ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

選挙の色分けもできてきた

2012-11-25 15:06:15 | 社会

衆議院選挙も公示へ向けて次第に骨格がはっきりしてきた感じがする。

自民党はかなり明確に方針を打ち出してきた。民主党は現時点では方針は不明確でどうしたいのかが今一つ分からない。いわゆる第3極は、「維新の会」を中心とするグループと小沢氏を中心とする「生活」の2グループに集約されてきた。この中で一番はっきりしないのが「維新の会」である。以前書いたように石原慎太郎氏の太陽の党と合併して急に骨格が見えにくくなった。一時、小林興起氏も合流するとかいうニュースが流れて「こりゃあダメだ」と思ったものだがその話は流れたのでまだ、基準はあるらしい。橋下氏の話などを聞くと、一応のポリシーは保っており、できる限り柔軟に、という態度で臨もうとしている態度は伺えるし、その基準は良く聞くと納得のいくものでありそうなのだが、果たしてそれをきちんと説明できるか、「訳が分からなくなった」という印象を覆せるかが鍵だと思う。

民主党は野田総理が自分の意思を前に出してきて、言うことに迫力が出てきた感じはあるのだが、具体的には中身がまだ出ていない感じがする。もし民主党が勝ったらどういうことをするかは私には少なくとも現時点ではつかめていない。今後、マニフェストを打ち出せばもう少しはっきりしてくるのだろうか。民主党のマニフェストも選挙のために作る選挙公約になったことは間違いない感じがする。

今時点では安倍総裁の発言が群を抜いて明確であり、それなりに一貫性があるように思う。私は安倍氏の方針に必ずしも賛成ではなく、疑問に思う点もあるのだが、「実際にやりそうなことを言っている」という感じはする。野田総理のほうは批判ばかりしているように見える。批判しているほうが勢い良く見えるのだが、選挙結果は最大政党がどういう行動をとるかである。民主党が果たして具体的なイメージを打ち出せるのかを今後見て行こうと思う。