ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

乙女椿が一斉に咲いてきた

2013-03-14 06:28:45 | 

3月13日(水曜日)
例年であれば、庭の乙女椿は梅の花が散り始める頃に咲いてくる。昨年もそうだったが、今年も昨年と同じく梅の開花が遅れていて、梅の満開の前に一斉に咲いてきた。

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椿は半日陰で育った方が、花も葉も綺麗だ。中庭のこの乙女椿は、松の木の下にあったので、6年ほど前までは桃色がとても綺麗だった。ところが、松くい虫にやられて松を切ってからは表情が一変してしまった。

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陽が当たれば木は上に上にと伸び、葉の緑も花の色もボケて株価100円安だ。
私が一番好きなのは、雨上がりの濡れた花。椿は大抵がどこか変色したりして、まともな花にはめったにお目にかかれないが、乙女椿だけは違う。アップに耐えれる。

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乙女椿の短所は、他のツバキに比べ開花後、日持ちがしないこと。3日ほどで茶色の斑点が現れ、観賞に耐えれなくなる。
花は八重咲きに見えるが、この乙女椿は「千重咲き」と言う(千重咲きとは、花弁が重なって咲き、雄しべがない(もしくは、見えない)こと)。剪定不十分でツボミが多く付き過ぎてしまった。その結果、大輪が少なく華やかさに欠ける。
1週間もすれば、花は茶色に変色してしまう。茶色が気になると、花をもぎ取らねば気が済まない。気にするから仕事が増える。今年は気にせんとこか。

【乙女椿(オトメツバキ)の豆知識】
・ツバキ科。                              
・学名  Camellia japonica var. decumbens       
                      cv. Otometsubaki         
          Camellia     : ツバキ(カメリア)属   
          japonica     : 日本の                
          decumbens    : 横臥した、伏した      
          Otometsubaki : おとめ椿(日本名)
  Camellia は、17世紀のチェコスロバキアの 宣教師「Kamell カメル」さんの名にちなむ。    
・開花時期は、 12月 ~ 4月    
・ピンク色の千重咲き椿。椿のなかでは遅咲きのほう。ツバキの園芸種のひとつ。 大柄で花びらがいっぱいあるのが特徴。
 江戸時代から栽培されている代表的なものの一つで、他藩や他家に出すのを止めたため、「お止めの椿」が「乙女」に変わったとも云われている。

コメント
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