夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

美味し、美しく、北のまほろば冬の旅は・・。 ⑦ 第6章 旅先の読書

2010-12-24 00:01:54 | 
          第6章  旅先の読書

私は観光ホテルなどで滞在の時は、ここ10年は本を持参したりしている。
温泉で心身疲れを休めながら、日中のひとときに寝たりするが、
ときには本を開いたりし、読書の時間で過ごすこともある。

今回、たまたま持参したのは藤原正彦・著の『管見妄語 ~大いなる暗愚~』(新潮社)、
そして嵐山光三郎・大村英昭・共著の『上手な逝き方』(集英社新書)の二冊であった。

読み終わった後、やはり蔦温泉であったので大町桂月の『冬篭帖』、『蔦温泉帖』の復刻版が
この宿の帳場で販売していると思いだして、買い求めたりした。

この時に、宿の方が、宜しかったらと、一冊の本をお借りした。
『酒仙・鉄脚の旅人 大町桂月  ~作品と資料でつづる桂月の青森県内における足跡~』であり、
編集・発行者は蔦温泉の小笠原耕四郎と明記され、1995年9月3日発行と記されていた。
私が10時間ぐらいで興味を持った範囲だけ読んだりしたが、
もとより大町桂月を研究される方には欠かせない書誌であることは、
私でも瞬時で解かる深い内容である。

この本は以前は販売されていたが、在庫は少なくなり、
お借りしたのであるが、ときおり私は持参したノートに転記をしたりした。

そして、気分転換に部屋から出て、談話室に行き、
薪ストープのはぜる音を聴いたりして、大町桂月への思いを馳せながら、
煙草を喫ったりしていた。

こうした手ごたえある本がなかったならば、
全国紙より地方紙の新聞を読んだりすることが多いのである。

                                  《つづく》

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