早期の米緩和縮小観測や中国経済減速懸念で、欧米や新興国の株価がさえない
中、日本株が逆行高となっています。円安に加え、公的年金改革や日銀の追加の
緩和期待がヘッジファンドなど海外勢の買いを惹きつけているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000099-reut-bus_all
ただ、海外材料が日本に無縁というわけではない。足の速い資金だけに、リスク
オフムードが広がった場合の売り転換には警戒も強くなっています。
10/29~30のFOMC議事録では、経済の伸びによって正当化されれば、
今後数回のFOMC会合のいずれかで資産買い入れ縮小を決定できる、と一部
メンバーが認識していたことが明らかになりました。
次期FRB議長候補のイエレン氏ら、ハト派の発言で強まっていた米量的緩和の
長期化観測は揺り戻されています。
12月の緩和縮小も再び視野に入ってきたようですが、小生の見方は1月実施と
見ています。
ファンダメンタルズから見た日経平均は、16000円程度までは、割り安であり、
先物主導の買いは歓迎です。
さて、日経平均は、大幅反発し289円高の15365円の大引けでした。
(出来高 概算25.2億株の商いでした。)
NY市場の下落も、為替がドル/円で100円台に乗せル中、先物主導の買いに
より大幅上昇となりましたが、一部 現物株が追いつかない状況です。
日経平均は、5日線を支持線として上昇し、5/23以来の15300円台になり、
上放れを示現した格好です。
今月末にも16000円台が視野に入ってきました。
注目のNY市場、新規失業件数などに改善が見られ、上昇してのスタート。
終了まで、プラスを維持できるかポイント。
明日の日経平均、週末ですが、続伸の可能性大と読んでいます。