二つの物を対比したとき、見落として甘(あま)いと言われ、誰も気づかないところまで見つけて辛(から)いと言われるか、フツゥ~~に対比した方がいいのか? という話になる。私には分からない。^^
とある鑑定大会でとある品が鑑定されている。二人の目利きが鑑定に鎬(しのぎ)を削っている。
「いやいや! それは、ないっ!」
「いやいやいや、これこそ猿翁寒山の一幅に間違いありませんっ!」
「そうですかぁ~? 本物、偽物の対比には自信があるんですけどねぇ~」
二人の鑑定士は暫(しば)し、鎬を削った。が、しかしである。後日、その物は偽物でも本物でもない紛(まが)い物と発覚したのである。
対比するのはいいが、対比する以前に甘辛は関係なく、よ~~~く調べる必要がありそうだ。^^
完