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福島原発告訴団の動き

2013-05-06 11:51:51 | 原発NO! 
 福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成されている。そして、原発事故を起こし被害を拡大した責任者たちの刑事裁判を求め、福島地方検察庁へ告訴を行っている。告訴・告発人は全国で、14,716人。今年1月から始めた『厳正な捜査と起訴を求める緊急署名』は、108,333筆になった。私も国訴人の一人。枚方住民も多くの方が告訴人になり、東電等の責任を追及している。
 4月27日に告訴団の総会が開催された。その時の決議文(以下)を読んで、新ためて原発事故の原因を明らかにしないで、原発を強行に推進しようとする勢力の存在に怒りを感じている。 

■決議文
私たちは2012年3月16日、福島原発告訴団を結成し、活動を進めてきました。この1年間、明らかになったことは、子どもたちの健康被害、除染の行き詰まり、原発労働者の使い捨てであり、ネズミが原因の停電による原子炉冷却の停止や汚染水漏れ事故など、収束作業が今なお薄氷の上に立っているという事実です。事態は好転どころかますます悪化しており、根本的解決が求められているにもかかわらず、政治は経済優先の風潮の中で福島原発事故を風化させ、原発再稼働や輸出への動きを強めています。事故から2年経った今なお16万人が故郷を思いながら帰ることができないでいます。
 
 巨大な事故を引き起こした政府や企業が何の責任も問われなければ、法治国家としての土台は崩れ去り、日本社会の信頼は損なわれます。責任ある日本社会を構築するためには、企業犯罪が正しく追及されることが必要です。また、加害者がみずからそのことを自覚し、進んで真実を明らかにするとともに、刑罰に服するのは当然のことです。
 この1年、私たちは、第1次・第2次告訴を行い、適正捜査・起訴を求める署名提出など、被告訴人の刑事責任がきちんと問われるよう、あらゆる行動を続けてきました。今後もよりいっそう責任追及への取り組みを強化しなければなりません。
 私たちの目標は、政府が弱者を守らず切り捨てていくあり方そのものを根源から問うこと、人間をはじめあらゆる生物・環境に被害を与えた者が正しく責任を追及される新しい日本社会を作り出すことになります。そのために私たちは、政府や企業の犯罪に苦しんでいるすべての人たちと連帯していきたいと思います。この国に生きるひとりひとりが尊敬され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、立ち向かっていきましょう。
                                      2013.4.27
                                        福島原発告訴団総会参加者一同

第66回憲法記念日

2013-05-03 21:58:10 | 日本国憲法を考える
 
 枚方市駅周辺で、憲法「改正」NO!の取り組みの様子(道行く人からアンコールがあった) 
 交野駅前のイズミヤ前、枚方市駅周辺、樟葉駅前、寝屋川市駅前と午前、午後と憲法を考えるリレートークを行った。希望者がマイクを握り、憲法への思いを訴えた。
今回配布している「平和がいちばん」憲法特集号には、30人近い人の投稿がよせられた。全ての投稿者の主張に共感させられる。たとえば、樟葉の友人は・・・命を守ることこそ急ぐべき・・・という内容だ。この思い(以下)を広げたい・・・
                        
 4月、「核の不使用」共同声明に日本政府が署名しなかったことに驚いた。原発輸出の動きにつながる。
 原発・TPP・消費税・規制緩和・郵政民営化、どれをとっても議論を尽くさず性急に事を運んだ結果、後戻りのできない失態を招いている。なぜ急がなければならないのか? 議論を尽くせば化けの皮が剥がれるから。その場で強引に契約させる訪問販売に似ている。
 今の改憲の動きこそ危ない。急がずに議論を尽くすべきだ。と言うより、現日本国憲法を読まずして何が改正草案だ。今こそ全国民が現憲法の全文を読まなければならない。
第十二条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」

 1990年代に憲法記念日に憲法を学ぶ研修にPTA役員として参加する機会があった。枚方においても公民館が憲法を学ぶ場としての役割を担っていたと思うが、枚方市は市長部局に管轄を変え、その役割を放棄した。残念だ。

第九九条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」
 その義務を負っている人の中に人権を(擁護する日本国憲法を)守りたくない者がいる。その人たちが憲法を自分たちの都合の良いように変えたいだけなのだ。その人たちの言う「国益」とは国民の利益ではなく、一部の人間の利益である。まやかしの言葉にごまかされてはならない。

 急ぐべきは命を守ること、命を脅かすものを取り除くことしかない。
脱原発を急がない者が改憲を急ぐのである。
今憲法を変えてしまうことは、命を脅かす剣から自分を守る盾がなくなるということだ。

日本国憲法への思い 絶望の中で

2013-05-01 22:35:52 | 日本国憲法を考える
 月刊紙「平和がいちばん」は、例年5月3日に憲法記念日特別号を配布している。紙面は全て投稿。その中で共感したのが、牧野在住の友人のもの。タイトルは、絶望の中で・・

絶望の中で・・・・・・福島第一原発事故から二年余りが経ちました。収束なんて程遠く、今も汚染水の問題が解決出来ずにいます。冷やし続けないといけない原発、そして大気中には多量の放射能を拡散し続けています。廃炉まで三十数年といわれています。気の遠くなる様な年月です。しかし人が近づけなくて中がどうなっているかわからない第一原発が、今後無事に収束に向かうとは思えません。人間の力ではどうする事もできない、そんな物を造り動かし続けるメリットは何なんでしょう。事故後、一切を休止、廃炉にというのが地震国日本の選択、取るべき道ではないですか。しかしそうはならなかった。この国の中で恐ろしい、目に見えない何かが動いていると感じました。背筋の凍る思いです。近頃、日本各地で地震がおきています。「原発は大丈夫?」真っ先に思う事です。今度事故がおこれば日本は全滅です。

 政治家、マスコミが信じられなくなりました。真実は伝えないのだと言うことを学びました。又、医者も信じられなくなりました。しかしこの状況の中でも真実を語り続けている方々が数多くいます。子供たちの生命を心から心配している方々がいます。子供たちには何の罪もないのです。子供たちの現在、未来を奪う権利は何人にもないと思います。子供たちの声なき声を聞きましょう。安心して暮らせない日本という国の有様に物申し続けましょう。

 原発事故はあらゆるものの生命を傷つけ奪ってしまいました。そして今も続いています。しかし今尚、誰一人責任をとっていません。許されない大罪だと思いますが、国策だから仕方がないですまされるのでしょうか。

 私は子供たちが自然の中で安心して遊び生活できる環境をこれ以上奪われたくないのです。まず原発を止めて考えましょう。今ある暮らしを見直していきませんか?