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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

昼のひととき、散策そして買物・・♪

2008-01-06 18:10:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、日中は早春の陽気となった。

遅い朝食後、私は散策に出かけた。

冬のスポーツ・シャツに綿入れの外出用の袢纏(はんてん)、
マフラーにせず、冬用のズボン、そして足袋と下駄の容姿で家を後にした・・。

川沿いの遊歩道を歩いたが、のどかな陽気で、
日曜日であり、ときおり家族連れが見かける程度で、
殆ど平日の同じ様だった。


駅前の本屋に寄ったが、これといった本が見当たらなかったが、
何とか一冊の興味のある本を見つけたのである。

飯倉晴武・編の『日本人のしきたり』(青春新書)であり、
四季を重んじ、人生の節目を大切にする和のこころ、伝統の原点、
と帯に明示された本である。

正月行事、年中行事、結婚、懐妊・出産、祝い事、贈答、手紙、葬式、縁起のしきたりが、
細分化した解説されている。

私が購入した動機は、最終章に『しきたりに関することわざ』があり、
無知なことが多かったからである。


例えば、縁起のことわざ、などのひとつとして、

【吉凶は人によりて、日によらず】
人は成功したり、失敗したりするのは、
時や日によるのではなく、その人の行いによって決まる。
たとえ凶の日であっても、きちんとした行いをしていれば心配ない、
ということ。


私は立ち読みしていて、思わず襟をただし、
齢を重ねた63歳の私は、世の中の常識なことに無知が多く、恥ずかしく思い、
今から学んで人生遅くないかしら、
とため息をしながら、購入したのである。

帰路は住宅街を通り過ぎて、自宅の最寄のスーパーに寄った。

家内からは、野菜とパンなど、と厳命されていたので、
キャベツ、ホウレン草の選定に少し時間を要した。

付近の棚には七草がパックになった品、
一番驚いたのは七草サラダと称し、七草がスライスされパック状、
それぞれが山積みとなっている。

私は現実主義なので、遠い昔は何かと冬の時節は野菜不足であったので、
新春のひととき七草粥(ななくさがゆ)を召し上がったのであり、
現世はキャベツ、レタス、セロリ、ホウレン草、ダイコン、カブ等が多品種にあるので、
私達夫婦は七草粥には興味がないのである。

私は幼年期の時代、叔母と兄の後を追いながら、
我家の田畑の畦道で七草を採った体験があり、
子供心にお気に召さない食べ物であり、
食べすぎで、大人になっても敬遠している食べ物のひとつなのが本音である。

そして日本人の古来からの行事のひとつの食べ物と、
私達夫婦は和事に関心は多いが、ときには矛盾することもある。


結果として、いつもの野菜物、バンを選定し終え、
帰宅した。

歩き回ったのが4キロ前後で、早春の陽射しにつつまれて、
2時間ばかり外出となった。

私の散策と買物は、殆どこのような形で廻っていることが多いのである。






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東京の郊外は、早春の陽射しに恵まれて・・♪

2008-01-06 09:09:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、早朝は霜で屋根、庭の地面は真っ白となっているが、
朝の陽射しが射しこんでいる・・。

白梅の枝葉に陽を受けて、地上は霜で真っ白などを眺めていると、
身も心も凛とし、清々しさを感じている。

暦(こよ)の上では、本日は『小寒』と朱記されているが、
日中は13度前後の陽気となる、と予測されている。

風もなく、のどかな情景を眺めていると、
日中の気温は3月の初めの頃の暖かさかしら、と思ったりしている。

私の住む地域では、3月の初めの頃、
白梅は満開、桃の花が咲きはじめる頃であるが、
急速に早春の陽気と云われても心身戸惑いを受ける。

ときには天上の気候の神々も思いがけない贈り物かしら、
と微笑んでいるのが本音である。

我家の家内の明言、
寒さの時は、お客様をもてなすのは暖かさが何よりよ、
と私は結婚当初以来から云われ続けているからである。



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