先月は新刊1冊だけだったんで今月忙しいかなーと思ってたけどそんなことは無かった。
嘘喰いとジゼル買ったんで先行してその2冊を。
残るはサンレッドとムダヅモ。

嘘喰い 25巻
これでようやく業の櫓編は完結か。
タッキーは先代のお屋形様。
創一くんは記憶が時々抜けちゃう。
伽羅さんの顔の傷は酸によるもの。
今まで明かされなかったことを最後に教えられましたね。
んで創一くんはお屋形様としての記憶を失っちゃって、
自身の記憶障害のことを知っている人間=栄羽立会人を探すんだけど、
彼はもうとっくにあの世へ逝ってるワケで。
んでもう一人そのことを知ってたのが親であるタッキーだけどこっちも死ぬ寸前。
んーどうなるんだろー(棒読み)
予告だと創一くん編に加え梶ちゃん編が始まるみたい。
迷宮編から間髪入れずにTV編~業の櫓編と規模の大きい勝負が続いていたんで、
こういうシンプルなタイマンが一服の清涼剤となるのやら。
それなりに期待はしていますがどうなってることやら。
號奪戦では夜行さんが非常に格好の良い戦いっぷりを見せてくれました。
VS密葬課戦での「車内2on2」も中々良かったと思うんですが、
夜行さんが絡む暴はいいもんだなぁ。
ちゃんみだも頑張ったんだけどね。
読み切りもあってやっぱ人気なんだなってのを解らせてくれるね。

ジゼル・アラン 3巻
表紙に違和感。
なんか中国のバッタモンみたいな臭いを感じてしまう。
不満は無かったのか…?
クレープ屋・ロリックとの出会いと別れ・父親との確執・船長の帰還・造船技師への仕事の依頼。
こう振り返るとけっこー詰まってますね今回。
見た目の厚さ以上に濃密で重く感じると思います。
ロリックとの別れは良い空気感。
年に一回くらい「こういう空気のマンガを読めて嬉しいなー」と思うことがあります。
「さすらいエマノン」も良いものだったし、今年は豊作だと言えよう。
良い別れだっただけにその後のロリックの不遇も際立つんですが…
造船技師の話も良い。
詩の描写が好みだったなぁ。
短篇集の「月夜のとらつぐみ」はスルーしてたんだけど、こんな感じの短編ばっかならアリかも。
「童話迷宮」といい、不定期にこういうメルヘン分を補給したくなるのは歳のせいなんだろうか。
他に比べられるマンガを持ってないんでアレなんですが、
猫の動きが非常に良い。
ここまで忠実に猫を描けているマンガってたぶんそんなに無いんじゃないでしょうか。
今まででも猫の動かし方に「ほお…」と心を打たれることはありましたが、
造船技師の話でのアルセーヌは生きてる猫そのものだったもんなぁ…
描いてる笠井さんはかなりの猫好きなんだろうと思ったわ。
そう思いだすと出てくる人間みな猫に見えてくるから怖い怖い。
デフォルメされてない猫好きにはオススメのマンガですよジゼル・アランは。