「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

外食市場は、「プチぜいたく」志向って本当!?

2013-11-15 23:43:21 | 企業を斬る

          
株価上昇をもたらしたアベノミクス相場が始まって1年が経過し、外食市場にも
大きな変動のうねりが押し寄せている、報じています。

「280円」の価格に代表される牛丼で、「低価格」に対する消費者の感応度が
下がってきているのに対し、2000円前後のステーキや相対的に価格の高い
焼肉などに人気が集まる傾向が鮮明になっている様です。

来年4月の消費増税を前に、外食各社は商品構成や価格設定をより柔軟に
変更し、消費者の「プチぜいたく」志向に対応しようとしています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131115-00000067-reut-bus_all

「松屋フーズ」では、牛丼280円という価格は大変なことだし、儲からない、と
話をしており、「吉野家」や「すき家」も状況は同じ様です。

デフレ下で成長、価格競争を繰り広げた牛丼各社。円安や原材料高騰、電気代
上昇などのコスト高に見舞われるものの、「ウリ」にしていた低価格を止める
決断にはなかなか踏み切れていません。まさに消耗戦です。 

アベノミクス効果で8000円台だった日経平均は、1.7倍の水準に上昇して、
「プチ資産効果」を享受した個人株主も多く「株式売却益が出て、牛丼を食べに
行こうということにはならない」と分析しています。

2010年3月期に過去最高の売上高・利益を記録した「王将フード」も苦戦
しています。既存店売上高は、今年6月に5カ月ぶりに前年同水準まで戻した
ものの、再び4カ月連続のマイナス推移となっており、今年に入って前年比増は
2カ月だけという状況です。

ステーキ・ハンバーグ店を展開する「ブロンコビリー」は213年12月期は2ケタ
増収増益を計画しています。「価値を重視し、高額でも許容する消費傾向が
みられ、特にハレの日には、お金を使う傾向がみられる」という。

消費者の目線が本当に切り上がったのか――。確信は持てないながら、高価格
帯メニューの投入で、品揃えに幅を持たせ、利益率も向上させようという流れは
強まっているようです。

日本フードサービス協会によると、2012年の外食産業の市場規模は、前年比
1.6%増で、大震災の影響を抜け出し、2年ぶりに増加に転じています。

冬のボーナスは2年ぶりに増加が見込まれ、環境は悪くありませんが、今回の
「食品偽装」問題が、消費者の行動にどの程度影響するか、高価格メニューに
期待を寄せる企業の懸念材料となっているようです。

ただ、間違いなく、株価の上昇は、個人の消費マインドに働きかけ、1ランク上
の食材を選ぶようになれば、客単価が増え、戦術を持ち合わせた外食産業の
営業利益増になるように思え、外食産業の知恵の出しどころかもしれません。

そんな中、一度行って、サービスやコストパフォーマンスに満足できる会社を
見つけたら、株主優待(飲食サービス券)をうけながら、投資してみるのも、
おもしろいかもしれません。

さて、日経平均は、大幅に続伸289円高の15165円の大引けとなりました。
(出来高 概算32億株の大商いでした。)

NY市場、イエレン次期FRB議長の公聴会発言(金融緩和を維持)が好感され
世界株高の連鎖反応となり、東京市場の背中を押した格好です。

日経平均の大幅続伸で、上値抵抗線を上放れ、5/24以来の15000円台を
回復。年末にかけ年初来高値更新し、16000円台が視野に入ってきました。

注目のNY市場、経済指標の10月鉱工業生産は、-0.1%(予想0.2%)
10月設備稼働率は78.1%(予想78.3%)と、弱めな着地ですが、
イエレン効果が冷めやらぬ中、もみ合いスタートです。底堅い終了となるか注目。

今週の強い動きは、来週以降の東京株式市場に期待を抱かせます。

ブロガー/読者の皆さん、良い週末を!!


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