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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ふたつの俳句より、人生を教示させられた時・・♪

2008-01-31 18:09:00 | 定年後の思い
私は俳句を詠(よ)めないつたない身であるが、
ひとさまの詠まれた句を読み、感じるひとときが好きである。

読売新聞に於いて、月刊として【文化 こころのページ】の中で、
角川春樹氏の選評による『魂の一行詩』がある。

1月29日に掲載された俳句の中で、
『特選』として三句を角川春樹氏は選定されて折、
私はこの中の2つの句に頭(こうべ)をたれていた・・。


歳晩や 過ぎゆくものの みなやさし

          作者・鈴木涼水

《講評》
「永遠の今」を命を乗せて詠うことが「魂の一行詩」である。
この句は、正にそうだ。
中七下五の措辞(そじ)は、作者の今の感懐。



枯野より 声あり生きる とは何か

           作者・越前春生

《講評》
文芸の根本は「エロス」と「タナトス(死の本能)」を詠むこと。
魂の共振れする一行詩。


私は前の句を読み、ひとつの人生の人生を奥深く学ばさせて頂き、
そして角川春樹氏の《講評》に真の優しさを感じたりしていた。

こうした作者とであったならば、
弐合徳利を目の前に置き、言葉少なく、
互いに呑みあえる数少ない人、と私は確信できる。

残りの句を詠まれた人は、人生の動静の中、
どなたでも感じ、迷いを的確に表現され、優れた才能のあるお方、と直感している。


私はこのように感じ、そして思いながら一時間ばかり、
このふたつの俳句より、人生を学んでいる。
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ボケ(木瓜)の花咲く頃の想いで・・♪

2008-01-31 11:15:00 | 定年後の思い
私は昭和19年に東京の郊外で、農家の三男坊として生を受けた。

幼年期のこの時節は、村道に面した門を入り、
雑木林の囲まれた玄関先までの小道の片側には、
サザンカのピンク、純白の花が新年より満開となり、
奥まった雑木の中で、ひときわ大きな紅色の藪椿(ヤブツバキ)が咲いてたりしていた。

節分が過ぎ、2月の中旬には、
宅地の外れの畑との境界線に10数本の白梅が咲きはじめ、
子供心に早春の陽射しを受けた白い花は、まばゆく感じたりしていた。

この時節になると、玄関先に近くなった陽当り良い所に、
3本の朱紅色の咲き始めたボケの樹木があった。

私はサザンカは可愛らしく、梅の花はまばゆく、
そしてボケの朱紅色は春到来、と何かしら華やかさを感じていたのである。

白梅より大きな朱紅色の花は、早春の陽射しの中で凛と咲き、
小枝には棘(トゲ)があったので、私はただ眺めているだけで満足していた。

やがて花が終りを告げると、10幾つかの小さな実となり、
そして初夏の頃には黄色い果実となっていた。

この果実は漬物の樽に入れた後、食べたと思われるが、
今の私は思い出さないでいる。

このようなことを想い浮かべていたら、
華やかな朱紅色のボケは、綺麗なものにはトゲがある、と古人から伝えられているので、
若き20代の女性かしら、と思ったりしている。

そして、サザンカは10代の清純な乙女で、
藪椿の美しさは、やはり40代以上の中年女性の妖艶なしぐさかしら、
と余計なことを考えたりしている。


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私の愛用しているボール・ペン・・♪

2008-01-31 08:08:00 | 定年後の思い
私は年金生活の4年生の身であるが、
日常ささいなことでもメモを取ったりしている。

過日、『石川さゆり 35周年ライブ』がテレビで放映された折、
彼女自身のメッセージに中で、
『・・日本の各地の歌を唄ってきましたが・・
ただ言葉のぬくもりを伝えたくて・・』
と云ったりしていた時、
私は瞬時に好感し、メモ書きに書き込んだりしている。

或いは、ときたま日本の各地に旅行などで訪ねた時は、
私はA4の厚いカバーのノートを持ち歩いて、
心に思ったことは記入しているのである。

この時は、殆どデジカメを首からかけて、魅了されそうな情景を数多く撮っているが、
残念ながら、この時の思いは写真に反映されることがないので、
ノートに書き込んでいる。

私はこうした書き込んだ雑記帳などで、
このサイトに投稿する際の下地にすることもある。

私はパソコンに向かい、瞬時に文章を紡(つむ)いでいるが、
中々つたない脳裏から文章を紡ぎだせない時、
こうしたメモ書きが役に立っている。

私は自宅の机にメモ帳に記入する時は、原則としてボール・ペーンを愛用し、
旅先などはノック式のボール・ペンを使用している。

私は字が下手な癖に、色々と書きやすいボール・ペンを試してきたが、
ここ数年私なりに魅了され、愛用してのはパイロットの製品である。

自宅などでは、通常のボール・ペンの形で、
SUPER-GPの商品名で細字の0.7ミリの黒、青、赤色を使い分けている。

旅先などの場合は、ノック式のボール・ペンで、
G-knockの商品名で太字の1.0ミリの青字を使っているが、
何かしら流れるように書き込めるのである。

いずれのボール・ペンは税込み105円であるが、
私なりの何かしらこだわっている。

古人の人々からも、・・筆を選ばず、と名言されている折、
私はこうしたことを聞くたびに微苦笑したりしている。

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