オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

バンクーバー冬季オリンピック・ペア・フリー

2010年02月16日 23時01分13秒 | バンクーバー冬季オリンピック
今、帰宅して昼間の生放送の最終グループの演技の録画を見終えたところである。
結果はすでに知っていました。川口悠子さん&スミルノフ組の順位も当然、知っていたので、たいへん落ち込んだ気持ちで帰宅しました。
その落ち込んだ気持ちを吹っ飛ばしてくれたのは銀メダルのチン・パン&ジャン・トン組の演技でした。
このペアは荒川静香さんのフレンズである。一昨年、そして昨年の「フレンズ・オン・アイス」で、このペアは、どれだけ私にペアの魅力を教えてくれたでしょうか?トリノ・オリンピックでは僅差でメダルに届かなかっただけに、今回はSP4位から一気に銀メダル。本当に嬉しい。
昨年の「フレンズ・オン・アイス」のプログラムにオリンピックへの思いを語っています。

「2010年バンクーバーオリンピックでメダルに届くよう願っています」

音楽はミュージカル「ラ・マンチャの男」より「見果てぬ夢」
このぺアにとって、オリンピックでのメダルはまさに「見果てぬ夢」だったのかもしれません。
昨年のNHK杯での演技も最高でしたが、今回はそれ以上でした。
オリンピックという特別な場所で、自分の持っているものを全て出し切った最高の演技を見た時の感動は言葉に言い表わすことができません。
ぜひ、今年の「フレンズ・オン・アイス」にも登場してペアの醍醐味を、また伝えて欲しい。

今回のオリンピックのペアの演技は、たいへん見応えがあり、そして感動的でした。
本当は川口悠子さん&スミルノフ組やザフチェンコ&ゾルコーヴィ組そして申雪&趙宏博組の演技にもふれたいのですが、夜中にNHKのBSで再放送があるので、再度、鮮明な画像で見直して、ふれたいと思います。私自身はザフチェンコ&ゾルコーヴィ組の芸術性あふれる演技は大好きである。

今回のオリンピックのペアの演技では、現在、中国がペアにおいては最強であることであることを、まざまざと見せ付けられました。
また2年連続の世界選手権の覇者でも、オリンピックでは全く違う結果になるという事を痛感させられました。
女子シングルでの海外の予想では金メダルはキム・ヨナとのことですが、何が起きるのかが分からないのがオリンピックの怖さである。
今回のチン・パン&ジャン・トン組のように、結果を恐れず、自分の持っているものを全て出し切った最高の演技を期待したいものです。

バンクーバー冬季オリンピック・ペアSP

2010年02月15日 13時13分29秒 | バンクーバー冬季オリンピック
バンクーバー冬季オリンピックのフィギュアスケートの競技が始まりました。本日はペアのショート・プログラムである。
今回のオリンピックの日程を確認してみると私の公休日にリアルタイムで放送を見ることが出来るのは残念ながら今日だけである。それだけに今日は本当に気合を入れて放送を見ました。

放送が始まると、やはりオリンピック!緊張感が違う。
最初、トップバッターはいきなり申雪&趙宏博の登場でびっくりする。今シーズン、この放送で久し振りに、このペアの演技を見る事ができました。競技会を長い間、離れていたブランクを全く感じさせない見事な演技。
最初にいきなり世界最高の演技を見せつけられて、後の選手たちは、さぞかし、やり難かったでしょう。

地元カナダ勢も良かった。
アナベラ・ラングロワ&コーディ・ヘイ組は映画「昼下がりの情事」より「魅惑のワルツ」である。私の大好きな映画である。オードリ・ヘップパーンとゲーリー・クーパーの演技が目に浮かび目頭が熱くなる。どうも私は昨年暮の日本選手権以来、涙もろくなってきたようである。
ジェシカ・デュベ&プライス・ディヴィソン組は以前から私が注目しているペアである。デュベの何ともいえない顔の表情が大好きで注目しているペアである。
SPでは転倒があり残念でした。フリーは凄いプログラムらしい。フリーでの巻き返しを期待します。

そして川口悠子さん&アレクサンドル・スミルノフ組である。
本当に良かった!本当に美しい「白鳥」の演技でした。演技が終わると思わずテレビの前で拍手してしまった。演技前の川口さんの緊張した表情が気になっていましたが、さすがは今シーズンのヨーロッパ選手権の覇者である。僅差の3位である。それも十分に金メダルに届く得点である。明日のフリーの健闘を祈るばかりである。

そして最後は昨年の世界選手権の覇者アリョーナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ組。
今シーズン、初めてその演技を見ることができ大いに満足しました。
本当に凄い!大きな盛り上がりない音楽にもかかわらず、あれだけの見ていて引き込まれる見事な演技は、まさに芸術の域である。
SPは2位でしたが私は申雪&趙宏博組の演技よりサフチェンコ&ゾルコーヴィ組の演技の方が好きである。

いよいよ明日は早くもフリーである。残念ながら仕事なので、さっさと仕事を終わらして、録画を見なくてはいけません。
フリーのSPで私自身、この盛り上がり。女子シングルが始まるまでどうなるのでしょうか?

バンクーバー冬季オリンピックが始まった!

2010年02月14日 23時57分18秒 | バンクーバー冬季オリンピック
いよいよ当ブログを再開します。「お知らせ」以外では約10日ぶりの更新です。今後もよろしく御願い申し上げます。

本日、仕事を終えて帰宅して、昨日のバンクーバー冬季オリンピックの開会式の録画を、やっと見ることができました。
たいへん長い開会式でしたが、私がいよいよオリンピックが始まったと実感したのはスイスの選手団の入場の時の旗手を務めていたフィギュアスケートの男子シングル、スティファン・ランビエールの姿を見た時でした。
もう長い年月が経っていますが、中学生の時、テレビで見た札幌冬季オリンピックの感激が忘れることが出来ません。それ以降、夏のオリンピックには何も感じませんが、雪と氷の祭典と言われる冬のオリンピックには今も何とも言えない感情が湧いてきます。
前回のトリノオリンピックでは何と言っても荒川静香さんの感動がありました。
バンクーバーオリンピックではどの様な感動が生れるのでしょうか?やはり私の最大の注目はフィギュアスケートの女子シングルです。オリンピックのリンクに立っている浅田真央さん、安藤美姫さん、鈴木明子さんの姿を早く見たい!

本当はブログ再開の最初の更新はモーツァルトの作品と決めていたのですが、冬季オリンピックの魅力にかてませんでした。
さっそく明日はフィギュアスケートのペアのSPがあります。胸が高まる思いです。


この4年間。

2010年01月07日 13時47分59秒 | バンクーバー冬季オリンピック
昨日の深夜、NHKの地上波放送でスポーツ大陸「栄光への選択~トリノ五輪 荒川静香」の再放送がありました。本放送を見逃していたので今回は録画もして、しっかりと見ました。
長野オリンピックや優勝した世界選手権の映像、そして荒川さんを指導したコーチたちのインタビューもあり、たいへん見応えがありましたが、その中で印象的だったのはロシアのスルツカヤとの対比でした。
トリノでのフリーの演技では自分自身と観客との一体感、自分のやりたいことをやり通すことが頭にあった荒川静香さん、逆に常に金メダルを意識し、そして審判員の目を気にしていたスルツカヤ。
このことがメダルの色を決めたと思うと、オリンピックの怖さと気持ちの持ち方の大切さを改めて思い知らされました。
長野オリンピックからトリノオリンピックまでの道のりは荒川静香さんにとって決して平坦なものではありませんでした。また心の中で葛藤がありました。これはスルツカヤにも同じことが言えます。それぞれの思い、苦難を胸に4年に1度のオリンピックのリンクに立つという事の大きさを強く感じました。

荒川静香さん著「フィギュアスケートを100倍楽しむ方法」での一節。
「選手一人一人がどれだけ努力し成長したか。その過程を見るのはオリンピックを見るのと同じくらい、いえ、それ以上にエキサイティングです」

私はまだ昨年の暮、大阪で見た「メダリスト・オン・アイス」の余韻がまだ大きく心の中に残っています。この余韻が無くなる頃がバンクーバーオリンピックでしょう。
札幌オリンピックからフィギュアスケートを見ている者にとって、このような黄金時代が日本のフィギュアスケート界に来ることが出来たとは夢のようで、それを「メダリスト・オン・アイス」で目の前でみて実感することが出来たことは本当に幸運でした。
また私のトリノオリンピックからの約4年を語るには欠く事の出来ないスケーターたちが一同に登場、また次の4年後のオリンピックの代表を期待できるジュニアの精鋭たちも登場。私にとって、たいへん特別のエキシビションでした。

今回、女子シングルの代表争いは本当に壮絶でした。ただ言えることは代表に選ばれた鈴木明子さんも、代表に手が届かなかった中野友加里さんも、この4年間、本当に素晴らしかったと言うことである。この2人が一緒にバンクーバーへ行けない我が国のフィギュアスケート界の凄さとしか言い様がありません。
中野友加里さんが何故、代表になれなかったのか聞かれたことがありましたが返答出来ませんでした。「オリンピックがもし2年早かったら中野さんだったでしょう」としか答えられませんでした。
この4年間の中野友加里さんは本当に素晴らしかった。「シンデレラ」「スペイン奇想曲」「ジゼル」そして「火の鳥」と、どれだけ私を中野さんの演技を通してフィギュアスケートの魅力にひきつけられたか分かりません。これらの演技を思い出すと何か目頭が熱くなってきます。
トリノオリンピック後、荒川静香さんが引退して私の心の中のポッカリと空いた大きな穴を埋めてくれたのは中野友加里さんである。
もう、こういう事を書き込むことは最後にしますが、オリンピックのリンクに立つ中野友加里さんを私は見たかった!オリンピックの代表になってもおかしくない方だった!

昨年のバンクーバーでの四大陸選手権を終えて鈴木明子さんは「もう一度ここへ帰ってきます」とコメントしました。そして見事実現しました。
もともと実力者でしたが病からの復帰後、着実にレベルを上げ最高の状態でオリンピックシーズンを迎えました。
3年前の大阪での全日本選手権で初めて鈴木明子さんの演技を見た時の驚きと感激!そして昨年夏の「フレンズ・オン・アイス」で見た「ウエスト・サイド物語」の演技。初めて見た時と比べて数段、輝かしさを増し、演技も大きく驚き、本当にうれしかった。そして今シーズンの女子シングルはたいへんな事になりそうという予感を感じさせるものがありました。
鈴木明子さんはいつからオリンピックを意識したのだろうか?いつ代表になろうと強い意志が心のなかで湧いてきたのだろうか?一度、彼女の過去の演技の録画をゆっくりと見てみたいと思っています。

私のお気に入りの「メダリスト・オン・アイス」の写真はこちら。現在、私のパソコンの壁紙にも、なっています。
http://akiko-suzuki.com/2009MOI/knla0088.htm
みんな表情がいい!安藤美姫さん、浅田真央さん、鈴木明子さん、中野友加里さん、そして高橋君に織田君そして小塚君。
本当に壮観です。これだけの顔ぶれを同じリンク上で見ることが再び出来るかと思うと、見るたびに胸が一杯になります。

今回は私の4年間を振り返ってかなり自分自身の感情を強く出して書き込みました。もう書くことはないでしょう。
ただ荒川静香さんのおっしゃる「選手一人一人がどれだけ努力し成長したか。その過程を見るのはオリンピックを見るのと同じくらい、いえ、それ以上にエキサイティングです」 というコメントを読むとどうしても、今シーズンだけではなく、この4年間を振り返ってオリンピックを迎えたいと思いました。

いよいよ来月はバンクーバーオリンピック!
私もここからオリンピックモードの突入します。
浅田真央さん、安藤美姫さん、鈴木明子さんには、プレッシャーはあると思いますが自分の力を信じて最高の舞台での最高の演技を期待します。

バンクーバーへの道

2009年10月28日 22時55分24秒 | バンクーバー冬季オリンピック
昨日、久し振りに以前、NHKで放送された「荒川静香 金メダルの道」の録画を見ました。トリノの感動から、もう4年も経とうとしているのかという感概とバンクーバーでは、どのような新たな感動があるのかという期待感が入り混じり高揚した気持ちで見ることが出来ました。
トリノ・オリンピックのシーズンのGPシリーズでは荒川静香さんは、新採点方法に苦しみ、失礼ながらオリンピックでの金メダルを予感させるものは残念ながらありませんでした。そしてGPシリーズ・ファイナルにも出場出来ませんでした。現在の浅田真央さんと重なるものを、どうしても感じてしまいます。
しかし番組を見て強く感じたのは荒川さんは、最悪の時も、けっして落胆していません。悪いなりにも、今より良くなりたい。良くなるにはどうしたらよいか?それを、どんどん実行していく前向きさ。マイナス発想は無し。どんどん前へ進んでいくのみ。進んで行く先にはオリンピック代表があり、そして、さらに行き着くところに感動的な金メダル。
荒川静香さんの心の根底に、いつも、しっかりと持っていたのは「自分らしく」という気持ちである。その「自分らしく」の気持ちを100%ぶつけることが出来たのが、まさにトリノ・オリンピックであったことが、久し振りに録画をみて改めて思い知らされました。
浅田真央さんも今が一番辛い時ですが、まずは真央さんらしい演技の復活を待ちわびる気持ちで一杯です。真央さんは何と来年の1月成人式を迎える私の娘より年下である。あの若さで物凄いプレッシャー、そして自身のGPシリーズを終えての不満足な結果に対する批判などを全てを受け止めなくてはいけないとは同じ世代の娘を持つ親として、本当に何とかしてあげたい気持ちが強い。
番組を見ていて、トリノ・オリンピックでのキス&クライでモロゾフコーチと荒川さんを挟むように座っている佐藤久美子コーチの姿が印象的でした。同じ日本語で話せるコーチが傍らに居るということは技術的な事以上に荒川さんにとって、どれだけ心強かったでしょうか?
日本スケート連盟も動くようですが、何と言っても真央さんは、まだ私には想像も出来ない強靭な精神力を持っているとはいえ、二十歳前の少女です。万全のケアをして欲しいものです。
私はかつては浅田真央さんが大嫌いでした。トリノオリンピックのシーズンに荒川静香さんが伸び悩んでいる時に15歳の天才少女として登場して荒川さんより上位になる活躍で複雑な気持ちでした。
しかし今はそんな気持ちは全くありません。「チャールダシュ」や「仮面舞踏会」の演技を通じて真のフィギュアスケートの真髄を見せてくれる現在世界最高のスケーターであると強く信じています。
私が高校生時代、オペラに興味を持った頃、歌劇「トゥーランドット」はどちらかと言うとマイナーなオペラでした。そのころ買ったオペラアリア集のレコードには「誰も寝てはならぬ」は全く収録されていませんでした。しかし今はオペラの代名詞的なアリアになってしまいました。ぜひとも前奏曲「鐘」も真央さんのオリンピックの活躍でピアノ協奏曲第2番と並ぶラフマニノフの代表作に押し上げてもらいたいものです。

もうすぐNHK杯!安藤美姫さんや我が愛しの中野友加里さんの活躍、そして高橋大輔さんのフリーの「道」の演技をいよいよ見ることが出来る!そして「皆様のNHK」ですからペアやアイスダンスの放送もたっぷりとあるでしょう。
仕事で悩む暇はありません。