夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『ビクターが音楽部門売却へ』、私なりの深い思いは・・。  《上》

2009-11-04 10:42:56 | 定年後の思い
          序 章

私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を見たら、一面のトップ記事に、

《ビクターが音楽部門売却
         交渉先 コナミが最有力》

という見出しで、詳細記事が掲載されて折、
たまたま私のサラリーマン現役時代は、レコード会社に35年ばかり勤めていたので、
私なりに深く精読した・・。

この詳細記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に同様な記事が掲載されているので、
無断ながら転載させて頂く。



    ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属

電機メーカーの日本ビクターとケンウッドの持ち株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス」が、
ビクターの音楽ソフト事業をゲームソフト大手のコナミに売却する方向で調整していることが3日、明らかになった。

月内にも決定する。
消費低迷や音楽のネット配信の拡大などで、音楽ソフト市場は縮小傾向にあり、
今後も業界再編の動きが相次ぐ可能性がある。

JVCは、音楽ソフト子会社「ビクターエンタテインメント」株の過半数を売却する方向でコナミと交渉している。
JVCは、音楽ソフト大手のユニバーサルミュージックなどにも売却を打診した模様だが、
現時点ではコナミが最有力とみられている。

JVCは、売却益を映像関連機器など中核事業の強化に充てる。
一方、コナミは、ゲームソフトを中心に映像や音楽ソフト、携帯電話向け配信などの事業を展開しており、
買収が実現すれば幅広い分野で相乗効果が期待できる。

ビクターエンタテインメントは1928年に日本ビクターの音楽事業部門としてレコード生産を開始。
72年にレコード会社として分離された。
現在はサザンオールスターズやSMAPなど有名アーティストが多く所属している。

ただ、国内音楽ソフト市場でのビクターの占有率(シェア)は7%で、
ユニバーサルミュージック(16%)、
エイベックス・グループ・ホールディングス(15%)、
ソニー・ミュージックエンタテインメント(15%)の3強から
大きく離された4位にとどまっている。

JVCは、昨秋以降の景気悪化で業績が低迷し、
2010年3月期の税引き後利益が200億円の赤字となる見通しだ。
特に傘下のビクターは、欧州テレビ事業が縮小を迫られるなど業績落ち込みが深刻で、
立て直しが急務となっている。

◆JVC・ケンウッド・ホールディングス◆ 
日本ビクターとケンウッドが2008年10月に統合して設立した持ち株会社。
事業分野は音響・映像機器や車載機器、業務用無線機器、音楽ソフトなどで、
10年3月期連結売上高は4300億円の見込み。従業員は1万9540人(09年3月現在)。

(2009年11月4日03時25分 読売新聞)


注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091103-OYT1T01096.htm?from=top
ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属


私は読売新聞の一面のトップニュースを精読した後、
《解説2面》と明示されていたので、この解説も深く読んだのである。

読売新聞・経済部の三宅隆政、山本貴徳の両記者に寄る解説記事である。
簡潔に音楽ソフトの実態を適切に纏(まと)め上げられた記事であり、
無断であるが、転記させて頂く。

《・・
      音楽部門売却

副題には、ネット配信普及で市場縮小

JVC・ケンウッド・ホールディングスが音楽ソフト事業の売却方針を固めたのは、
CDやDVDなどの音楽ソフト市場は今後も縮小し続けると判断したからだ。

音楽ソフトの生産額は、1998年の6074億円をピークに年々減少し、
2008年は3617億円と10年連続で前年実績を下回った。

人口減少に加え、インターネットを通じて端末携帯に曲を贈る音楽配信が、
急速に普及しているためだ。

一曲単位で購入できる音楽配信が手軽さで人気を集める一方、
CDアルバムの購入者を減らし、単価下落を招いている。
好みの多様化でミリオンセラーとなるヒット曲も減り、音楽ソフト市場は行き詰まり状態にある。

日本コロムビアが2001年、米投資ファンド傘下に入ったほか、
ソニーが2008年に独メディア大手との合弁会社BMGを完全子会社化するなど、
業界再編が加速している。
「国内では、数社しか残らない」(業界関係者)とする見方も出ている。


注)記事の原文にあえて改行を多くした。


私はこの両記事を深く精読し、私も音楽ソフト会社に勤めた身であり、
音楽ソフト会社、この業界に私なりに深い愛惜の思いあり、次章から綴る。


                            《つづく》



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NHKテレビの『証言ドキュメント 永田町・権力の興亡』の視聴後、私なりに思考は・・。

2009-11-04 01:46:19 | 時事【政治・経済】等
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
NHK総合で『NHKスペシャル』の番組に於いて、
11月1日より三夜に及び『証言ドキュメント 永田町・権力の興亡』が放映された。

小沢一郎氏が自民党を飛び出し、幾多の権力闘争の末、
16年歳月の末に政権交代を果たした民主党幹事長・小沢一郎氏にインタビューを主軸に構成し、
この16年の政治の中核をなした政治家たちに、NHKの単独インタビューし、
それぞれの時代の主要人の貴重な証言を報じた番組である。

この番組の終末の頃、小沢一郎氏が地方に遊説の時に、
ケネディ大統領の就任演説の語られた、
《・・(略)同胞であるアメリカ人諸君、諸君の国が諸君の為に何ができるかを問うな。
諸君が諸君の国に何をなしうるかを問いたまえ・・》
応用したようなことを発言していた。

日本の国民のあなた達は、国が国民の為に何をしてくれるか期待される前に、
国民のあなた自身が、国に対してどのような理念で、これに基づきどのような政策を国に望むか、明確に自覚して欲しい、
このような意味合いを地方遊説の時にした、と私は解釈したのである。


私は番組の視聴後に、考えさせられたのである。

従来の日本の政治に関しては、国民の血税のもとに政治家に信託しているにも関わらず、
国、都道府県の自治体から、あたかもほどこしを受けるような政策に甘受する数多くの国民、
政治家諸兄姉は選挙の際の票の獲得の思惑から予算獲得し、地域住民にあたかも恩恵を与えるような政策が実施され、
一部ではアンマッチが行われてきた。

このような状況を長年過ぎると、国民の多くは政治に対する理念がなく、このような従順な羊のような存在となっている。

このことは敗戦後の与えられた民主主義と古来からの日本の国民性からの諸因と私は思索している。


私は政治にも疎(うと)い身なから、国、国家を思う時には、つたないなりに理念がある。
これまでのこのサイトの私の投稿文をお読み頂いている方には、お解りと思うが、再掲載する。

8月31日に於いて、【 実質・小沢民主党政権、私は期待と不安を秘めて・・。】
と題して、投稿している。

【・・
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
政治にも疎(うと)く、少しボケた身であるが、
有権者のひとりとして『衆院選』の投票するのが責務と思い、
昨日の朝9時半過ぎに清き一票を投じた後、たまたまNHKの『出口調査』を受けたりした。

夜の7時55分から、NHK総合の『衆院選2009開票速報』を視聴したのである。
そして、まもなくNHKの『出口調査』から推測して、民主党が圧勝、と報じられた。

私はぼんやりとしていたのであるが、
どうせ民主党が圧勝するならば、議席の3分の2以上を獲得して、
社民、国民新の両党の思惑など配慮することなく、
実質・小沢民主党政権の基で、日本を再生して頂きい、と思ったりしたのである・・。


今回の衆院選は、民主党は小沢一郎・代表代理の思考に基づいて、
あえて美麗な政権公約を掲げ、小沢氏の長年の政治活動体験と
徹底的に小選挙区の利点を活用した結果である。

小沢氏の率いる小沢グループ議員が中核となり、
立候補者には若手の元気のよい新人や女性を起用して、
手取り足取りの選挙の言動を具体的に指導しながら、与党の力のある地区に対抗させて打破する。
そして鳩山代表等には、『政権交代をしなければ・・』と叫ばせて、
数多くの有権者に昨今の自公の与党の不満を逐次言明させた。

このような思いを今回の衆院選の立候補者の公表されてから、ぼんやりし感じていたのである。


今朝、7時過ぎに配達された読売新聞の朝刊を見ていたのであるが、
『民主』308、『社民』7、『国民』3、『日本』1、合計として319、
と大きく明示されていたが、
『民主』は320以上の議席が獲得できなかった、と少しばかりため息をしたのである。

この後、政治部長・村岡彰敏の『政権党の責任は重い』見出しされた記事を深く精読したのである。
《・・
(略)
自民党衰退の最大の理由は、
時代と環境の変化に合わせた自己改革ができなかったことだ。
東西冷戦後の国家目標を定められず、保守政党としての新たなる理念や使命を示せなかった。

米ソ対立と経済成長の時代にあっては、
個人後援会を基盤とした派閥連合体が民意を吸い上げ、
官僚を巻き込んで利益調整する政治システムが有効に働いた。

だが、冷戦後のグローバリズムは地方の共同体や業界団体といった自民党の支持基盤を直撃し、
組織力を低下させた。
小選挙区中心の選挙制度は、派閥の群雄割拠の活力や教育機能を奪い、
世襲議員が幅をきかせた。

それに麻生首相の度重なる不適切な言動が加わり、
有権者の自民党に対する否定的な思いは限界点を超えた。
この受け皿になったのが民主党の勝因である。

とはいえ、有権者が民主党を積極的に評価しているわけでない。
読売新聞の今月の世論調査では、
民主党の政権公約にも政権担当能力にもあまり高い評価を与えていない。
むしろ不安を抱いている。

政権交代がスローガンのうちはいいが、
実現した以上、肝心なのはこれから現実政治で、どう政権運営を行うかだ。

景気回復や格差是正のために何をするのか。
米軍再編問題など多くの課題への対応が不明確のまま、
オバマ大統領と会談しても信頼は築けないだろう。

民主党は政権党として国家を担う責任の重さを強く自覚してもらいたい。

(略)

何より国民生活を安定させ、国際関係を動揺させないことが鳩山氏の使命だ。
性急な実績づくりが混乱を招いて「粗暴」とそしられないよう優先順位を明確にし、
丁寧に説明責任を果たすべきだ。

(略)

・・》
注)記事の原文をあえて改行を多くした。

私は正鵠な発言と思い、私は大半を転記させて頂きながら、再び深く精読したのである。


今後の民主党の政権運用は、私は小沢一郎氏のたずなの基で、
鳩山、管、岡田ら各氏が政権公約の難題に向かい、
国民にわかるように着実に実施して下されば最良と思ったりしている。


今回の選挙中に於いて、『官から民に・・』と叫ばれていたが、
官公庁の裏表をどの党よりも知り尽くしている民主党であり、
寄せ集め所帯と云われたりしている党内で果たしてできるのかしら、と危惧している。

そして、外交、安全保障に於いて、
国際間の現実路線に混乱することなく継続できるか、である。

しかし、今後は日米安保条約などで『対等』とか『平等』などと発言すると、
私は中校生の生徒会のように感じたりしているのである。
もとより条約などは、強国が国益に基づいて対国と結び、対国の国益も配慮して締結されるものであり、
日本の政権をになう要人がこのような発言をされると、
国際主要国から冷笑され、何より私は日本国民のひとりとして、恥ずかく赤面をしたりする。


このようなことを考えたりすると、
小沢一郎氏は、今後の日本をどのように導くのか、と思いとなり、
幾重かの妄想を重ねたりするのである。

そして私は、このサイトの8月18日に於いて、
【『小沢氏 どこに導くのか 日本を』・・。 】と題した投稿文を思い浮かべたりする

【・・
(略)
この何かのひとつであるが、
国際主要国はもとより怜悧な国益に基づいて、外交、軍事、経済力などを背景とした政治が行われている今日、
今後の日本を国際社会に於いて実質発言力ある国をめざし、
強い経済大国を発展させがら、外交、軍事力は強化する。
そして、国民は豊かな経済の中で、世界の主要国よりも遥かに多くの人々が、
明白に実感できる社会を構築する。

このように妄想しながら、
アメリカは対象外であるが、ロシア、中国の両国を実質牽制できる軍事の強化、
そして憲法改正も行い、イギリスとフランスをミックスした歴然とした権利と責務を行使する発言力ある大国かしら、
と妄想を重ねたりしている。

こうした目的を達成する為に、小沢一郎氏の率いる議員グループは、
国際の怜悧な実態を無知なような社民党などは簡単に切り捨て、
民主党の管グループ、旧社会党グループなども離別し、
自民党の若手で同調する議員たちを加えて、新たな党を結成し、政権を獲得し目的に驀進する、
と妄想したりしている。
・・】

このようなことも、ときおり政治にも疎(うと)く少しボケた私は、夢想することもある。

・・】

以上、再掲載したのであるが、後半に示した妄想と記した箇所が私の願いであり、政治への理念である。
短的に表現すれば、
国民は豊かな経済の中で、世界の主要国よりも遥かに多くの人々が、
明白に実感できる社会を構築する。
この目的に基づいて、多くの政策があると思われるが、多少の差があっても、
私は日本国民のひとりとして同調する。

このように深夜、考えさせられたのである。



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