夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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上手な「卒・年賀状」術、こっそりと76歳の私は学び、多々教示させられて・・。

2020-11-16 11:30:29 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見たりしていた。


こうした中で、『 上手な「卒・年賀状」術 理由はハッキリ、手書きの一言を    
と見出しを見たりした。



は確か小学校に入学して以来、年賀状は友人、知人に書いてきた。

やがて25歳に民間会社に中途入社して、会社の上司、同僚など、そして親戚の御方に出してきた。

この後、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、多々の理由で年金生活を始めて、
これまでの人生航路で、色々と御世話になった御方・・相変わらず出している。

たとえは会社時代の上司には、何かと一般常識に欠けていた私を社会人として通用するように、
そして企業戦士になれるように鍛えて下さった感謝の念から、書いている。

或いは会社関係で知り合った知人には、同じ業界で共に時代を過ごし、
この後のお互いのセカンドライフの状況を報告するように、書いたりしてきた。

もとより兄妹、親戚の御方にも、これまでの人生航路に感謝しながら、 毎年書いたりしてきた・・。




こうした中、確か平成30年の年賀状を頂いた中、
会社時代の上司の中のある御方より、 新年のあいさつ文の後半に
 《・・昨年後期高齢者のお仲間入りをしました    人生の一区切りをつけたいと思います
   大変勝手ですが新年の賀状ご挨拶は    来年から失礼させて頂きたくお許し下さい
   これまでのご厚誼を深く感謝申し上げます・・》

このように賀状を頂き、やはりこれからの御歳を召されることを配慮されて、
このような文面になった、と私は深く考えされられた。

このような深情を秘めてきた私は、昨今は「終活年賀状」が広がっている、と学び、
こればかりのご当人をお考えがありから・・と微苦笑を重ねたりしいる。




しかしながら今年の9月に76歳となり、男性の平均寿命は81歳と学び、
私なりの人生の晩秋期と思え、会社時代の御方には、
今年限りで年賀状は最後として、「終活年賀状」の文面を思い重ねている。

こうした心情を秘めた私は、今回の《・・上手な「卒・年賀状」術・・》を学びたく、
こっそりと読んだりした・・。

この記事は、『女性セブン』で2020年11月26日号に掲載された記事であり、
関連の【 NEWSポストセブン 】で11月15日に配信され、
記事の殆どを転載させて頂く。



《・・急速に高齢化が進む日本社会。

寿命が延びたことで、健康やお金のことなど不確定要素が増え、
高齢者本人は、“どんなふうに生きたらよいか”という不安を抱くことも多い。

そんななか、高齢者に対して、社会参加や人との交流が盛んにすすめられている。

老年社会学のを専門とするダイヤ高齢社会研究財団・主任研究員の澤岡詩野さんはいう。

「もちろん、つながりや生き甲斐は生涯にわたって大切です。
ただ、年を重ねていくと、自然と人間関係は閉じていきます。

専門的な用語でいうと社会情緒的選択理論といって、
若い人は自分に有意義な情報を獲得するよう人間関係を築いていくのに対し、
高齢になると親密で心地よい、安心感のある閉じた関係に向かって選択的に削減していく」



毎年の“年賀状”については、そういった流れに従い、
段階的に縮小するのが、ストレスも少ないようだ。

多くの高齢者への取材を重ねて、年賀状に関する著書がある澤岡さんはこう話す。

「実際に年賀状についてインタビューしたかたがたも、
定年退職後、まず仕事でしかつながっていない人を削り、
そこから毎年、いまの自分にとって意味があると思う人、
つながっていたい人を残して少しずつ減らしている人が多かった。

たとえば年に1回も会わないけれど、いつも心の奥にいる友達、
施設に入ってしまったけれど、敬意を伝え続けたい先輩・・・
こうして厳選した少数のつながりこそ、人生を豊かにしてくれると思うのです」


年賀状を出すことをやめるというより、
“出さねばならない”という呪縛から、自分を解き放つということだ。

その上で改めて、つながりたいと思う相手を丁寧に選んでいくことが大切だという。

「つながり方として、年1回の年賀状という定型を利用するのは、
おおいにアリです。逆に年賀状でなくてもいい。

型にはめず “あなたが大好きだったすいかが、
店頭に出たので思い出して筆を取りました” などと年1回くらい、
気ままに書いている人もいます。

年賀状をやめてみたら正月が寂しくて、ちゃっかり再開したという人も(笑い)。
年賀状を出すのも出さないのも、相手も書き方も自由。
義理や儀礼に縛られず、自分の心地よさを優先していいのが、
高齢期の素晴らしいところなのですから」



★年賀状を卒業するなら気をつけたいこと

年賀状をやめるかどうかを考えるとき、
忘れてはいけないのは相手がいるということ。

「“やめる宣言”を受け取った側は、
切り捨てられたと感じる人も、少なからずいるようです。

年賀状は、お互いのつながりを象徴するものですから、
相手にもできるだけ自分の選択を受け入れてもらえるよう配慮しましょう。



そのためにも、やめる理由をはっきり書くこと。
「高齢のため」、「傘寿を機に」、「体力の衰えを感じて」などと、
 共感されやすい内容がおすすめ。

また、印刷の文面だけではなく、ぜひ手書きのひとことを添えて。
直筆の手で書いた文字は、その人の表情も伝えるので、
機械的に切り捨てられた感じがしません。

年賀状をやめてもつきあいを続けたいなら、積極的にアピールを。
コロナ禍でつながりが断たれた今年、
自分から動かなければつながれないことを実感しました。
絆を守るにも努力が必要です」


この年末年始は、ぜひ老親に届いた年賀状をチェックしてほしいと言う澤岡さん。

「親の交友関係を知っておくことは、年を重ねるごとに大切になってきます。

“この人はどんな人?”と具体的に聞いて、
要介護など親の状態が変わってきたとき、力になってくれそうな人を見つけておきましょう。

自分の大切なつながりについて話すことは、親にとってもうれしいはず。
そして年賀状をこれからどうしていきたいか、相談に乗ってあげてください」
取材・文■斉藤直子・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
            


私は今回、《・・上手な「卒・年賀状」術・・》を読み、多々教示された。

そして私は従来通り、これまで人生航路にお世話になったお方に、
せめて年賀状で、平素は御無沙汰の御方を含めて、

私の年金生活のささやかな状況の報告を兼ねて、
つたない文面を綴り、そして12月25日まで郵便ポストに投函しょう、と思い重ねたりしている。



そして来年は私は喜寿(きじゅ)と称される77歳になるので、
これを機会に会社関係で知り合った御方には、

感謝を重ねながら「卒・年賀状」しょう、と思い馳せたりした。

これ以外の親族関係、知人、友人には、
従来通りして、やがていつの日にか介護・要になってしまった時は、
やむなく年賀状は断念して、電話連絡などに変貌するのかな・・と思い馳せたりしている。

コメント
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