「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

6月第3週 相場展望と予定

2013-06-16 23:05:08 | 相場展望

              
6/10~週の日経平均は、5/23の暴落の余震が継続した1週間となりました。

週初こそ、大幅反発を見せましたが、6/11~13の3日続落により1000円超
下落しました。日銀決定会合で、金融政策が据え置かれており、市場が期待して
いた追加措置は言及されず、黒田総裁の異次元緩和が実施された日の水準迄、
円高方向に押し戻した格好。

また、安倍政権の成長戦略も、外資失望感を誘い、先物主導による株価下落を
演出させました。また、根底には、FRBの量的緩和策縮小の時期をめぐる思惑も
大きかった様です。

そんな背景で、東京市場リバウンドのサインも、トラウマで下値不安を持った投資
行動となり、欧米市場の調整を東京市場では、為替の円高進行と共に下方増幅
させた着地となった格好です。

結局、日経平均は1週間で190円下落(↓1.48%)の12686円の大引けでした。

さて、6月第3週(6/17~6/21)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

SQ通過後の東京市場は、週末米の下落で値を下げてスタートも、ある程度下落分を
織り込んでおり、割安水準にある株価の見直しにつながる可能性もあります。

週初のG8サミットや6/19FOMC通過で、「脱デフレ」を目指すアベノミクス再評価
となれば、為替の円高水準是正が進む可能性もあります。

日経平均、6月第3週(6/17~6/21)のレンジは12500円~13500円程度を
想定しています。

1.6月第4週(6/17~6/21)主なイベントと予定
 6/17
 日本 4月第3次産業活動指数
 日本 5月首都圏マンション販売
 日本 安倍首相、欧州歴訪
 日本 あさひ、いちご不動産投資法人 各決算
  米   6月NY連銀製造業景気指数
  米   4月対米証券投資
  米   6月NAHB住宅市場指数
  世   G8首脳会議(~6/18、英ロック・アーン)
 6/18
 日本 4月鉱工業生産
 日本 4月設備稼働率
  米   FOMC(~6/19)
  米   5月消費者物価
  米   5月住宅着工件数
  米   5月住宅建設許可件数
  米   オバマ大統領、ドイツ訪問(6/19)
  独   6月ZEW景況感指数
  英   5月消費者物価/生産者物価
  英   5月小売物価
 EU  ドラギECB総裁、講演
 6/19
 日本 安倍首相、経済政策について講演
 日本 5月貿易収支
 日本 サンオータス、ケネディクス不動産投資法人 各決算
  米   FRB政策金利
  米   経済予測発表
   米   バーナンキFRB議長 記者会見
  独   米・独首脳会談
  英   中銀議事録
 6/20
 日本 5月コンビニエンスストア売上高
 日本 サンワドー決算
  米   5月中古住宅販売
  米   5月カンファレンスボード景気先行指数
  米   6月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
  米   新規失業保険申請件数(~6/15の週)
  米   5月北米半導体製造装置BBレシオ
 中国 6月HSBC製造業PMI
  英   5月小売売上高
  西   スペイン国債入札 
 EU  ユーロ圏財務相会合
 6/21
 日本 黒田日銀総裁 挨拶
 日本 瑞光 決算
 日本 夏至
  米   S&P500種株価指数の四半期リバランス(構成銘柄入れ替え)
 EU 財務相理事会

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/14)

 10日からの週は、前週に続いて円相場が不安定だった。ドル円は週明けに99円台と
 前週の米雇用統計を受けた円安・ドル高水準で取引を開始したが、日経平均が今年2
 番目の大幅安となる日があったり、ダウ平均が今年初の3日続落となるなど株安の動き
 に93円台まで下落する場面があった。

 黒田日銀による異次元の緩和が実施された日の水準まで円高方向に押し戻された
  格好だった。日銀決定会合では金融政策が据え置かれており、市場が期待していた
  追加措置は講じられなかった。また、安倍政権の成長戦略への失望感も円高方向への
  調整を巻き起こした。

  そして、市場を不安定にさせた最大の要因は米金融政策への不透明感。米FRBの
  量的緩和策の縮小の時期をめぐって様々な観測・思惑が広がっており、来週のFOMC
  会合を控えてリスクマネーの巻き戻しが強まった格好だった。
  ドル相場はこれ迄のドル高への調整で、ドル安方向に振れている。

 14日のNY市場でドル円は見切売りが強まっている。早期QE縮小期待は後退する中、
  依然としてドル売り圧力は根強い。

 序盤はこの日発表になったミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回ったが、ドル円
 ネガティブな反応を見せなかったことから買戻しが強まる場面も見られた。しかし東京
 時間の高値95.35付近を突破できなかった事で、日本時間0時のロンドンフィキシングに
 かけて短期筋の見切りと思われる売りが強まった。

 その後、IMFが対米経済審査を公表、2014年の成長見通しを従来の3.0%から2.7%に
 下方修正。また、QE縮小に関しても来年すべきとの見解を示す中、米株も下げ幅を拡大
 させ、ドル円も一時94円割れを試す水準まで下落している。

 このところの下落で商いが薄くなっており、すべり落ちた格好と思われる。

 一方、ユーロドルはドル売りの動きからNY時間に入って下げ渋る動きとなった。円高の
 動きからユーロ円が下落し、伸び悩む場面もあったが、堅調に推移した。
 1.3350から1.34にかけては重くなって来ている雰囲気もあるが、一方で1.32台に入る
  と買いも見られる。

 来週のFOMCでは過度のQE縮小への懸念が後退するとの見方もあり、投機筋などは
  下値で買いを入れていた模様。     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=187192

 米国債利回り
   2年債          0.270(-0.012)
   10年債        2.126(-0.023)
   30年債        3.301(-0.016)
   期待インフレ率  2.062(-0.018)
                  *期待インフレ率は10年債で算出

 14日のNY債券市場、利回りは低下。FRBの早期QE縮小期待が後退する中、この日
  発表になったミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回ったことに敏感に反応した。
 IMFが2014年の米成長見通しを下方修正し、QE縮小は来年にすべきとの見解を示して
  いたことや、為替市場でドル円が急速に下落したことも利回り低下を促した面も。

 10年債は一時2.09%、30年債は3.27%台まで低下。
 2-10年債の利回り格差は185(前日+186)。
                         http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=187189
3.NY株式市場 結果(6/14

 NY株式14日
   ダウ平均      15070.18(-105.90 -0.70%)
   S&P500      1626.73  (  -9.63 -0.59%)
   ナスダック      3423.56 ( -21.81 -0.63%)
   CME日経平均  12665    (大証比:-105 -0.84%)

  14日のNY株式市場、ダウ平均は反落。IMFが2014年の米成長見通しを従来の3.0%
  から2.7%に下方修正したことが嫌気されている。来週にFOMCを控える中、IMFはQE縮小
  来年にすべきとの見解を示していた。

 ダウ平均は一時130ドル超下落する場面も見られている。

 ダウ採用銘柄ではアメックスやJPモルガン、バンカメといった金融株が軟調。シェブロンや
  エクソンモービルも下落している。一方、ベライゾン、メルクが上昇。

 ウォルター、アーチコールなど石炭株の下げが目立っている。ウォルターがきょう提案され
 た15.5億ドルの借り換えを中止したと伝わったことが悪材料視。他の石炭株へも売りが
  波及した。市場が乱高下していることを借り換え中止の理由としている。

 ナスダックも反落。主力株は揃って下落している。

 ミリアド・ジェネシスが商いを伴って大幅安。米最高裁が実験室内で研究中に変化した
  遺伝物質に関してはその特許保護を支持するが、自然に変化したDNAに関しては特許は
  無効との判断が下されている。同社のようなバイオ企業にはその判決は一部障害となるとの
  見方が強まった。

 グルーポンが上昇。アナリストの投資判断引き上げが好感されている。同社の有効市場TAM
 (total addressable market)は広く、同業他社よりも素早く類似市場へのアクセスが容易
 との見解を示していた。          http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=187188

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/14)

 NY原油先物7月限(WTI)
   1バレル=97.85(+1.16 +1.20%)

 14日のNY原油先物相場は続伸。オバマ政権が内戦が続くシリアの反体制派への武器
 供与を決めたことでシリアの内戦は激化し、中東情勢への懸念が深まるとの警戒感が
 原油を押し上げている。また、FRBによる早期QE縮小はないとの観測も引き続きサポート。

 7月限は一時98ドル台まで上昇し、4月はじめにつけた高値を上回る場面も見られた。
                          http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=187182
 NY金先物8月限(COMEX)
   1オンス=1387.60(+9.80 +0.71%)

 14日のNY金先物相場は反発。この日の米生産者物価が予想を上回ったことでインフレ
 への懸念から金は買いの反応を見せている。

 8月限は一時1391ドルまで上昇したものの、1400ドルの大台を前に伸び悩んだ。
                          http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=187183


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