今日、中国人民銀行(中央銀行)は、人民元取引の目安となる対ドル基準値を
大幅に引き上げ、前週末比0.54%高の1ドル=6.3154元に設定した。
ロイター通信によると、1日の切り上げ幅として、中国が人民元の改革に着手
した2005年以来最大。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151102-00000036-jijnb_st-nb
前週末10月30日の終値は同6.3175元だった。同日、元は大幅に上昇して
おり、人民銀が介入したとみられている。
人民銀は8月に切り下げを断行したが、11月にも判断される、IMFの「特別
引き出し権(SDR)」算定基準通貨入りを意識し、市場実勢を反映した人民元
政策をアピールする意図があるようだ。
人民元の対ドルの切り上げですが、回りまわって、ドル/円にもプラスに波及
(円安方向)するとすれば、IMFの基準通貨入りを狙う中国の可否は別として
日本にとって追い風になりそうですが、どうでしょうか。
さて、日経平均は大幅下落400円安の18683円の大引けでした。
(出来高 概算21.7億株の商いでした。)
日経平均、18900円前後までの下落を想定してましたが、先物主導の売り
仕掛けが入り、約400円の下落となった。中国景気を気にするなら週明けの
欧米市場も同様だが、後付けの解釈で、先物主導を助長した感じである。
日経平均の大幅下落で、5日線やボリンジャー幅+1σを割り込み、チャート上
テクニカルは悪化した格好。ただ、先物主導の動きなので祝日明けダマシ下げ
から、チャート良化の芽は残っています。
注目のNY市場、欧州株の上昇を好感し、上げてのスタートです。
終了まで底堅い展開になりそうです。
祝日明けの4日、郵政3社の上場され、日経平均どこまで値を戻すか、先物の
動きに注目したいと思います。