『 高齢の親に教えるスマホ操作の基本
最も大事な「タップ」に苦戦するシニアが多い! 』、
と題された見出しを見たりした。
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。
そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。
こうした中で、家内はガラケーと称される携帯電話を愛用して、
5年を過ぎている・・。
そして遅ればせながら、スマホと省略されているスマートフォンを、
新コロナウィルスの烈風が終息したら、買い求めるわ、
と私に微笑みながら言ったりしている。
私は一年半前の頃より、家内専用の携帯電話を借りて、
何とか受信、発信の電話機能だけ使えるようになったが、
恥ずかしながらスマホも使えない拙(つたな)い身である。
こうした中、せめてと思いながら据え置き型のパソコンとノートパソコンを利用し、
時代遅れの国民のひとりとなっている・・。
スマートフォン所有率は60代が約7割の69%、
70代が約5割の48%となっている、と私はニュースで学んだりした。
そしてパソコンやフィーチャーフォン、タブレットなどを入れると、
ほとんどのシニアが、何らかの端末を所有しており、
ネットサーフィンやネット通販などが、当たり前の時代となっている、
と私はニュースで学んだりした。
このようなことを学んできたことも根底にあり、
我が家は息子、娘もいなく、まして孫もいないので、教えを乞う人もいないので、
今回の《・・高齢の親に教えるスマホ操作の基本・・》って、
どのようなことなの・・、と思いながら、こっそりと記事を精読してしまった・・。
この記事は、関連の【 介護ポストセブン 】の『暮らし』欄に於いて9月18日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。
高齢の親が、スマホを使い始めたけれど、そもそもどこを押せばいいかわからないし、
押し方の力加減もわからない・・。
そんなスマホ初心者のシニアに、操作方法を教えるときに役立つノウハウを解説します。
☆スマホ画面の狙ったところが押せない高齢の母
「80代の母が、ついにスマホデビューをしたのですが、
“アイコンを押す”(タップする)という、たったそれだけの操作ができない・・。
『すべてのアイコンが、プルプルと揺れ始めた!』って大騒ぎでした」(50代女性)
「スマホの操作に慣れている人にとっては、
“なんで?”と思われるかもしれませんが、
“押す”という操作が、苦手なシニアは意外と多いんです。
『狙ったところが、押せない(タップできない)』、
『力加減がわからず、長押しになってしまう』など、
シニアのみなさんは、最初にぶつかる壁ですね」
こう話すのは、シニア世代向けのスマホやパソコン講座を開催している
スマホ活用アドバイザーの増田由紀さんだ。
ダイヤルボタンや十字キーを押して、操作するガラケーと違って、
スマホは画面を直接、指で触れて操作しなければならない。
「スマホは、“画面を押す”という動作ひとつとっても、さまざまなやり方があります。
トンッと軽く1回なのか、トントンッと2回続けて押すのか、それともグーッと長く押すのか、
押し方によって、できることが違ってきます。
それが直感的に操作できるという利点でもあるのですが、
スマホ初心者の高齢者にとっては、難しい場合もあるんです」
☆高齢の親に教えたいスマホの操作の基本3つ
まず、基本操作として覚えておきたいのが、
【1】タップ、
【2】ピンチアウト・ピンチイン、
【3】ドラッグの3つ。
3つの操作の中でも、最初にマスターしたいのが、あらゆる操作の基本となる“タップ”。
タップが、上手にできるかどうかで、スマホライフの快適さが変わってきますよ」(増田さん、以下同)
それぞれの操作方法を、詳しく確認していこう。
【1】タップ(選ぶ):すべての操作の基本
タップとは、指先で画面を軽く1回触れる操作。
何かを選ぶときの操作で、メニューを決定するときや、アプリを起動するときなど使う頻度が最も多い。
「タップは、指先で画面に“トンッ”と、軽く触れる程度。
テーブルの上のゴマ粒を、指先にくっつけて拾うようなイメージです。
スマホ教室の生徒さんには、狙ったところが押せなくて、イライラしてしまったり、
自分では、ちゃんと押しているつもりなのに反応しなかったりして、
どうして自分はできないんだろう、と自信をなくしてしまう人も。
『タップ』で躓いてしまう人が結構多いんですよ」
タップが上手にできない原因は…
・押す力が、強すぎるor弱すぎる
・目的の場所に命中していない
・別の場所も一緒に押してしまっている
・押す指以外の爪や他の指が、画面に当たっている
・指先が乾燥している などが考えられる。
「本人は押しているつもりでも、横からみ見ると、ちょっと下にズレてしまっているというケースも。
また、指先が乾燥していると、タッチパネルの反応は鈍くなります。
指先に、はぁっと息を吹きかけるなどして、対処してみてくださいね」
また、狙ったところを押せないとこんな不便なことも・・・。
「間違った画面を出すと、必ず“戻る”という作業をしないといけなくなります。
本来なら、2回の操作ですむことも、
3回、4回、5回・・と余分な操作をしなくてはいけなくなり、
その結果、『スマホって、面倒だし、大変・・』と、
スマホに対してマイナスの感情が生まれてしまいます。
思い通りにタップが、できるようになれば、そんなストレスを感じることもなくなりますよ」
タップをマスターするための方法とは?
「タップの命中率を上げるには、練習あるのみです!
例えば、スマホで『介護ポストセブン』のページを開いて、
左上のメニュー一覧を出します。
介護制度、介護施設、芸能人・・・などのカテゴリーが出てきますが、
それらをひとつずつタップして、
ちゃんと自分の読みたい記事が、一度で出せるか、どうか試してみてください」
「いつも、自分が読みたいメニューより、下の記事が表示される場合は、
指先が寝てしまっているのかもしれません。
それなら、もう少し指を立ててみよう・・とか何回か繰り返しているうちに、
自分のクセに気づくと思います。
自分がタップしたいものが、1回で押せるようになったら、
スマホの操作の7割は、手に入れたと思っていいでしょう。
“タップを制したものは、スマホを制す”といえるくらい、スマホにとって大切な操作なんです」
【2】ピンチアウト・ピンチイン:画面の拡大・縮小
ピンチアウトとは、画面を親指と人差し指で広げることで、画面を拡大するときに使う。
ピンチインとは、2本の指で画面を軽くつまむことで、画面を縮小するときに使う。
「ピンチアウト・ピンチインは、画面”を軽くつまんだり、広げたりする操作。
指の操作をお教えしていたとき、
私のマネをして空中で、指を動かされていた方もいましたが(笑い)、
みなさんわりとスムーズにマスターされていますよ」
地図を拡大表示したり、小さくて読みにくい文字を大きくしたりするなど、
シニアにとってよく使う操作なので、ぜひマスターしておこう。
【3】ドラッグ:画面の表示や何かを移動するときに使用
ドラッグとは、画面に指を触れたまま、
ずるずると引きずる感じで上下・左右に画面を動かして、
見えていない部分を表示させるときなどに使う。
「情報が多いと、スマホの1画面では収まらず、
ちょうど長い巻物の一部が、表示されているような感じになります。
画面に指を触れたままゆっくり動かす(ドラッグする)ことで、
まだ見えていない巻物の続きを見ることができます。
また、アイコンやアプリを動かすときにも、このドラッグという操作を使います」
基本操作をマスターして、スマホライフを楽しもう!
教えてくれた人
増田由紀さん
2000年に千葉県浦安市で初心者向けのパソコン教室「パソコムプラザ」を開校。
2020年10月より全国どこからでも学べるオンラインスクールにリニューアル。
スマホ、iPad、パソコン講座の講師をはじめ、講座の企画、執筆、講師養成などを行う。
丁寧な解説と、わかりやすい教材が人気。シニア世代のスマホの利活用に力を入れている。
『いちばんやさしい60代からの』シリーズ(日経BP)著者。
デパートカルチャー講座、新聞・雑誌への執筆・監修など多数。
取材・文/鳥居優美 イラスト/朝倉千夏・・ 》
今回、スマホ活用アドバイザーの増田由紀さんに導かれて、
《・・高齢の親に教えるスマホ操作の基本・・》を多々学んだりした・・。
そしてパソコン、タブレットも知らない御方が、初めてスマホに接したら、
今回の基本操作の『タップ』、『ピンチアウト・ピンチイン』、『ドラッグ』は、
習得するのに戸惑い、やがてマスターをするだろう、とスマホも使えない私は、
微苦笑したりした。
ここ10年近く、確かに電車に乗車すると、前の席に座った御方たちは、殆どスマホを見たり、
街中を歩けば、歩きながらスマホを見ながら歩いている。
或いは遊歩道を散策していると、周囲の景観も視ず、
季節のうつろう美景を無視し、歩きながらスマホを見ながら歩いている御方もいる。
2010年からスマートフォンの普及率は、急激に増加に伴い、
二宮金次郎さんの真似事をして、前かがみに歩く御方が多くなっている。
私の同世代の男性が、お孫さんからスマホを教えられた結果、
たえず持ち歩いて、友達のような玉手箱だ、と私に絶賛している人もいる。
しかしながらスマホは、なんでも教えてくれるような魔法の玉手箱であるが、
果たしてねぇ・・と私はパソコンからの情報の一部だけで十分であり、
興味がなく、保有していなく、現在に至っている・・。
しかしながら外出先で、この世は予期せぬまさかの出来事に、
遭遇するかしもしれないので、スマホをお守り代わりに、
いつの日にか必要と思ったりしている。
こうした時は、緊急情報を知り、無力ながらも対処致したく、
やはりスマホのような情報機器が必要と思ったしている。
やがて、いつの日にか体力の衰え、或いは大病となり、要支援、そして要介護と身となると思われ、
こうした時はスマホのような情報機器が必要と思ったしている。
何ごとも、程々に活用されれば・・と微苦笑している。