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枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方美術館問題白紙に 今、 市議会が問われている

2016-08-22 17:58:10 | 枚方市美術館問題
 7月7日美術館建設予定地を囲んでいたフェンスが枚方市により取り払われました。本当に嬉しいことです。2年にわたる公園の見守り隊も8月29日(10時から)の集まりが最後になります。大きな闘いだったと思います。市民の会「平和がいちばん」の8月号の1面を紹介します。

 香里ケ丘中央公園に計画されていた美術館問題は一応の決着を見ました。市長は議会で計画の白紙撤回を示し、公園の木々を取り囲んでいた工事用フェンスも7月に撤去され、原状に復旧されました。8月4日、市民代表と会見した市産業文化部長は「市民無視で進めてきたことは反省している」と述べました。

 市長と市議会は“二元代表制”で、より良い町をつくるため市民から選ばれたそれぞれがお互いにチェックし 合います。美術館問題の発端とその後の混乱は、あげて前市長の独断による計画導入でした。それは今や誰の目にも明らかです。一方、市長の独裁的な行政運営に市議会がチェック機能を果たしたのかという疑問が市民には残っています。

 14年3月の「寄付」を受け入れた議会では美術館計画の不透明さなど多くの疑問が噴出し、賛成した議員すら「負の遺産になる可能性が高い」と指摘しました。年間数千万円の運営費の負担や香里ケ丘の地域活性化につながるのかという疑問を賛成議員も払拭できないまま動き始めたのです。新市長が白紙撤回を示した全員協議会での討論では、計画推進の議員はこの問題が混迷を深めたのは「枚方市が、私も含めてですけれど、どういうふうな美術館かということを詰めてこなかった」からだと総括しています。また「覚書」締結後に美術館の先進地視察をした議員は、建設計画の目的・コンセプトや運営経費などに問題があるとして「枚方市の美術館の在り方が恥ずかしく感じる」と報告しています。

 賛成していた議員のこれらの発言や文書に接すると、市民は「あのまま建たなくて良かった」と心底思います。未成熟な議論で建つ美術館にも、飾られる美術品にも不幸です。その費用を長年負担し続ける市民はもっと不幸です。ここから示される教訓は、市長が示す方針や具体策について納得いくまで議論が尽くされる市議会でなければならないということです。                    以上

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