今日、日銀は、景気の下振れリスクに対応し、10兆円の追加金融緩和を
決めました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120919-00000098-mai-bus_all
欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備制度理事会(FRB)が大胆な緩和策に
踏み切ったことで、何もしない日銀も、ようやく重い腰を上げた格好です。
とにかく、当面の円高緩和布石となる施策となった格好です。
政府は、9月月例経済報告で、景気認識を2カ月連続で下方修正し、安住
財務相は、「QE3(量的緩和第3弾)、ECBの動きの中で日本が何を
すべきか」と述べるなど、金融政策の出遅れを指摘した矢先でした。
FRBが追加のQE3に踏み切るなど、米欧が緩和姿勢を強める中、日銀が
追随しなければ、円高圧力が強まり、大変になるところでした。
横浜ザルが、指摘し続けた金融政策の一部を実施したことで、日銀の汚点が
緩和された格好です。
白川総裁も当ブログの読者であるとの巷のうわさ(?)もあり、ようやく少し
仕事をしてくれて何よりでした。
さて、日経平均は反発し、108円高の9232円の大引けとなりました。
(出来高 概算20.7億株と、株価上昇しての商い膨らみでOKです。)
追加緩和の歓迎で、為替の円高是正など、株式市場への追い風となりました。
日経平均の上昇により、為替相場の円安推移となり、一時5月以来の高値圏
まで上昇した場面もありました。着実に水準を切り上げて、週末9300円台
視野に入った格好です。
注目のNY市場、底堅い展開となっており、終了まで底堅い動きとなりそう。
明日の日経平均、リバウンド余地があり、続伸となるか注目されます。