週末の東京株式市場、米１０月雇用統計の悪い予想を織り込む様な下落の中、
「米雇用統計、フタをあけてびっくり」のうれしい予想を超える上方修正となった。
この結果を受け、ドル買いが強まっています。失業率は７．３％と予想着地も、
非農業部門雇用者数は、２０．４万人増（予想 １２万人増）を大きく上回り、
経済指標の改善だけでなく、雇用もジワリと改善しています。
１０月は、政府機関の影響も警戒されていただけに、影響が出なかった事に
なり、市場は、一旦３月以降と見ていたＱＥ縮小開始を１２月、１月の可能性も
再燃させています。ドル円は、９９円台に再び上昇しています。
ロイターが、発表の米雇用統計後に実施したプライマリーディーラー（米政府
証券公認ディーラー）調査によると、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の緩和縮小
開始時期が来年３月より早まるとの見方が強まっています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131109-00000036-reut-bus_all.view-000
２週間前に実施した調査では、３月以前の緩和縮小開始はないとの見方が
支配的でしたが、今回の調査では、リスクは、１月の縮小開始に傾いている
との指摘が上がっています。
回答を得た１６社のうち、７社が３月の縮小開始を予想。６社が１月と回答した。
各１社がそれぞれ今年１２月、４月、２０１４年半ばとの予想を示しています。
小生は、さすがに、来月の縮小はないものの、１４年１月頃を想定しています。
株価が、半年先を占うバロメーターとすれば、来年１月頃に、為替はドル／円で
１００円台に突入する公算大と思います。
これは、一度しぼみかけた年末の年初来高値更新もあり得る状況かと思います。
ヘッジファンドの決算売りが一巡する今月末には、１５０００円台へ突入している
かもしれません。
それでは、また。
