連日の好天でイチジクが美味しくなってきた。私が好んでイチジクを食べるようになったのは、まだ2年しか経っていない。一昨年、親類の美味しいイチジクを食べてから”イチジクも美味しいやん”と見直した。旦那さんが定年になってから、夫婦でイチジクを手塩にかけて育てている。美味しいイチジクであれば、差し上げたり紹介したくなる。愛妻は営業部長を名乗っていいくらい、貢献している。最近は「あそこのイチジクは美味しいと」評判になり、時期の間に完売してしまうようだ。
時計は9時半を回っている。愛妻の「もう売れてきっと無いよ」の声だったが、無くてもともとで今年初めて親類へイチジクを買いに行った。玄関の棚に5パック残っていた。ラッキー!!だ。
全部買って車に積み込むと、お客さんが来たがこれにて売り切れだ。ゴメンなさいね。帰りにイチジク畑に立ち寄った。さすが専業農家だけある。見事な一言だ。
隣は花ハス畑で、背の丈ほど伸びていた。盆を過ぎれば花ハスは商売にならない。
さて買ったイチジクはどこへ持って行こうか。結論は早い。先日ライブに行ったとき出演していた”かんちゃん”から、「デジカメで写した写真をCDに焼き付けて」と要望があり、善は急げでライブハウスのマスターに届けることにした。マスターはライブハウスの裏で、昼間は夫婦で美容院を経営している。「こんにちは」と扉を開けると、マスターが手に三線ではなくハサミを持って、お婆さんの髪を切っていた。見慣れていないので、不思議な光景に写る。不思議な一つに、綺麗な奥さんをどうやってマスターが射止めたかが興味があった。夫婦の馴れ初めをライブの時に聞いた。二人とも当時は若く、マスターはホテイさんのような腹はしていない。美容学校で知り合って大恋愛をしたそうだ。羨ましいね~。
完熟イチジクは冷やして食べれば美味しさは3割増しになる。朝穫り完熟イチジクをご賞味あれ。お口のあえば、差し上げた甲斐があるが果たしてどうだろう。どなた様もメールをいただければ要望にお応えします。
[豆知識]
1.日本の産地:日本では愛知県の西三河地方が最大の産地である。有名な産地には下記がある。
茨城県稲敷市
富山県大沢野町
愛知県安城市、碧南市
京都府城陽市
奈良県大和郡山市
大阪府藤井寺市
兵庫県川西市
和歌山県紀の川市
鳥取県西伯町、南部町
島根県多伎町
福岡県行橋市
2.イチジク(無花果、映日果、英語 木はfig tree、実はfig)は、クワ科イチジク属の落葉高木。学名はFicus carica。別名、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)など。原産地はアラビア南部で、紀元前3000年頃には栽培されていた。日本には、1630年長崎に渡来した。不老長寿の果物ともいわれている。
3.城陽市内にて収穫される完熟物は、肥沃な土壌が栽培に特に適している様で、甘さも香りも味もバツグン!!遠くは、関東の有名果物店にも出荷されるほどの人気特産品です。
4.内側に無数の花をつけ外からは花が見えない為、「無花果」と言われたり、熟すのが大変早いために「1日一個熟すと(イチジク)」とも呼ばれている。