グラチャン女子バレー、ブラジルには 少し力不足でしたが、12年ぶりの銅メダルで
さらに攻撃的なバレーに磨きをかければ、もっと上位に行けそうです。
また、昨晩のサッカー親善試合。対オランダ戦で、前半終了間際の1点取った後、
試合の流れが変わりました。日本の動きが良くなり、後半はエキサイティングな
プレーでした。昨日の選手起用で、次のベルギー戦でも結果を残せば、来年のW杯
1次リーグ突破に期待も出てきそうです。
さて、11/11~週の日経平均は、飛龍のごとく想定外の大幅上昇になり、節目で
ある15000円台を回復した、記念すべきアベノミクス1年となりました。
先週末8日の米雇用統計が、予想外の改善を見せただけでなく、この強い内容で
FRBの金融緩和の縮小時期を早めるかと思いきや、次期FRB議長のイエレン氏
公聴会で量的緩和の継続(今年は実施せず)示唆しハト派的発言で、金融市場の
ソフトランディングを示した格好で、ワールドワイドで株高となりました。
日経平均は、週の中盤以降も為替の円高是正を背景に、ドル/円で100円台へ
ユーロ/円で134円台となり、東京市場の追い風となりました。
結局、日経平均は、1週間で1079円上昇(↑7.7%)15165円でした。
週末のNY市場も、ダウで16000ドル台にせまる高値更新となっており、明日
からの東京市場リバウンド相場継続を示唆しています。
11月第4週(11/18~11/22)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
珍しく先物主導で、「飛龍」のごとくアクセルを踏んだ株式市場。昨日のブログで
触れた通り、5月高値とファンダメンタルズを比較しても、上値余地を残しています。
11/15時点の日経平均は、PER15.8倍程度で、11/14時点の東証1部の
EPSが942円程度で、PER17倍でも16000円程度になります。
一部エコノミストから、NT倍率の上げ幅を指摘する向きもありますが、空売り規制
解除からの上昇で、今後 買戻しに動く大口もありそうです。
国内は、11/21に 金融政策決定会合の結果で、黒田総裁が追加施策を取る
サプライズがあれば、さらに円安にシフトし、株式市場の追い風になる芽を残す
格好となっています。
注目点で海外は、11/19FRBバーナンキ議長の講演、11/20にFOMC議事録
11/21~22に EU/中国首脳会議が予定されています。
その他、米経済指標の発表もあり、着実な改善を示す結果発表となれば、アベノミクス
第2幕の開演となり、年末相場へのはずみとなりましょう。
日経平均、11月第4週(11/18~22)レンジは、14900円~15600円程度を
想定しています。
1.11月第4週(11/18~11/22)主なイベントと予定
11/18
日本 10月首都圏新規マンション販売
日本 日中経済協会、北京や地方都市を巡る訪中団派遣(~11/24)
米 11月NAHB住宅指数
米 NY連銀総裁 講演
米 フィラデルフィア連銀総裁 講演
米 ミネアポリス連銀総裁 講演
11/19
日本 NKSJ HD、MS&AD、東京海上 各決算
日本 TPP主席交渉官会合(~11/24、ソルトレークシテイ)
米 バーナンキFRB議長 講演
米 9月北米半導体製造装置BBレシオ
米 シカゴ連銀総裁 講演
米 ホーム・デポ、メドトロニック、ベストバイ 各決算
独 11月ZEW景況感指数
日E 日・EU定期首脳協議
11/20
日本 日銀金融政策決定会合(~11/21)
日本 10月貿易収支
日本 10月日本製半導体製造装置BBレシオ
日本 10月コンビ二エンスストア売上高
日本 10月訪日外国人数
日本 有識者会議、GPIF運用見直しの最終報告
米 FOMC議事録
米 10月消費者物価
米 10月小売売上高
米 10月中古住宅販売件数
米 NY連銀総裁 講演
米 セントルイス連銀総裁 講演
米 ロウズ・カンパニーズ、JCペニー 各決算
英 中銀議事録
11/21
日本 日銀金融政策決定会合
日本 黒田日銀総裁、記者会見
日本 全国スーパーマーケット売上高
日本 IRジャパン、1対5株式分割権利付最終日
日本 ボジョレーヌーボー解禁
米 10月生産者物価
米 新規失業保険申請件数(~11/15までの週)
米 11月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
米 セントルイス連銀総裁 講演
米 リッチモンド連銀総裁 講演
米 国債入札 10年物物価連動債(TIPS)130億ドル
米 ターゲット、シアーズ 各決算
中国 11月HSBC製造業PMI
中E 中・EU首脳会議
西 スペイン国債入札
EU ドラギECB総裁、講演
11/22
日本 日銀月報
日本 じげん新規上場
日本 コムチュア東証2部→1部へ
日本 第43回東京モーターショー(~12/1、東京ビックサイト)
日本 品川駅大規模改修で、JR駅運休(~11/24早朝)
米 カンザスシティー連銀総裁 講演
米 ギャップ 決算
米 マイクロソフト、北米など13カ国で「Xbox One発売」
独 11月Ifo景況感指数
11/23
日本 勤労感謝の日
2.NY市場、為替/債券 各結果(11/15)
今日のNY市場はドル売りが優勢となった。この日発表になったNY連銀指数や
鉱工業生産が予想外に弱い内容となったことで、ドル売りが優勢となっている。
前日の公聴会で次期FRB議長に指名されてるイエレンFRB副議長は景気への
配慮を滲ませ、緩和姿勢の継続を強調していたが、きょうの指標はその姿勢を
裏づける内容となった。
ユーロドルは買戻しが強まり、一時1.35台に乗せる場面も見られた。ただし、
維持できずに伸び悩んでいる。
1.3500は心理的節目であることはもちろんだが、10/25~11/7の下降波の
フィボナッチ38.2%戻しの水準である。今週に入ってユーロドルはリバウンドの
動きが出ているが、リバウンドの第1関門である38.2%戻しの水準を突破できるか
注目。 ただ、いまのところは抵抗も強いようだ。
一方、円安の動きは続いており、ドル円、クロス円は堅調な動きを継続している。
弱い米指標からドル円は伸び悩んだものの、100円台はしっかり維持。実需売りや
短期筋の利益確定売りも出そうな水準であるが、海外のファンド勢中心に買いが
断続的に入っているようだ。目先は9月高値の100.60付近が上値メドとして意識
されるが、この水準を完全に突破し101円台を固められる様であれば、年初来高値
103.50水準の回復も視野に入りそうだ。
ポンド円が3日大幅に続伸しており161円台まで上昇している。一時161.65付近迄
上昇し2009年8月以来の高値水準を更新。円安の動きは勿論のこと、ポンド自体の
強い動きもあり、ポンド円には二重の追い風が吹いている状況。
足元は過熱感も否めない状況ではあるが、上値へのモメンタムは高まっている。
今日はウィール英中銀委員の発言がNY時間に伝わってたが、英成長のスピードは
英中銀の予想以上に早い可能性を指摘していた。英中銀も今週発表したインフレ
報告で利上げ開始のメドとしている失業率7%の達成時期を、これまでの2016年
第4四半期から2014年第4四半期に2年間前倒ししている。もともと見通し自体が
ハト派過ぎとの意見も多いが、実際に英中銀が前倒ししたことはポンドにとって
大きな追い風となっているようだ。
市場は2015年第1四半期に利上げ開始との見方で推移しているようだが、あくまで
状況次第であり、インフレ等の経済指標によっては、メドとしている失業率7%を
6.5%に修正して低金利姿勢を維持する可能性のほうが有力との見方も出ている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=202244
米国債利回り
2年債 0.290(+0.000)
10年債 2.704(+0.014)
30年債 3.794(+0.007)
期待インフレ率 2.195(+0.005)
*期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、利回りは小幅に上昇。この日発表の米指標は弱い内容が、
相次いだものの、景気の先行き期待も根強く、株価も高値を更新する中、利回りは
プラス圏を維持している。
2-10年債の利回り格差は241(前日+240)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=202248
3.NY株式市場 結果(11/15)
NY株式15日
ダウ平均 15961.70 (+85.48 +0.54%)
S&P500 1798.18 ( +7.56 +0.42%)
ナスダック 3985.97 (+13.23 +0.33%)
CME日経平均先物 15330 (大証比:+160 +1.05%)
今日のNY株式市場、ダウ平均は続伸。前日のイエレン証言を受けて海外市場で
株価が上昇しており、米株も連れ高で始まった。この日発表になったNY連銀指数や
鉱工業生産は弱い内容となったものの、前日のイエレン証言でのハト派姿勢を裏
づける内容ともいえ、緩和長期化期待が株価を押し上げている。
ダウ平均はじり高の展開となり、きょうも高値を更新している。
ダウ採用銘柄ではエクソンモービルやホームデポ、アメックスガ上昇。エクソン
モービルはバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが持ち株を増やしている
ことが明らかとなった。時価評価で37億ドル超、株数は4010万株に及ぶ。
バークシャーとしては2011年のIBM以来の保有の大きさとなっている。反面、
マクドナルド、マイクロソフトが軟調。
電子計測機器のアジレントが商いを伴って大幅高。決算が予想を上回った他、9月に
示した会社分割の計画を来年までに実施すると発表したことが好感されている。
インターネット・ラジオのパンドラメディアが大幅高。アナリストによ目標株価の
大幅上方修正が好感されている。
ナスダックも上昇。アップルやグーグルは軟調だったものの、その他の主力株が
指数を支えた。
建設用タイル販売のタイルショップが急反発。前日は不正会計疑惑が高まり急落
していたが、きょうはその懸念が一服している。アナリストから押し目買いの推奨
も出ていた。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=202245
4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(11/15)
NY原油先物12月限(WTI)
1バレル=93.84(+0.08 +0.09%)
今日のNY原油先物相場は小反発。前日のイエレン証言やリビアへの懸念で買い
優勢で始まったものの、イラン核協議への進展期待もあり上値は抑えられている。
12月限は一時94.50付近まで上昇したものの、93ドル台に伸び悩んでいる。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=202240
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1287.40(+1.10 +0.09%)
今日のNY金先物相場は小幅に続伸。前日のイエレン証言から緩和継続観測が強
まっており、金は下げが一服する動きが続いている。
12月限は1290ドルまで上昇。ただ、1300ドルを試す雰囲気は出ていない。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=202242