ドル/円が再び大台を試す展開になっています。予想外に強い10月米雇用統計が、
行き過ぎたドル売りの巻き戻しをサポート。リスク選好の改善を受けた円売りも相場を
押し上げています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131112-00000103-reut-bus_all
ただ、テーパリング(緩和縮小)が開始されても、フォワード・ガイダンスが強化されれば
米金利が急上昇することはなく、100円定着に尚 時間が必要との見方が多い様です。
日経平均の上昇に呼応する形で、海外短期筋のドル買い/円売りが流入。
99.50円付近にあったオプション関連のドル売り/円買いオーダーを飲み込み
損失確定のドル買い戻し(ストップ)を巻き込んだ事で、上昇に弾みが付きました。
欧州勢参入でその流れが加速、ドル/円は午後5時半までに99.80円まで上昇、
大台にあと20銭まで迫った格好です。
今日の東京株式市場の応援材料となった格好です。99円台を値堅めし、少しずつ
円高是正をしていけば、好循環の株式市場の相場環境になりそうです。
と言うことで、日経平均は、318円高の14588円の大引けとなりました。
(出来高 概算25.7億株の商いでした。)
今朝方のNY市場が底堅い中、東京市場ももみ合い小幅上昇を想定していましたが
ドル/円で99円台後半に乗せ、先物主導の買戻しを誘った格好です。
<タマには、先物主導の買戻しがあって良いかと・・・。>
日経平均の大幅上昇により、保ち合いレンジを上放れ、25日線を上回るばかりか
+1σレンジに伸びてます。これで、14700円所を超えれば15000円台も視野に
入ってきます。
注目のNY市場、もみあいのスタートで、終了まで底堅い展開になりそうです。
明日の日経平均、さすがにもみ合いを想定しています。