雑感の記録。

秋の夜長はダラテンで

教科書

2010年02月19日 | diary
朝からvs中国戦。
時間を合わせてパスタを茹でてコーンポタージュと紅茶を煎れてスタンバイ。
リビングに暖房器具が無いため、こうやって部屋を暖めるしかないのだよ…

結果は周知の通り負けだったけど、自分なりに振り返って思うのは、
中国代表がやってたのは教科書みたいなカーリングだったんじゃないかと。
こういう状況ではこうするのが定石です、みたいなね。
ただ攻めっ気がムンムンだったので、どちらかというと、
・こういうシチュエーションではこうやって相手の守りを蹴散らしましょう。
・相手が守りを意識してない時は徹底的に攻めましょう。
こんな感じなのか。攻め手の教科書って方が正解に近いか?
終始ミスらなきゃ勝てるってのを実践された気がするな。

対して先に対戦したカナダ代表は、中国以上に圧倒的だったとも思えるんよねぇ。
負けてる所からのひっくり返し方も、攻めと守りの切り替え方も。
教科書どころじゃなくて常に最上の選択肢を選んで実践できてるんじゃなかろうか。

日本代表に話を移すとなると、まず単純にプレイヤーの調子が上がらなかったであろう点。
目黒さんは終盤で何とか立て直してた気がするけど、終始近江谷さんの調子が悪そうだったな…

カナダ戦から引き続き、日本代表は後手後手に回ってるような印象があるんですよね。
謙虚…じゃなしに、がっつかないというか。
「先攻は1点与えて、次エンドで後攻になり2点以上稼ぐ」というのが一般的な狙い。
でも点差次第で2点以上のスチールが狙える状況なら迷わずスチールしに行った方が良い時もある。
そんな時でも落ち着いて1点取らせる戦略を選んでいるような。
カナダも中国もスチールで点を確保してましたしね。
どれだけ後攻が有利っつっても、点数あってナンボだと思うしな。
これで1-2だけど、残り6試合で出来れば5勝は厳しいよな。
終盤3戦でどこまで奮闘できるかだと思うんですが、尻上がりに調子を上げて行ってもらいたいモンです。


他の残念な点は民放での中継だった点。
CMを入れる都合で、おやつタイムことハーフタイムが丸々カットされてしまった事。
思えば自分含め小野寺さんのファンを量産した「寿司食いてぇ」が飛び出したのもこのおやつタイム。
解ってない。実に解ってないぞ読売…

時に3時間にも及ぶ氷上の戦いは、我々ブラウン管の向こうで見守るファンが感じる以上に、
その一投ごとに蓄積される疲労がプレイヤーの精神・肉体を蝕んでいくものなのだ。
髪の毛一本ストーンの軌道上にあるだけで大きくコースが変化するような戦場で戦う戦士達に与えられた、
それは唯一の救済、オアシス、エデンの園だ。
傷つき疲れ果てた戦士達は、この刹那の如き休息で英気を養い、己を奮い立たせ戦場へ戻っていく。
何のために。勝利のために。
眼前に広がる氷の世界に、熱く燃え滾る闘志を秘めて戦士達は再び立ち上がる。
自身の誇り、祖国への忠誠、故郷の家族…
誓うものこそ違えども、唯一つの頂点に向かい、彼らは征く。
何一つ失う事なく得られる栄光など無いと知りながら。
後ろに有るもの全てをその双肩に背負い、一寸の光も差し込まぬ闇の中を歩む。
そんな彼らの胸に去来する一抹の思い…

「寿司食いてぇ」

コレである。
とても重要なポイントである。
もうホント、五輪の運営はこの発言を日本代表のポイントに加算するべきだったよ…
あと監督も抗議すべきだったハズ。
笑い声が「ぐへへ」だったり、満面の笑みを浮かべるとネコバスに似たりする小野寺さんでしたが、
ピンチの日本代表を立て直せるのは、きっとアナタと林さんだけなんだ…
是非とも日本代表にエールを!!
もし実現したら録画するわ必ず絶対に。

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