雑感の記録。

秋の夜長はダラテンで

黒い家

2007年10月15日 | movie

評判の「黒い家」です。
なんというか…
とりあえず大竹しのぶの為の映画ですよ。

ジャパニーズ・ホラーというか、
ホラー自体に疎い僕なんですが、気持ち悪さは存分に伝わりました。
外国のホラーって、必要以上にグロ+痛い演出が多いのですが、
日本のホラーってそういうのは控えめですしね。
リングしか知らんけど。


グロ・痛い演出もそんなに無い…と思ってたけど、
中盤以降はまぁ話の流れでそれなりに出てきます。
でも、この作品の醍醐味はそういう直接表現の怖さでなしに、
人間の内面から滲み出る気持ち悪さです。
西村雅彦、大竹しのぶの演技はとても上手い。


原作既読派の方々からの「過剰な演技が嫌」っていうのは、
恐怖を感じる方向とでもいうか、
やっぱり原作者が伝えたかったコトに対して、
監督が原作から感じとったコトの違いがあり、
映画は100%監督の好きなようにやりたかったからだと思います。
僕は今作の演技は好きです。
原作も読みたいと思いました。


自分でも好きな小説やら漫画が、
「アニメ化!!」「実写映画化!!」となり、
さらにそれを見た時、
「やっぱり原作の方が××で~」等と言ってしまう方の人間なんだろうが、
原作は原作で、それ以外はそれ以外のカタチとして、
別個に楽しめるようになった方がいいなぁと思うんですよ。
でもジョジョ一部劇場版の出来は目に余る酷さだったので、
もっとちゃんと作り直して欲しいんですよね。



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