英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は6/17、FRBのバーナンキ議長が
6/18~19連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、資産買い入れの
縮小が近いことを示唆する見込みだと伝えました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130618-00000049-reut-bus_all
一方で、縮小開始後の措置については、経済動向次第との考えを示す事でバランスを
とるだろう、との見方を示しています。
FTは、市場でFRBをQE3(量的緩和第3弾)の縮小に傾かせている景気の改善を
認識する事にためらいが見られる一方、資産買い入れの縮小は、FRBが景気支援に
消極的になった事を意味するとの誤った思惑が広がっている模様で、バーナンキ議長
市場との対話において問題に直面していると指摘しています。
記者会見で、堅調な経済によって近い将来の買い入れ縮小が正当化されるとの強気の
メッセージを送りながら、一段の縮小は景気改善の度合いに応じて進め、決して早期の
金利上昇を招くものではないとの立場も同時に示す事で、こうした誤解を解消する事に
努める可能性が高いとしました。
と言うことで、FOMC通過後の米市場に注目です。
さて、日経平均は、小幅に下落し25円安の13007円の大引けでした。
(出来高 概算24.3億株の商いでした。)
NY市場が弱含む中、寄り付きから押し目買いも入り、一時100円近く上昇も、為替
円高高止まりやFOMC前の戻り待ち売りに押され、マイナス転換。結局、後場にかけ、
弱含んだ結果となりました。
ただ、日経平均の続落も、先物主導による売り仕掛けなく、SQ値やボリンジャーバンド
-1σ(約13005円)上にあり、噴火前のマグマ溜りにエネルギーを蓄積している状況
と受け止めたい。
注目のNY市場、FOMC開始前ですが、続伸してスタート。発表された米住宅着工件数
予想を下回ったものの、3カ月ぶりの伸びで、消費者物価指数や建築許可件数は、ほぼ
予想通りの着地でした。住宅着工の伸びを評価して、続伸しています。
終了まで、堅調かポイント。
明日の日経平均、為替が95円台なら、反発する展開を想定しています。