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原発再稼働が進められています。福島から大阪に母子避難された森松明希子さんの訴えです

2017-06-01 08:34:36 | 福島原発被災者支援
 この国は、どのようになっているのでしょうか?人を、生活者を、命を本当に大切にしない。恐ろしいほどです。森松明希子さんは、枚方にも来ていただき、お話を伺ったことがあります。彼女の行動と発言は、多くの方を励ましていると思います。以下・・・。彼女の言葉です。

ともに歩んでくださるみなさまへ

原発賠償関西訴訟原告の森松明希子です(福島→大阪・2児を連れて母子避難)。

皆さま方のこれまでの長きにわたるお支え・お取組みに
心より感謝と敬意を申し上げます。
それと同時に、関西圏への避難を敢行した沢山の避難者を、
発災直後から受け入れ、お支え頂きましたこと、本当にありがとうございます。

「あるものを なかったことには させません」
2017年5月、文部科学省前事務次官の言葉に世論が反応していることが少しだけ救いのように感じています。

私は原子力災害を通じて国家と大企業による権力の暴走、基本的人権の蹂躙を年間この6年間目視し、体感し続けてきました。

もしかしたら、皆さんはもっと前から、そのことに気づき、声を上げ続けてくださっていたのかもしれません。
今、福島原発事故から丸6年が経過し、私自身、福島をより客観的にそして冷静に、分析的に少しは見られるようになりました。
原発国内避難民となった私の視点から、福島の真実をお伝えしたいと思います。

「あるのに無いことにすることはできない」ということに、
社会が応えてくださるのであるのならば、
今、この社会は実際には、

放射能汚染が有るのに無いことになっていないでしょうか?

原発避難民が居るのに居ないことになってはいないでしょうか?

黒を白だと言うことはできません。それと同じだと思うのです。

権力に忖度し、多勢に流され、大勢でよってたかって
「絆」とか「復興」とか「ガンバロウ」とかいう「美談」に仕立て上げ、
黒いものを白だと言い切る。

「復興」「頑張ろう東北」「絆」という美しい言葉や美談に騙され、
真実やこの国の取るべきかじ取りをこれ以上誤らせないでほしい、
というのが福島原発事故を体験した私の願いなのです。

原発避難民は確実にこの国に存在しているのです。
私たちが身をもってそれを証明しているのです。

国と東電がごめんなさいといって原発事故被害に対してきちんと目を向け、
謝罪し、恒久救済の制度が確立するまで、
私は絶対3.11直後に起きた原発事故「避難者」であることを言いつづけるつもりです。

私の訴える「ふつうの暮らし 避難の権利 つかもう安心の未来」裁判(原発賠償関西訴訟)は、
避難の権利が憲法上の権利だと訴えています。

これは、避難した人の正当性だけを訴えるものではありません。
事実に目を向け、原子力惨禍に見舞われたとき、放射線被ばくから免れ健康を享受するという人間として当たり前の権利が守られるよう、
すべての被災者・被害者の恒久救済をもとめて司法判断を仰ぎました。

私はこの裁判を憲法訴訟であると位置づけて取り組んでいます。
意見陳述の機会あるごとに、そのことを裁判長に訴えています。
「裁判長、人の命や健康よりも大切にされなければならないものはあるのでしょうか?」と。

全国に散らばる福島原発事故被害者の取り組む訴訟、とりわけ本日は、大阪地裁に集団提訴した原発賠償関西訴訟のご支援と応援を
心からお願いいたしたく存じます。

これ以上核被害が拡大しませんように、
被ばくを免れ健康を享受したいと思う人が等しく守られますように、
ともに歩んでください。

よろしくお願い申し上げます。



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