雑感の記録。

秋の夜長はダラテンで

Pixies : Doolittle

2005年11月09日 | music
回数で見れば「Surfer Rosa」の方がよく聴いているんだけども、
あえてこちらのDoolittleを。
5年間という短い活動期間の中で、後世に影響を与える名盤を数多く残してる彼等。
「惜しまれながら去る」って言葉がピッタリだと思ってたんですよ。
しかし昨年、日本のロックフェスティバルに再結成して来日。
この再結成はあんまり喜べなかったなぁ。
色んな人の色んな前例のせいで、こういう形の再結成ってのが喜べなくなってるんか。



ストレートなんだけど、少し影を落とすようにメロウなギター&ベース、
とにかく叫び続ける男フランク・ブラックと、
そこに心地よく絡むキム・ディールの男女ツインヴォーカル。
このスタイルが完全に確立されてて、なおかつどのアルバムも洗練されてる。


Doolittleは最初にして一番Pixies色が出てる作品だと思うんですよ。
Surfer Rosaはおバカ要素が色濃く出てるし、Bossanovaはスタンダードロック色が濃い。
でもこれらの全てはDoolittleが礎になって、そこから出てるモノだと。
再結成後もこういう音だったらなぁ、と思っているんですが、
自分ひとりの願いなぞ満たせるわけがありませんからね。
生ぬるく見守っていこうと思います。



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