3月21日(木曜日)
叔父オバが墓参りに見えたので、昼食は前日に予約しておいた、宇治田原町の「手打ちそば そば処 みろく」へ行った。この店は俗に言う「隠れ家 食事処」だ。店が出来てから2年になる。国道307号線から離れた山の中なので、事前に調べていなければ気がつくことはない。
口コミを見て、地図を見ながら行っても、「こんな所に そば処があるんかいな?」と不安になるような場所にある。山の中に入り、しばらく走ると「みろくそば」のノボリが木立に立っている。これを見て、初めてホッとすることだろう。
12時過ぎにお店に到着した。
部屋は二部屋あり、それぞれの部屋にはテーブルが二つある。奥の部屋に案内された。フスマは開放されているので、お互いに丸見えもいいところだ。先客は1名だった。予約していたメニューは『みろく御膳』。今まで何度か食べたが、年寄りには「かやく御飯」の量が多過ぎる。全部食べれば満腹になり、「苦しい!」と思わず発する。食べ残しは、もったいないので、「ご飯は半分にして下さい」と告げる。やがて「ふろふき大根」が運ばれて来た。
ゆず胡椒が鼻にツ~ンと。効くぅ~。
食べ終われば、「かやく御飯」「漬物」「天婦羅」がテーブルに。
何と言っても天婦羅は”アツアツ””サクサク”に限る。海老天のエビの大きさは大きく、エビ好きの者にとっては、思わず笑みがこぼれる。塩と天つゆで食べたが、塩は思ったよりも美味しい。
最後にそばが運ばれて来た。
そばの色はやや白く、太さは細いのが特徴だ。そばつゆに浸けて、ノド越しのソバを楽しむ。美味しかった~♪
「そば湯です」。ソバのシメに出てくれば嬉しくなる。そばつゆに注いで飲んだ。元同僚の「手打ちそば 乃田」のそば湯と、思わず比較してしまう。それこそ雲泥の差の味だった。「手打ちそば 乃田」に軍配を上げる。みろくのそば湯は薄味で、乃田のものは濃厚だ。その違いは、乃田はそば湯専用にソバを打っている。従って、乃田の焼酎のソバ湯割りも美味しく人気がある。平日にもかかわらず、次々とお客さんが見えて満席になった。こんなにお客さんが来れば「隠れ家」じゃなくなってしまう。どなたも食べ残すことなく、全部食べた。「ご馳走様!」
帰るとき、店の裏庭を散策した。ここは山の中で気温が低く、梅の花は満開を迎えていた。
女将が言うには、植えてある梅は「思いのまま」と言う品種だそうだ。
特徴は、花が白一色ではなく桃色の花も混じっている。都会のレストランしか行かない貴女。森林浴に「一度はおいでドッコイショ!」。
【参 考】
1.メニュー
・ざるそば ¥700
・ざるそば大盛 ¥900
・天ざる ¥1300
・みろく御膳 ¥1500
(天ぷら ざるそば 一品 かやく御飯 漬物 一品は日によって変わります。)
2.手打ちそば そば処 みろく
・住所:〒610-0255
京都府綴喜郡宇治田原町郷ノ口向井81番地
・電話:0774-88-2915
・営業時間:AM11:00~PM15:00
夜 予約要
・定休日:火曜日