夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私なりの『自己顕示、自己嫌悪・・』の時は・・。

2009-11-01 15:53:18 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
殆ど日の出と共に起床し、洗面した後は煎茶を淹れたりし、新聞を取り込んでいるが、
この後に真っ先にすることは、居間のビデオ・ケースの上に立てかけている
書家・詩人の相田みつをの『日めくり ひとりしずか』に向かうのである。

そして彼の綴られた本日の格言を、心の中で、呟(つぶや)いている。

たまたまある日には、
《・・
   自己顕示
   
   自己嫌悪
   
   わたしの

    こころ

     うらおもて

             みつを
・・》
このように氏の特有の書体で明記されたりしている。

私はこの相田みつを氏の遺(のこ)された名言を人生の生きた哲学のように、
ここ10数年を学んでいるひとりであるが、
私の独断と偏見の多い日頃の言動の多い中の人生の戒(いまし)めとして、日々教示されている。

私の生家は数多くの一般家庭にある曹洞宗であるが、
私は宗教にも関心がなく、ただ相田みつを氏の遺された名言を、何よりも親愛している。

私はこのサイトに心の発露を日々綴ったり、
日常の言動は、家内はもとより、ご近所の方たち、
そしてタクシー、バスを待機している時などで見知らぬ人と話したりしている。

ともかく明るく振舞い、よくしゃべるので、
家内はときおり、貴方少し静かにして下さい、と云われたりしている。


幼年期から小学生時代までの私は、兄ふたりは学校の成績も良く、
日頃の言動も明るくふるまった優等生があったが、私は何かといじけた無口の劣等生であった。

地元の中学を卒業し、兄ふたりの影響のない都心の私立高校の入学後から、
私は変貌したのである。
都心の中学を卒業した多くの同級生などに授業はもとより、興味ある分野に刺激されて、
私なりに読書が好きになり、文学に目覚めたり、
歴史も好きになり、現代史を学び、そして時事のことも深めたりした。
そして写真の風景画に魅了されたりした。
小学高学年から独りで映画館に通ったことだけは、相変わらず持続していた。


現役だった民間会社のサラリーマンの若き頃は、
上司から、ひとこと多いよ、人に対しお節介だよ、と注意されたくらいである。

私は何事も言ったり態度で示しないと、相手方に理解してもらえない
と信じているので、
定年退職後の今日まで余り変わらないのである。

しかし、ときおり自己主張が強すぎたかしら、このサイトで綴ることが行き過ぎたかしら、
或いは心を整理しないまま発言したり、幼い知識で平然と綴ったりし、
と後になって反省したりし、しばらくの間、心が落胆し沈黙する時もある。

こうしたことが幾たびか、私は重ねたりしている。

たとえば、心を整理しないまま発言したのは、
今年の夏に衆院選の投票をした時、初めてNHKの『出口調査』を受けたのである。

【・・
(略)
私は投票を終えて、中央道路の両側の樹木を眺めながら正門に出た時、
30代の男性が2人いて、この中の独りが私に近づいてきたのである・・。

『NHKですが・・『出口調査』をしていまして・・ご協力をお願いできますか?』
と目礼をしながら私に云った。

私は30代の男性の右手のNHK腕章を確認した後、
『いいですよ・・』
と私は云ったら、バインダーに載せられた『出口調査表』とポールペンを渡された。

投票された小選挙区の氏名、比例代表の党名、そして支持している党名、
投票した人の年代が羅列されて折、
該当に○印を付けるだけであった。

私が○印を付けながら、
『大変ですね・・』
と私は労(ねぎら)いの言葉を30代の男性に云った。

『出口調査にご協力頂けまして・・助かります。
早々と投票をされていますね・・』
と30代の男性は私に微笑みながら云った。

『投票するのは・・国民のひとりとしての・・責任を果たしただけですよ』
と私はさりげなく30代の男性に云った。

『それはご立派なお考えで・・』
と30代の男性は真摯な表情て私に云った。

私は『出口調査表』の○印を終え、30代の男性に手渡し、
お互いに目礼した後、帰路に向った。

途中の坂道を下る時、
『国民のひとりとしての・・責任を果たしただけですよ』
と私は云ったのは、間違いだったと気付いたのである。

『有権者のひとりとしての責務です』
と私は発言すべきだった、と後悔しながら自宅に向ったのである。
・・】

このように私はそそかしい悪い癖があり、少し心の整理をしないと、
こうしたようになり、恥ずかしながら事実ありままをこのサイトに投稿したのである。

古人の以来、ケガは治(なお)ってもクセは直(なお)らない、と名言があるが、
こうした名言の前に、齢ばかり重ねた65歳の私は、思わず微苦笑したりしている。

しかし、余り考えすぎると何事も発言もできなくなり、
或いは心の発露として、このサイトに綴れなく、書き綴っても平坦な散文になると思い、
相変わらず懲(こ)りない性格の私である。



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東京の郊外は、『霜月(しもつき)』より『錦繍月(きんしゅうづき)』にふさわしく・・。

2009-11-01 07:05:39 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昨夜、美麗な月を眺め後、私は居間にある10月の『神無月(かんなづき)』に別れを告げて、
カレンダーを破いたのである。
そして、11月の『霜月(しもつき)』に、こんにち~は、と心の中で呟(つぶや)いたりしていた。

そして、私は昨年よりに何かしら、東京郊外の田舎者の私にとっては、
この時節は『霜月』とか『雪見月』などは相応(ふさ)わしくなく、
秘かに『錦繍月(きんしゅうづき)』と命名している。

東京の郊外は、11月3日の『文化の日』の頃から、数多くの落葉樹の葉は、紅色、朱色、黄色などに染めはじめ、
23日の『勤労感謝の日』の頃になると、周囲一帯までは紅色、朱色、黄色などに染められて、
この後は公孫樹(イチョウ)の黄色い葉が主役となり、12月の『師走(しわす)』を迎えている。
私は毎年この時節の錦繍の情景の日々に心寄せられている。


先ほど、地元の天気情報を見ていたら、
朝の6時は13度で、日中は秋晴れとなり24度前後、夕暮れ後の6時には20度前後が予測されます。
ご家族の皆様にとっては行楽日和となります。
ご年配のお方は、日頃の運動不足を解消し、さわやかな秋晴れ中で散策しましょう・・。
そして、夜の9時頃から雨が降りますので、月を眺めるには早めにしましょう、
このように少しボケた私には聴こえたのである。

私は『錦繍月』を迎える今日、年金生活は6年生に進級しているが、
過ぎ去ったこれまでの5年間の人生の学習はどうだったのかしら、
と思い返しながら微苦笑したりしている。


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