序 章
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を見たら、一面のトップ記事に、
《ビクターが音楽部門売却
交渉先 コナミが最有力》
という見出しで、詳細記事が掲載されて折、
たまたま私のサラリーマン現役時代は、レコード会社に35年ばかり勤めていたので、
私なりに深く精読した・・。
この詳細記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に同様な記事が掲載されているので、
無断ながら転載させて頂く。
《
ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属
電機メーカーの日本ビクターとケンウッドの持ち株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス」が、
ビクターの音楽ソフト事業をゲームソフト大手のコナミに売却する方向で調整していることが3日、明らかになった。
月内にも決定する。
消費低迷や音楽のネット配信の拡大などで、音楽ソフト市場は縮小傾向にあり、
今後も業界再編の動きが相次ぐ可能性がある。
JVCは、音楽ソフト子会社「ビクターエンタテインメント」株の過半数を売却する方向でコナミと交渉している。
JVCは、音楽ソフト大手のユニバーサルミュージックなどにも売却を打診した模様だが、
現時点ではコナミが最有力とみられている。
JVCは、売却益を映像関連機器など中核事業の強化に充てる。
一方、コナミは、ゲームソフトを中心に映像や音楽ソフト、携帯電話向け配信などの事業を展開しており、
買収が実現すれば幅広い分野で相乗効果が期待できる。
ビクターエンタテインメントは1928年に日本ビクターの音楽事業部門としてレコード生産を開始。
72年にレコード会社として分離された。
現在はサザンオールスターズやSMAPなど有名アーティストが多く所属している。
ただ、国内音楽ソフト市場でのビクターの占有率(シェア)は7%で、
ユニバーサルミュージック(16%)、
エイベックス・グループ・ホールディングス(15%)、
ソニー・ミュージックエンタテインメント(15%)の3強から
大きく離された4位にとどまっている。
JVCは、昨秋以降の景気悪化で業績が低迷し、
2010年3月期の税引き後利益が200億円の赤字となる見通しだ。
特に傘下のビクターは、欧州テレビ事業が縮小を迫られるなど業績落ち込みが深刻で、
立て直しが急務となっている。
◆JVC・ケンウッド・ホールディングス◆
日本ビクターとケンウッドが2008年10月に統合して設立した持ち株会社。
事業分野は音響・映像機器や車載機器、業務用無線機器、音楽ソフトなどで、
10年3月期連結売上高は4300億円の見込み。従業員は1万9540人(09年3月現在)。
(2009年11月4日03時25分 読売新聞)
》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091103-OYT1T01096.htm?from=top
ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属
私は読売新聞の一面のトップニュースを精読した後、
《解説2面》と明示されていたので、この解説も深く読んだのである。
読売新聞・経済部の三宅隆政、山本貴徳の両記者に寄る解説記事である。
簡潔に音楽ソフトの実態を適切に纏(まと)め上げられた記事であり、
無断であるが、転記させて頂く。
《・・
音楽部門売却
副題には、ネット配信普及で市場縮小
JVC・ケンウッド・ホールディングスが音楽ソフト事業の売却方針を固めたのは、
CDやDVDなどの音楽ソフト市場は今後も縮小し続けると判断したからだ。
音楽ソフトの生産額は、1998年の6074億円をピークに年々減少し、
2008年は3617億円と10年連続で前年実績を下回った。
人口減少に加え、インターネットを通じて端末携帯に曲を贈る音楽配信が、
急速に普及しているためだ。
一曲単位で購入できる音楽配信が手軽さで人気を集める一方、
CDアルバムの購入者を減らし、単価下落を招いている。
好みの多様化でミリオンセラーとなるヒット曲も減り、音楽ソフト市場は行き詰まり状態にある。
日本コロムビアが2001年、米投資ファンド傘下に入ったほか、
ソニーが2008年に独メディア大手との合弁会社BMGを完全子会社化するなど、
業界再編が加速している。
「国内では、数社しか残らない」(業界関係者)とする見方も出ている。
》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
私はこの両記事を深く精読し、私も音楽ソフト会社に勤めた身であり、
音楽ソフト会社、この業界に私なりに深い愛惜の思いあり、次章から綴る。
《つづく》
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私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を見たら、一面のトップ記事に、
《ビクターが音楽部門売却
交渉先 コナミが最有力》
という見出しで、詳細記事が掲載されて折、
たまたま私のサラリーマン現役時代は、レコード会社に35年ばかり勤めていたので、
私なりに深く精読した・・。
この詳細記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に同様な記事が掲載されているので、
無断ながら転載させて頂く。
《
ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属
電機メーカーの日本ビクターとケンウッドの持ち株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス」が、
ビクターの音楽ソフト事業をゲームソフト大手のコナミに売却する方向で調整していることが3日、明らかになった。
月内にも決定する。
消費低迷や音楽のネット配信の拡大などで、音楽ソフト市場は縮小傾向にあり、
今後も業界再編の動きが相次ぐ可能性がある。
JVCは、音楽ソフト子会社「ビクターエンタテインメント」株の過半数を売却する方向でコナミと交渉している。
JVCは、音楽ソフト大手のユニバーサルミュージックなどにも売却を打診した模様だが、
現時点ではコナミが最有力とみられている。
JVCは、売却益を映像関連機器など中核事業の強化に充てる。
一方、コナミは、ゲームソフトを中心に映像や音楽ソフト、携帯電話向け配信などの事業を展開しており、
買収が実現すれば幅広い分野で相乗効果が期待できる。
ビクターエンタテインメントは1928年に日本ビクターの音楽事業部門としてレコード生産を開始。
72年にレコード会社として分離された。
現在はサザンオールスターズやSMAPなど有名アーティストが多く所属している。
ただ、国内音楽ソフト市場でのビクターの占有率(シェア)は7%で、
ユニバーサルミュージック(16%)、
エイベックス・グループ・ホールディングス(15%)、
ソニー・ミュージックエンタテインメント(15%)の3強から
大きく離された4位にとどまっている。
JVCは、昨秋以降の景気悪化で業績が低迷し、
2010年3月期の税引き後利益が200億円の赤字となる見通しだ。
特に傘下のビクターは、欧州テレビ事業が縮小を迫られるなど業績落ち込みが深刻で、
立て直しが急務となっている。
◆JVC・ケンウッド・ホールディングス◆
日本ビクターとケンウッドが2008年10月に統合して設立した持ち株会社。
事業分野は音響・映像機器や車載機器、業務用無線機器、音楽ソフトなどで、
10年3月期連結売上高は4300億円の見込み。従業員は1万9540人(09年3月現在)。
(2009年11月4日03時25分 読売新聞)
》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091103-OYT1T01096.htm?from=top
ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属
私は読売新聞の一面のトップニュースを精読した後、
《解説2面》と明示されていたので、この解説も深く読んだのである。
読売新聞・経済部の三宅隆政、山本貴徳の両記者に寄る解説記事である。
簡潔に音楽ソフトの実態を適切に纏(まと)め上げられた記事であり、
無断であるが、転記させて頂く。
《・・
音楽部門売却
副題には、ネット配信普及で市場縮小
JVC・ケンウッド・ホールディングスが音楽ソフト事業の売却方針を固めたのは、
CDやDVDなどの音楽ソフト市場は今後も縮小し続けると判断したからだ。
音楽ソフトの生産額は、1998年の6074億円をピークに年々減少し、
2008年は3617億円と10年連続で前年実績を下回った。
人口減少に加え、インターネットを通じて端末携帯に曲を贈る音楽配信が、
急速に普及しているためだ。
一曲単位で購入できる音楽配信が手軽さで人気を集める一方、
CDアルバムの購入者を減らし、単価下落を招いている。
好みの多様化でミリオンセラーとなるヒット曲も減り、音楽ソフト市場は行き詰まり状態にある。
日本コロムビアが2001年、米投資ファンド傘下に入ったほか、
ソニーが2008年に独メディア大手との合弁会社BMGを完全子会社化するなど、
業界再編が加速している。
「国内では、数社しか残らない」(業界関係者)とする見方も出ている。
》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
私はこの両記事を深く精読し、私も音楽ソフト会社に勤めた身であり、
音楽ソフト会社、この業界に私なりに深い愛惜の思いあり、次章から綴る。
《つづく》
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