気がひけるもの。
それはまるでEXILEのコンサートグッツのノートで嵐のサインをもらうような気がするのは、あたしが考えすぎなだけ?
でも、ブームのお陰で需要と供給のバランスでご朱印帳が増えて、出回って、自分好みのものを選べるようになったことをいいことに、心置き無く自分好みのものを探すことができるこのご時世、すっかり小学卒業のあの頃の気分。
昔はサイン帳、今は御朱印帖。
サイン帳(古いねー!)なんて知らない世代が御朱印ガール世代を形成してるかと思うとなんだか感慨深いわ。
因果応報、ブームは巡り巡って元通り。
サンリオのサイン帳を嬉々として選んでいた小学生はkichijitsuのご朱印帳に鼻息を荒くするご朱印帳ガールに成長しました。
それは臆面もなくガールと自称するフテブテしさを身につけたということでもあります。



2冊、2冊のご朱印帳。
gochisou(ご馳走)と名付けられたお寺用とするのを一冊。猫は猫でも招き猫を神社用に。
寺社混合というのは良くないとか、出来ないとかがあるらしい。
ついでに時告げ鷄模様がこれまたおめでた目のご朱印帳袋もバシッとゲット!
そこへファースト御朱印は善光寺本堂のものを。
一つのお寺でも御朱印は数種類あって限定もの、レアものもあっって・・・・・ポケモンかと思ったよ。
日本の企業がポケモンGOを開発し、ヒットさせる下地はこういうとこにあったのね。
ああ、御朱印の奥深き奥深き。

 


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