今日、日銀金融政策決定会合が開かれ、ロイターは黒田日銀の「バズーカ砲」に
市場も驚いた。と報じました。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130404-00000074-biz_reut-nb
横浜ザルも想定を超える施策に「アッパレ」の賛辞を贈ると共に、「ロケット砲」と
命名したい。
長期国債やETFの買い入れ額は、市場の予想上限さえ上回り、ドル/円は2円
以上円安に振れ、約200円安だった日経平均は、272円高まで急反転です。
同時に、10年債利回りは史上最低水準を更新しました。
政策目標を、金利からマネタリーベースの量に変更したことは、ボルカー元FRB
議長がとったインフレ退治政策以来の衝撃との声もあるようです。
黒田総裁就任からちょうど2週間。時間の乏しさや購入可能な資産は限られている
との見方から、今回の決定会合ではサプライズはないと高をくくっていた市場参加
者も多かったが、黒田東彦日銀総裁が、就任後初の日銀決定会合で、打ち出した
金融緩和策は、予想されていた緩和メニューがほぼ盛り込まれ、各資産の購入額も
市場予想の上限さえ超える内容となりました。
長期国債の償還を考慮しないグロスの買い入れ額について、市場予想は月5兆円、
上限でも6兆円だったが、今回の緩和では7兆円強になる見込みです。
長期国債購入の上限を定めていた銀行券ルールは一時、停止されることに!!
ETF(上場投資信託)は、市場規模が4.4兆円程度と小さいため、増額されて
も少額との予想が多かったが、これも市場予想を大きく上回っています。
ETFとJ─REITの保有残高は、それぞれ年間約1兆円、年間約300億円に
相当するペースで増加する様、買い入れることになりました。
先週末、当ブログでも言及した、ETFとJ-REITの買い入れ額が今後2年は
少なくとも2年以上継続されることは、大きなインパクトです!
さて、日経平均は、大幅に続伸の272円高の12634円の大引けとなりました。
(出来高 概算42.7億株の大商いです。)
NY市場の下落を吹き飛ばす施策を評価した、グローバルな買いが入った格好。
日経平均の続伸(反落からの切り替えしがスゴイ!)により、日中値幅は558円
とビッグ。明日、年初来高値更新が濃厚となりました。
注目のNY市場、日銀金融政策がダウを動かす状況で小幅高。週末の雇用統計
前に、反発展開も期待したいところ。
明日の日経平均、欧州市場が軟調ですが、3連騰の芽もありそうです。