夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

美味し、美しく、北のまほろば冬の旅は・・。 ⑧ 第7章 雪の情景の山岳道路で一路、青森市に・・。

2010-12-24 22:49:37 | 
          第7章  雪の情景の山岳道路で一路、青森市に・・。

12月18日
蔦温泉旅館に4連泊した私達夫婦は、旅館前のバス停より、
10時15分発の青森駅前行きの路線バスに乗車した・・。

車内の乗客は私達を含めてたった3名であり、私達はバスのドライバーの最も近い最前席に座り、
路面は除雪された後の真っ白な道、道路の路肩は除雪の雪で90センチ前後、
そして周辺の常緑樹の枝葉、落葉樹の枝には雪をたたえ、
ときおり雪が舞い降る情景に、幻想的な道のりが長く続き、見惚(みと)れていた。

ときおりドライバーの方が、雪の降りはじめたこの時節、そして厳冬の時期の状況を教えて下さり、
この八甲田山連峰の山間部の山岳道路の103号の情景に、
その時節ごとに思い馳せながら、私達夫婦は魅了された。

そして市内の郊外に近づくと青空が見えたり、その後は小雨となったり、
下車する頃の午後1時45分過ぎには、曇り空となっていた。

私は終点の『青森駅前』で下車する時、
『ひとつの映画を鑑賞したようで、ため息を重ねるほどの素晴らしい・・車窓からの情景でした・・』
と私はドライバーの方にお礼の言葉の代りに云った。

その後、私達は今宵の宿泊先の『青森グランドホテル』に向った。


                                  《つづく》

☆ブログランキングに参加していますので、ご協力の程を♪

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマス・ソングス・・秘かに愛して魅了されてきた曲は・・。《特別再掲載》

2010-12-24 08:49:06 | 定年後の思い
過日の12月12日に於いて、このサイトに於いて、
【 クリスマス・ソングス・・齢ばかり重ねた高齢者2年生の私、秘かに愛して魅了されてきた曲は・・。】
と私は投稿した。

今回、クリスマス・イブの日を迎えているが、
政治は混迷、経済は低迷、社会は劣化・・
せめてささやかな音楽をと思いながら、あえて今宵クリスマス・イブに際し、
再掲載する次第である。



ここ一週間、日中のひととき、駅前の商店街を歩いたり、ス-パー、専門店の店内で買物したりしていると、
クリスマスの歌が流れて、まもなくクリスマスの時節が到来する、と教えられたりする。
そして新聞の折込チラシなどで、デパートのクリスマスの贈り物の数々の品を見たりすると、
私は微苦笑をしたりしている。

もとより私はキリスト教も関係ないが、戦後からの社会風潮で、
何となくクリスマスの時節を迎えている、とぼんやりと思ったりする程度である。

このような私でも、数多くのクリスマスのソングスぐらいは、
多少は知っているし、このサイトにも程々に投稿文を重ねてきた。

そして、先ほどから読み返し、微笑んだりしながら、私なりに心の宝物のように大切な曲でもある。

私は確固たる根拠もなく自信ばかりあり、と幾度もこのサイトで4年ばかり表現しているが、
今回も独断と偏見の多い綴りであったが、あえて再掲載するので、
ご笑話を頂けたら、幸いと思ったりしている。




第一話 【 私の最も好きなクリスマスのアルバムは・・♪ 】
                          《初投稿日2007年12月21日》

ここ1週間、買物などで街に出たりすると、
スーパー、専門店の店内で、クリスマス・ソングが流れたりしている・・。

私はクリスチャンでないので、キリストの行事に関して興味がないが、
敗戦後の日本はこの時節は、多くの人々がクリスマス・シーズンを親しまれ、
街、家並みがイルミネーションなどで染まる処もある。

私はクリスマスに関しての歌は、現役時代にたまたま音楽関係の会社に勤めていたので、
程々に聴いたりする機会に恵まれたが、
心に残る最も好きなアルバムの一枚がある。

ダンス・クィーンなどと称されていたドナ・サマーが、
1994年に名プロデューサーのマイケル・オマーティアンとの共作に寄る
『CHERISTMAS SPIRIT』と題されたアルバムである。
日本で発売されたアルバム・タイトルは、
『ホワイト・クリスマス/ドナ・サマー』となっている。

①ホワイト・クリスマス
②クリスマス・ソング
③神の御子は今宵しも
④クリスマス・イズ・ヒア
⑤クリスマス・メドレー
  a.このみどり子は誰なるぞ
  b.ドゥ・ユー・ヒア・ホワット・アイ・ヒア
  c.もろびとこぞりて
⑥クリスマスはわが家で
⑦クリスマス・スピリット
⑧プレイス・オブ・ヘヴン
⑨オー・ホーリー・ナイト
⑩ラム・オブ・ゴット

まぎれない大人の歌手が声量たっぷりに唄い上げ、オーケストラとゴスペラ・コーラスを背景にした作品である。

黒人霊歌を根底に育ったドナ・サマーが、真摯に唄うクリスマス・ソングの一曲でも聴くと、
まさに使い古された言葉であるが、鳥肌が立ち、思わず襟を正してしまうのである。

かといって、どなたでも親しみのある名曲ばかりであるので、
たとえ一流のホテル、街のお洒落な居酒屋でも聴きやすいアルバムでもある。

私は先程から、『ホワイト・クリスマス』、
『クリスマス・ソングス』、『神の御子は今宵しも』
そして『もろびとこぞりて』等を聴いたりしているが、
やはり日常生活でキリスト教に切望し、親しみを持たれた類(たぐい)稀(まれ)な歌手に、
底知れぬ唄声に降参し、魅了されるのである。




第二話 【 この時節、最も微笑む曲は、『クリスマス・イブ』・・♪ 】
                        《初投稿日2007年12月23日》


東京の郊外は、昨夕からの雨が先程から上がり、静寂なひとときとなっている。

私は庭に下り立ち、常樹木の枝葉は濡れ、
そして葉を落とした落葉樹の枝の雨粒を見つめたりしていた・・。


♪雨は夜更けに過ぎに
 雪へと変わるだろう

【 『クリスマス・イブ』 作詞・作曲・唄 山下達郎 】


この歌がどうしてか、脳裏に浮んだのである。

私は年金退職の4年生の身であるが、
私のサラリーマン現役時代の折、確か1983年のこの時節に初めて聴いて、
巧過(うます)ぎる歌だなぁ、と瞬時に感じた・・。

この後に、JR東海のCMに盛んにテレビで放映され、
離れ離れの若き男女で、待ちわびて、そしてやっと逢える、といった情景だったと思い浮かべている。

後年に判ったことであるが、
JR東海のX’mas7 ExpressのCMと知った。

山下達郎のこの曲の唄声を背景に、
その後も毎年のように幾つかの若い男女のせつなく、もどかしい情景が映しだされ、
私は微笑みながら、秘かに若い男女に幸せあれ、
と心の中で祈ったりしていた・・。


♪きっと君は来ない
 ひとりきりのクリスマス・イブ

【 『クリスマス・イブ』 作詞・作曲・唄 山下達郎 】


私はシンガー・ソング・ライターの山下達郎に関して、
無知な方であるが、この『クリスマス・イブ』を聴いた限り、天才と讃(たた)えている。

そして、ネットのYou Tube上で、
【Xmas Express 歴代CM1988年~1992年】を視聴し、
若き男女がやっと逢える情景を微笑ましく見ていた・・。


♪心深く 秘めた想い
 叶えられそうもない

【 『クリスマス・イブ』 作詞・作曲・唄 山下達郎 】

私は、若き男女のおふたりに、冬の天の川のように心寄せながら、
ときめき、もどかしさ、せつなさの恋情を齢を重ねた私さえ、
感じられ、感銘させてくれるのである。




第三話  【 クリスマス・ソングで皆を最も高揚させる歌は『赤鼻のトナカイ』・・♪ 】
                          《初投稿日2007年12月25日》

午前のひととき、私は二軒ばかりのスーパーに買物に行った。

数多くの人々が三連休の最終日、その上、クリスマス・イブなので、
何時もの平日と違い、込み合っていた・・。
ご家族の方たち、現役の40代のご夫婦等が見受けられ、
私なりに微笑ましく、感じられた・・。

店内からは、

♪真っ赤なお鼻の トナカイさんは
 いつもみんなの 笑いもの

【 『赤鼻のトナカイ』 作詞・新田宣夫 作詞・MARKS JOHND 】

メロディが流れた・・。

私は何かしら追われるように、買物の選定をしたのであるが、
クリスマス・ソングの中で、誰しもが知っていて、親しまれ、心を高揚させる曲は、
『赤鼻のトナカイ』は、ずば抜けて最高の曲と思ったりした。

買物の客が、何かしら追われるようにクリスマス関係商品を数多くお買い上げ頂ければ、
と店長の発想であったならば、優秀な店長と私は誉(ほ)め讃(たた)える。

選曲を『ホワイト・クリスマス』などにした場合、
買い物客は、何かしらしっとりと聴きこんでしまい、お買い上げの向上に図れないと思う。

たかが、クリスマス・ソング、されど選定された曲は何かしらの向上に役立つ、
と私は微苦笑したのである。

この時節、元気のない人は、『赤鼻のトナカイ』の一曲を聴けば、
心身元気を取り戻す特効薬かしら、と微笑んでいる。


このように選曲していたが、私は読み返しながら、
私の人生に最も影響を受けたひとりのお方を忘れていたのである。
古い表現で云うと、シンガー・ソングライターの中島みゆき・女史である。

私は40代に、この方の『エレーン』で人生の心のピンチを救われ、
その後、ギックリ腰で28日ばかり入院していた時、『永久欠番』で救われ、
何よりも『HAFE』は少なくとも50年間で数多く音楽を聴いた中で、
最も影響を受けて感銘しさせられた作品である。

私にとっては、やはり中島みゆき・女史は、たぐい稀な女神であり、
この思いは、ここ20数年変わらず、敬愛している。

このような私であるので、中島みゆき・女史のクリスマス・ソングは知っているし、
秘かに心の中で唄ったりしている・・。

【歌麿】と題したコンサート(1986年)の中で、
一曲として『クリスマスソングを唄うように』である。

この世に、珠玉、という言葉があったならば、
まぎれなく『クリスマスソングを唄うように』の歌は最もふさわしい、
と思いを重ね、私なりに最も愛すべきクリスマス・ソングである。


☆ブログランキングに参加していますので、ご協力の程を♪

にほんブログ村 小説ブログ コラムへにほんブログ村

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美味し、美しく、北のまほろば冬の旅は・・。 ⑦ 第6章 旅先の読書

2010-12-24 00:01:54 | 
          第6章  旅先の読書

私は観光ホテルなどで滞在の時は、ここ10年は本を持参したりしている。
温泉で心身疲れを休めながら、日中のひとときに寝たりするが、
ときには本を開いたりし、読書の時間で過ごすこともある。

今回、たまたま持参したのは藤原正彦・著の『管見妄語 ~大いなる暗愚~』(新潮社)、
そして嵐山光三郎・大村英昭・共著の『上手な逝き方』(集英社新書)の二冊であった。

読み終わった後、やはり蔦温泉であったので大町桂月の『冬篭帖』、『蔦温泉帖』の復刻版が
この宿の帳場で販売していると思いだして、買い求めたりした。

この時に、宿の方が、宜しかったらと、一冊の本をお借りした。
『酒仙・鉄脚の旅人 大町桂月  ~作品と資料でつづる桂月の青森県内における足跡~』であり、
編集・発行者は蔦温泉の小笠原耕四郎と明記され、1995年9月3日発行と記されていた。
私が10時間ぐらいで興味を持った範囲だけ読んだりしたが、
もとより大町桂月を研究される方には欠かせない書誌であることは、
私でも瞬時で解かる深い内容である。

この本は以前は販売されていたが、在庫は少なくなり、
お借りしたのであるが、ときおり私は持参したノートに転記をしたりした。

そして、気分転換に部屋から出て、談話室に行き、
薪ストープのはぜる音を聴いたりして、大町桂月への思いを馳せながら、
煙草を喫ったりしていた。

こうした手ごたえある本がなかったならば、
全国紙より地方紙の新聞を読んだりすることが多いのである。

                                  《つづく》

☆ブログランキングに参加していますので、ご協力の程を♪

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする