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中司前市長の談合罪有罪が確定 あらためて 談合を許さない市へ

2013-02-14 23:51:07 | 月刊『平和がいちばん』
  元市長の談合事件の最高裁の判決が出ました。突然、大阪地検が枚方市に捜査に入っ衝撃は忘れていない。談合罪有罪の確定を受けて、友人達とはなしあった。その論議内容を「平和がいちばん」の1面の記事にした。市民としての役割を果たしたいと思う。

 「平和がいちばん」2月号の1面

 中司前市長の談合罪有罪が最高裁で確定しました。2007年5月、第二清掃工場建設をめぐる談合事件が発覚し、大阪地検が枚方市役所に強制捜査に入りました。そして前市長などが逮捕・起訴されました。今回の前市長の有罪確定で刑事事件がすべて結着しました。
私たちは、談合が行われたことで市政が市民の信頼を失ったこと、および談合によって多額の市税が無駄に使われたこと、この二つに深い失望と大きな怒りを覚えます。
市政と議会の関係者、そして私たち市民は改めてこの事件から学ぶ必要があります。
まず現市長は市民への謝罪とともに、この事件から何を導くのか明らかにしなくてはなりません。「二度と談合は許さない」が市長の選挙公約です。「一度目」である第二清掃工場の談合はなぜ行われたのか、その総括が「二度と」起こさないための確実な出発点です。
 市議会の役割も非常に重要です。議会は何度もこの建設事業の議論をおこない、必要とされる予算を認めてきました。しかし元議員からも逮捕者を出しながら「捜査の進展を見守る」と傍観者の態度でした。市議会が自らの努力で真相究明を行わず、全てを裁判審理に委ねたことは、市民自治にとって痛恨の極みです。議会に事件を調査する権限が与えられているにもかかわらず、なぜ市議会は自らの手で真相を究明しようとしなかったのか。当時の関係者もふくめて、談合を防止できなかったその真相を市民に明らかにすることが、遅すぎるとはいえ市議会の当然の責務です。

 そして市民の役割です。その一つは談合による損害賠償を求める民事訴訟で真相に迫ることです。現在大阪高裁で審理中、3月8日が判決日です。先の地裁の判決は、談合が行われたことを認定しつつもその損害額は3億円と不当に低く見積もっています。今回確定した刑事事件でも、この談合は1999年(平成11年)、つまり建設事業当初より始められたと認定しています。だとするなら市民が見積もる約26億円が損失額でなくてはなりません。
大型事業が目白押しの枚方市。あらためて「談合は許さない」市にしていくためにも、この事件の真摯な総括が問われています。

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