夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

そして、なごり雪の後は・・♪

2008-01-23 17:40:00 | 定年後の思い
私は定年退職後の4年生で年金生活をしている身であるが、
身勝手な日常を過ごしている。

今朝から初雪をぼんやりと眺め、歌を詠(よ)めないのに、
一句、二句とつたない句などを戯(たわむ)れたりしていた。

樹木の枝葉は雪化粧となり、地上の黒土は数センチの白い情景となって折、
空から雪が舞い降りて、白き化粧を重ねている光景であった。

昼時になると、お酒を呑みながら初雪を誉(ほ)めよう、と家内に云いながら、
私は徳利とぐい呑みを準備した。

結果として、庭の眺めのよい居間のテーブルで、
家内と鍋物を頂きながら、
初雪の舞い降りる情景を眺め、
私達夫婦が国内旅行で訪れた雪の時節の思い出話を語り合ったりした。

私は人肌に温めた地酒を呑みながら、
そうだったよね・・あの時は・・とうなづきながら、
ぐい呑みを重(かさ)ねたりした。

その後、雪は小降りとなった。

昼下りからは、小雨に変わると報じられていたので、
私は寝室で布団の中で、
榊原英資・著の『日本は没落する』(朝日新聞社)を5ページ前後読んでいるうちに、
地酒が眠り薬となったのか、2時間ばかり寝てしまった。

目覚めた後、居間にいる家内に、
雪やんだみたいだね、と私は云った。

『あれから雪は一端止(や)んだ後、再び降(ふ)りましたのよ・・
なごりおさそうに・・』
と家内は微笑みながら、私に云った。

私は庭のテラスに下り立ち、煙草を喫いながら、
空をみつめたりした。
小雨が降り、樹木の枝葉の雪化粧は消えてまったが、
雪が黒土の上にまだら模様のように大半が残っていた。

初雪を誉め、眠っている間はなごり雪のように降り、
一夜の夢ならぬ日中の夢かしら、と私は微笑んだ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ときには、初雪を眺め、たわむれに一句・・♪

2008-01-23 11:16:00 | 定年後の思い
私は短歌、俳句を詠(よ)む素養はないが、
庭に舞い降りる初雪を朝から眺めたりすると、
戯(たわむ)れに一句、二句とそらんじている・・。


雪降(ふ)りて 幼(おさな)き日々に 夢かよふ

初雪の 淡きひとひら いと恋しき


このような思いで、庭のテラスに立ちすくみ浮んだりし、
それぞれ樹木に枝葉の雪化粧、舞い降りる空を見つめたりしている。

そして素養のないつたなさがあるので、
やはり主庭に近い居間の片隅で、座布団に座り、
純米酒を人肌に温めた弐合徳利とぐい呑みを目の前に置いて、
春菊などを頂きながら、初雪を誉(ほ)め、
呑むのが相応(ふさわ)しい、かと苦笑している。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京の郊外は、初雪が舞い降りて・・♪

2008-01-23 08:22:00 | 定年後の思い
東京の郊外の調布市は、7時前から白いぽいものがちらちらと舞い降りてきて、
初雪かしらと思いながら、空を眺めていた・・。

しばらくすると、本格的に雪と判るかのように、
舞い降りてきている。

私は煎茶を飲みながら、庭の樹木を眺めたり、
空を見つめていたりしている。

そして、玄関庭の軒下、主庭のテラスなどで、
煙草を喫ったりしながら、初雪を誉(ほ)めている。

午前中は雪が降り、数センチ前後、と予測されて折、
この程度であったならば、公共交通機関に影響はないだろう、
と私は空を眺めている。

昨年は4月にわずかのひととき、白っぽいものが降ったと思ったら、
直ぐに止んで、東京は初雪、と気象庁は報じていたが、
私の心は、あんなの雪でない、と感じたのである。

2年ぶりの雪、こんな思いで庭を眺めたりしていると、
樹木、黒土は薄っすらと雪化粧してきている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする