日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

あたたの知らない阿給の世界

2024-04-19 | Weblog

「グルメ」は旅の目的地を決める大いなる選択肢。
ミュシュラン的な名を馳せる高級グルメ、地方のB級グルメ、老舗の有名店どんなお店に行くかを吟味することは旅の行き先を決めるのと同義語になるのだから。

ブリア・サヴァランの名言をもってして
「あなたがどこの店にいこうか教えてほしい
あなたがどんな旅をするのか当てて見せよう」

食い意地には人の本性が宿るからな。
自分の好きな食材ありきで考える。
蟹、茄子、じゃがいも、たまご 鯖。
自分がどんな人間であるかを告白するようで
恥ずかしいのだけど好きな食べ物№1「油揚げ」


どのくらい好きな食べ物かというと
①マツコの知らない世界の「油揚げの世界」の回の出演することが(脳内希望的観測で)決定している
②油揚げ用のお皿がある
③油揚げに課金を惜しまない
④マツコの知らない世界の「油揚げの世界」を録画したのにみられない(←先をこされてくやしい)
⑤日本全国の油揚げに飽き足らず、油揚げの活躍を世界に飛び出して見届けに行く

そうまさに世界の油揚げ探求する旅にでかけるくらい好きなのである。
ならば出かけるべきは淡水である。


今回、台湾旅のハイライト「淡水」
台北の王道は一通りまわり、高雄にはいった、台湾新幹線にのったとなれば淡水に行かなくてどこへ行くのだ。

 

MRTの終点で旅の中日にはちょうどいい距離
にある淡水は観光スポットも豊富であり、台北にはない魅力のグルメスポットでもある。


そして特筆すべきは
淡水の名物=あたしの大好物
淡水の名物グルメ「阿給」である。

読み方はずばり「アーゲイ」。
日本語の油アゲの「アゲ」に由来する名前がつけられた油揚げ料理。
日本統治時代の名残で日本人が食べていた油揚げが淡水料理としてとりいれられ、地元に根付いたグルメとして愛され今に至る。

油揚げに手を加えた春雨をつめ、魚のすり身で蓋をして蒸し上げる。
みた目ボールのようでなかなかの重量感
これにソースをかけて食す。

Wikipediaによる補足をすると
1956年楊鄭錦文によって生みされる。
類似料理はいなり寿司


油揚げを愛する人間として是が非でもいかなくてはいけない場所が「淡水」なのだ!
この阿給はなぜか台湾全土にあるわけではないようで淡水のみが一大提供スポットとなっているようで、
美味しい台湾グルメの中でも異色かつ、絶対期待を裏切らいないであろう「阿給」を求めていざ!!

 

阿給を売りにしているお店は何店舗かあるのだがこちらが地元一番の有名店。
老牌阿給創始店


観光客や地元の人がひっきりなしに出入りしている。
遅い時間にいくと売り切れの悲運に見舞われることもあるという。

この日は生憎の雨。
雨の中、傘をさしてテイクアウトを待つ人多くいて、イートインとあわせて忙しい繁盛店。

淡水のもうひとつの名物「魚丸湯」と一緒というのが定番オーダー。
魚丸湯=さかなのつみれ入れスープ
つみれはぷるんとして美味しい、味は薄め。
いかにも台湾のスープ。緑の器。 阿給はオレンジ色の器。


阿給に箸をいれてみれば
中から春雨がお出ましになり、チリソースでHOTに食べるのが淡水流と気分もアゲ↑
もちろんスパイシーなしも選択可。

食事というよりはスナックに近く、小腹を満たすにはうってつけである。
日本の油揚げより薄めで硬め。
その食感と春雨のつるんとした春雨がパンパンに入っており、万人受けする味である。
当たり前か、、、油揚げだもの。
丸いなにかにチリソースをかけただけのような見た目でいてなかなか手がこんでいる。


これスキ!とあっという間に食べ終わって
店の前の道をもうすこし奥まですすんでいけばさらに阿給店を発見。
なんとこの通りはアーゲイの中心、阿給通り!!
食欲自慢には食べ比べで食べ歩きをして頂きたい。


淡水で食べるべきは台湾カステラより阿給(アーゲイ)である!
好物の物を食べに行く旅の楽しさといったらない。
マツコの知らない世界、次の「油揚げの世界」いや「好物を食べに行く旅の世界 油揚げ編」の案内人はあたしだ!


このあたしだ!!


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