我が家の三人娘達は、この春、それぞれ新しい道に進んだ。
新しい職場・仕事、学校で、悩みながらも楽しんでいる様子。
「昭和人間」の僕は、愚痴や悩みを聞くと、ついつい頑張れと言ってしまうが、どうも違うよう。
この楽しむことの大切さを感じたのは、昨春の高校甲子園で優勝した慶應高校。
「Enjoy Baseball」の掛け声のもとに全国制覇をた。
「頑張る」に「楽しむ」が勝ったと感じた瞬間だった。
ある方が、これを二千年以上前に指摘したのが孔子だと仰っていた。
論語で、「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」と説いていると。
つまり、「楽しんでやってる人には勝てない」ということ。
確かにこれって、経験上仕事でも同様で、やっぱり「義務感で働いている人」よりも「楽しんで働いている人」の方が生き生きと活躍しているなぁと。
ただ、本当の「楽しさ」というのは「まったりゆったり」やっている時に得られるものではなく、高いレベルの技能を持った人が最高レベルの課題に取り組んで「ゾーン」に入った時に得られる、と主張したのがフロー理論。
これを実現するためには二つの条件があって、 高いレベルの技能を持つためには、良質で密度の高い練習を積み重ねる必要があると。
「楽しむ」のも実は僕が考えるようなモノではないのだ（笑）
「 Enjoy Baseball」の背景には、高い課題を克服してきたからこそなんでしょうね。
現在取り組んでいる仕事も、そんな「楽しむ」を積み重ねていきたいものだ。