夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

昨年の今頃の私は・・ときおり振り返りながら・・。

2009-11-11 17:17:53 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昨夜、9時半過ぎから小雨が降りはじめ、
本日は雨が降り、ときおり強く降ったりしていた。

私は昨日に発売された総合月刊雑誌の『文藝春秋』を読んだりしていた。
昼下がり、私は玄関の軒下で煙草を喫いながら、
昨年の今頃はどのような思いですごしていたのかしら、と漠然と思ったりしていた。


そして居間に戻り、このサイトに綴った昨年の11月11日の投稿文を開いたのである。

【 年金青年も流行月刊情報誌『日経トレンディ』、遙か遠くに・・♪ 】と題して、
このサイトに早朝の5時半過ぎに投稿していた。

【・・
過日9日の日曜日、霧雨が降る中、買物にスーパーに行き、雑誌コーナーに寄ったりした。
そして、懐かしい流行月刊情報誌『日経トレンディ』を見つめた・・。

私は年金生活の五年生の64歳の身であるが、
現役時代には、この『日経トレンディ』を愛読していたひとりである。
定年退職後は、数度購入していたが、ここ2年間は購読していなかった。

小説、随筆、歴史書、現代史などを日々読んでいる身であり、
テレビもニュース、ドキメンタリー番組を視聴する程度である。

久々に眺めた『日経トレンディ』であり、表紙に大きな文字で、

   《 2008 ヒット商品ベスト30 》

   《 2009 ヒット予測ランキング 》

と明示されているのであった。

そして、少しボケた私でも、最近の流行は何かしらと興味を覚えて、
購入したのである。


帰宅後、居間のソファに座って、読み出したのである。
最初に《2008 ヒット商品ベスト30》を見たのである。

☆1位
『PB(プライベートブランド』
このくらいは、私は日常の買物を担当しているので、
スーパー、ドラッグストアーに通いなれているので理解はできた。

☆2位
『EccPC』
横文字のこの名称は解からないかったが、
解説文を読むと、モバイルノートパソコンで、格安のシリーズと解かった。

☆3位
『Wii Fit』
私は初めて見る用語で、解説文を読むと、
ゲームで健康管理する新スタイル・・
これだったら、私は遊歩道を散策し、季節のうつろいと麗しき女性のしぐさ
見ていたほうが健康的・・!?

☆4位
『アウトレットモール』
我家は自動車がないので、東京郊外の調布市に住む私は、
新宿のデパート、専門店の方が45分以内で行けるので便利。

☆5位
『ZERO系飲料』
この用語は無知であったが、解説を読むと、
ゼロ系アルコール飲料とあった。
私は飲むなら、伊藤園の濃口のお~いお茶のペットボトルであり、
呑む場合はヒールの缶であり、中途半端なアルコール名称は困るのである。

☆6位
『鉄道博物館』
私は動かない電車などに興味がなく、
昔乗った列車の車両が懐かしい、と感じない人なので、
発言資格はない。

☆7位
『BBクリーム』
これも未知の用語であり、解説文に寄ると、
ファンデーション、化粧下地、保湿クリームなどの複数の機能を併せ持つ化粧クリーム・・
ここまで解説されても解かりません。
IKKOという女性が何かしらで発言し、拡大し、
美のトレンドはIKKOなくして語れない、と明記されているが、
恥ずかしながら私はIKKOという人の顔立ちも知らないのである。

☆8位
『H&M』
世界第3位の衣料専門チェーン店が銀座に開業し盛況、とNHKのニュースで視聴したことがあったが、
私はスーツ系はダーバン、アウトドアの旅行着は登山専門店で、
30数年愛用しているので興味はなかったのである。

☆9位
『BDレコーダー』
私はVHSビデオレコーダー、何とかDVDレコーダーをここ5年で若葉マークを卒業した身の上、
ソフトの800作品を保有しているので、
ブルーレイ・ディスクといわれても戸惑ってしまうひとりである。

☆10位
『ケシポン』
未知の用語であり、解説を読んだりした上、
ハンコのような品で押すと記載された文字が消え、個人情報保護に便利と解説されていた。

私は余り使うことがないので興味なかった。


このようになってしまい、無念がら私にとっては、現在の流行品から取り残され折、
来年度の《2009 ヒット予測ランキング》を見ていると、
ますます解からなくしまい、困惑しているのである。

そして現役時代は殆ど理解していたと、少しボヤきながら、
この雑誌は私にとっては、遙か遠い世界の出来事であり、
古人から云われている、猫に小判かしら、と苦笑したのである。

・・】


この後、夕方の5時半過ぎに、
【 齢を重ねた私でも、思わず松田聖子ちゃんの『赤いスイートピー』を唄い・・♪ 】と題し、
投稿していた。

【・・
私は定年退職後、年金生活五年生の64歳の身であり、
東京郊外の調布市に住み、家内と二人だけの家庭である。

今朝も家内は洗濯、掃除が終った頃、小休止をする。
暖房した居間で、少しのんびりとする時間であり、
私は茶坊主の立場であるので、コーヒーを淹れて家内の手元に置く。

家内はNHKの朝の連続ドラマ『だんたん』を視聴しているのである。
私は、そばでパソコンでネットのニュースなどを検索している。

このようなことが我家の平日の状景である。

私は10時半過ぎに、日常の買物担当となっているので、
最寄のスーパーに向かい、住宅街を歩いていた。

私の脳裏から突然にあふれて、心の中で唄いだしたのである。

♪春色の汽車に乗って
 海に連れて行ってよ
 煙草の匂いシャツに
 そっと寄り添うから

【『赤いスイートピー』 作詞・松本 隆、作曲・呉田軽穂(松任谷由美)、唄・松田聖子】

私は苦手な聖子ちゃんの唄なのに、どうしてと思ったりしたのである。
私は立ち止まり、煙草に火を点け、喫いながら、
家内が最近観ているNHKの連続ドラマで、この曲がたびたび流れていたのに気付いたのである。

私はいつも鼻歌を小声で唄ったりしているが、
私は齢を重ねた64歳の身であり、この歌は早春の時節の歌なので、
小声の歌が人様に聴かれたら、恥ずかしいのである。

そして、少しオツムが弱い小父さんが、聖子ちゃんの早春の歌を唄っている、
と思われ、私は声を出さずに心の中で唄い続けた・・。


♪ちょっぴり気が弱いけど素敵な人だから
 心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー

【『赤いスイートピー』 作詞・松本 隆、作曲・呉田軽穂(松任谷由美)、唄・松田聖子】


この後、私はこの歌は確か昭和57年(1982年)の早春に街に流れていたと思い、
そして、この頃の私の現役時代が想いだされたのである。


私は中小業のあるレコード会社で、情報部門の専任担当し、
コンピュータの委託処理から自社処理に切り替えで開発や運営など、
新たな専門部署を奮闘していた。

そして、他社の松田聖子が破竹の勢いで連続ヒット作、
そして中島みゆきの『悪女』、薬師丸ひろ子『セーラー服と機関銃』などもある中、
私の勤めていた会社はベスト・ワンから外れて、ため息をしたりしていた。

私は専門の制作畑ではなく、管理畑であったが、
悔しい時の気持ちは長年心に、苦い思い出として残っている。

このように松田聖子ちゃんの『赤いスイートピー』は、
私にとっては甘い青春の歌ではなく、苦い思い出の曲のひとつとなっている。

http://www.youtube.com/watch?v=o8k1S47R3KA
☆【『赤いスイートピー』 作詞・松本 隆、作曲・呉田軽穂(松任谷由美)、唄・松田聖子】☆

・・】

このように戯(たわむ)れとして2つばかり投稿していたが、
私は昨年の今頃と余り変わらず進歩していない、と微苦笑している。



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東京郊外は、昨夜より雨が降りはじめ、色合いを染めた葉は・・。

2009-11-11 09:47:50 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昨夜、9時半過ぎから小雨が降りはじめ、
私は玄関の軒下で煙草を喫いながら、ぼんやりと雨降る玄関庭を眺めたりした。

ここしばらく秋日和の日々で、10月中旬のような陽気に恵まれていたので、
何かしら小雨が懐かしいような気持ちとなったりした。

今朝、小雨の降りつづいた朝を迎えたが、何かしら暖かいような空気につつまれて、
私は居間で地元の天気情報を見たりした。

朝の6時は15度で、昼下がりは19度前後、夜の6時も17度前後が予測され、
雨が降る一日となり、日中のひとときは強く雨が降る、と報じられていた。
私は暖かな朝の空気を感じ、4月頃のような雨の一日かしら、と感じたりしたのである。

この後、ぼんやりと主庭の白梅の樹木を眺めたりした。
たわわな葉は、淡い黄色に染めはじめているが、大半は薄い緑色に保たれいる。
そして、この中の一部の淡い黄色の葉が、思い出したように時折落下している。
地表は昨日に落ちた数多くの葉が、黄色になり周辺を彩(いろど)っている。

このような雨降る情景を見つめたりすると、
雨降る中での朱紅色、黄色に染められた錦繍の光景が思い出されたのである・・。


私が定年退職をして一年を過ぎた2005(平成17)の10月下旬、
家内と念願の新潟港からフェリーに乗船して小樽港に着岸し、
道内の一部を周遊して、帰路は『北斗星号』の夜行寝台車で帰京する4泊5日の団体観光ツアーの旅の時であった。

幸いに平年より二週間ばかり遅れた道内の錦繍(きんしゅう)の光景を観ることが出来たのである。

小樽港から観光バスで高速道路を北上し、岩見沢を過ぎ、三笠のインターチェンジで降りると、
やがて里山はナナカマドとカエデ等の朱色、ヤチダモ等の黄色で錦繍の世界となった。

バスガイドさんの話に寄ると、
道内の紅葉は例年より2週間遅れで今は最盛期、と伝えてきた。

その後の芦別の三段の滝、富良野の新プリンスホテルのニングルの森も、
秋たけなわの錦繍の光景であった。

その後、美瑛を通り、旭岳の裾野にあるホテルに宿泊し、
部屋の窓辺からは、夕陽が山なみの沈むところであった。
空は水色で、陽の周辺は朱色、そして黄色を取り混ぜて、そして山なみに消えていった・・。


旭岳の裾野は、落葉樹は葉を落とし終わっていた。
エゾマツ、トドマツの濃い緑が周辺を彩っていた。

朝陽の差し込んでいるレストランで朝食をした後、
ロープウェイに乗り、旭岳が展望できる高原登山道を散策する。

小さな池は凍り付いて折、道端は霜が陽に当たって溶け出していた・・。
旭岳から下方の旭岳温泉や
遙か彼方の遠方の山なみまで視界の開けた雄大なスロープであった。

その後、旭岳を下った所にある天人峡に行き、羽衣の滝を観に行く。
バスから下車し、遊歩道を散策したが、朱色、黄色に彩られた錦繍の中を歩く。
午前の柔らかな陽射しの中、ときおり黄色の葉が上空から舞い降りてくる。

こうした光景を観ると、まぎれなく秋を受容した思いが、心に沁みてくる。
多分、今後このようなことは、幻想しか実感できないだろう、と思い返したりした。

その後、札幌のはずれにある定山渓に行き、宿泊した時、
窓辺で観ていると、渓谷の対岸を川べりから空に向かって樹木が色付いているようだった。
ナナカマド、カエデ等の朱色、ヤチダモ等の黄色、
そしてエゾマツ、トドマツの濃い緑色の配色は、秋の盛りであった。


このように秋日和に恵まれた夢のような錦繍の世界を過ぎた後、
定山渓の観光ホテルで朝を迎えたのであるが、小雨が降っていたのである。


朝食後、雨の中を豊平峡を散策する。
電気バスに乗り、ダムを囲むかのように錦繍の世界が拡がっていた・・。

雨の中、濡れた朱色、黄色も良い光景である。
朝の川霧が立ち昇り、雨が舞うようにしっとりと降っている。

雨の中、傘を差して5分ばかり立ち竦(すく)んでいても、観あきない光景であった・・。


このような豊平峡の雨降る中で、圧倒的な情景を思い出していたのである。

小雨が降る中、紅色、朱色、黄色に染められた錦繍の情景は、
それなりに情感がある世界と、私はぼんやりと思ったりしている。

私は住む周辺は、色合いを染めはじめているが、
下旬の頃、朱紅色、黄色の情景を私は待ちわびている。

私はここ数日は、早くも花水木(ハナミズキ)は朱紅色に染めらていたので、
心を躍(おど)らせて見つめたりしてきた。

こうして私はこのサイトに綴っていると、小雨から本降りになっている。
私は見つめながら、小雨になった日中のひととき、近くの遊歩道を傘を差しながら歩き、
晩秋の情景を受容しょうかしら、と思ったりしている。




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