今日、財務省が発表した国際収支状況は、2013年度上半期(4月から9月)の
経常収支が3兆0548億円の黒字となりました。過去最少の黒字幅だった前年の
2兆7588億円を上回り、最少記録の更新は回避した格好です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131111-00000011-reut-bus_all.view-000
9月分の経常収支は前年比14.3%増の5873億円の黒字となり、ロイターが
調査機関を対象に実施の事前調査(4000億円位、予測中央値)を上回りました。
9月は貿易・サービス収支が9763億円の赤字でした。サービス収支は赤字幅が
縮小したが、貿易収支が赤字幅を広げたためです。
ただ、所得収支が前年比24.6%増え、1兆6279億円の黒字となったため経常
収支は黒字幅を広げた。季節調整済みでは輸入が多かった影響で1252億円の
赤字となり、過去最大の赤字幅でした。
これにより、4月から9月の上半期の経常収支は3兆円余りと、前年の黒字幅を上
回り、過去最少の更新は回避しました。
3.11の東日本大震災以降、民主党の経済音痴政策で、衰弱しきった日本経済も
自民党政権の復権で、経常収支ワースト記録更新とならず、先行きに少し、希望が
出てきた格好です。さらに、民間企業の設備投資や業績向上、個人の消費を活発に
させる成長路線の種を蒔く、政策に期待したいと思います。
さて、日経平均は、反発し183円高の14269円の大引けとなりました。
(出来高 概算21.9億株の商いでした。)
NY市場、米雇用統計の結果を受けた上昇や為替の円高是正により、東京市場も
追い風を受け、ギャップアップで始まるも、上値追いは限定的でした。
日経平均の反発により、5日、25日線レベルでの水準にあり、ショートの買い戻し
入れば、踏み上げもあり、先物がそろそろ買い戻すか注目されます。
注目のNY市場、ベテランズデーのため、為替/債券市場が休場の中、もみ合う
展開になりそうです。
明日の日経平均、ザラ場に為替の追い風(円安傾向)があれば、続伸可能です。