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枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方市民が企画した枚方市駅再整備計画「市民説明会」

2022-03-18 09:58:41 | 枚方市役所・枚方市駅前再開発
 昨年の1月、枚方市駅周辺再整備基本計画について開かれる予定だった「市民説明会」が、コロナ感染拡大を理由に中止された。市民の会は「中止」ではなく、感染が下火になった時に開催するよう何度も市駅周辺等まち活性化部と交渉してきた。それが「出前講座」という形で、3月3日ついに実現した。正に市民が企画した「市民説明会」となったのである。
3人の職員が2021年3月策定の「枚方市駅周辺再整備基本計画(概要版)」をさらに短く編集したパワーポイントで説明した後、市民から積極的な発言が続いた。そのポイントは次のようになる。
◆市民説明会を自治会など市域のあちこちで行うべき。
◆市有地の約半分が民間活力導入エリアとして売却されることに反対。(その額が87億円と知って驚く市民もいた。)概算総事業費(781億円)や市の負担額(314億円)に関する質問。国から補助金が入る時期は?との質問に職員は「まだ決まっていない」と回答。さらに、公共の土地を市民に相談もなく、売却すると決めてよいのかと意見する市民も。
◆市庁舎が市駅から遠くなる⑤街区移転に反対の声。一方、行政側は、デジタル庁ができスマートシティ化(スマホやパソコンの普及)で多くの手続きが市庁舎に行かなくてもできることを強調し、市庁舎の④街区から⑤街区への移転を推進したい意向。しかし、市の土地である④街区に市庁舎を建て替えれば、早くできるし安くつくという試算は早くから示されていた。
◆基本計画の資料に初めて登場したサウンディング型市場調査とは何か?(市が公募した民間業者との意見交換によりその参入意欲の向上を図ることが目的であるが、その結果は民間業者の言いなりに終わり、市民の声は徹底的に排除されることになる。)
職員が引き揚げた後、「賑わい」とは単に人の流れを作ることではなく、枚方市に永住したいと思う人口を増やすことだと意見交換された。それには豊かな自然と教育・文化・医療・介護の充実した「福祉のまち」を作り上げることだという意見にみんな納得。かつて枚方市の人口が増えた時代の記憶が蘇ったからだ。
この市民説明会の翌日、市議会での議員からの質問に、まち活性化部の部長は市庁舎移転条例案を9月議会に提出すると答えている。今こそ市民が望む福祉のまちの駅前の姿を分かり易く、広く発信する時が来ているのではないだろうか。(平和がいちばん 3月号から)

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